prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「歓楽通り」

2005年05月30日 | 映画
「シラノ・ド・ベルジュラック」ばりに惚れた女をつまらない美男子に周旋する男の話。なんともいえずマゾヒスティックな感じは同じ監督の「仕立て屋の恋」を思わせる。ただ、一種のコスチューム・プレイ仕立てなので、意匠は華やかであれほど冷え冷えした感触ではない。

娼館の雑用係という女だらけな環境の割に全然縁がなく、かといって嫌われているわけでもない。こういうのを煉獄というのかと思う。
(☆☆☆★)



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社会派?

2005年05月30日 | Weblog
オリバー・ストーンが酔っぱらい運転と麻薬所持で逮捕。なんだか、すごく納得。
NHKで「ハリウッドを代表する社会派監督」と形容していた。社会派がこんなことをして、というのと、アレ社会派ですか?、というのと二重の意味でイヤミに聞こえる。

しきりと道端でメガホンで演説しているのがいるので見てみると、共産党から今度の都議選に出るつもりの人らしい。それはいいのだが、誰一人として聞いていない。だけではなくて、人通りそのものがほとんどない場所。ナニやってるんでしょ。選挙の事前活動とすると、マズいんじゃないの?

警察病院に親戚の見舞いに行く。病室が移っていたので二ケ所のナースステーションでどこか聞くと、二度とも患者とはどういう関係ですかと誰何を受ける。また別の病棟のことは看護婦に聞いても全然わからない。受け付けも警察関係者かどうかで分けられているし、なんかお上感覚。



写真は、近くでオープンしたコンビニ内部。鶏の空揚を100円セール中でニワトリの着ぐるみを着て宣伝しているというわけ。しかし、トリが自分を食べてって言うの、気持ち悪いと思うんだが。