WALKER’S 

歩く男の日日

出会いの旅 3

2019-05-11 | 日記

 
 お宿日和佐は6日目の宿、昨年春と夏に泊まって今回は3回目、初めてご主人のボーデ.ジャン.フィリップ(彫刻家でもある)が迎えてくれました、日本語ペラペラ、今日はどこからと訊かれて太龍寺の奥の院黒滝寺からと答えても奥さんもご主人ももちろん知らない、英語の地図を出してどこですかと問われて、英語の地図にも載っていないのですよとこたえる。お遍路何回目?随分回っているでしょう、13回目と答えると、たった13回、とご主人が言って一同爆笑。このセンスはなかなか日本人にはない。
 部屋は4室、素泊まりのみ、ぼくの隣は外国人カップル、ご主人とずいぶん話が弾んでいました。1階に泊まっていたのが4年ぶりの対面、岡山の神谷さん(仮名)でした。ぼくがダイニングで朝食をしていたら、ぼくのこと覚えてると訊かれて、はっとする。その前に40km歩くと聞いていたのですぐピンときました。4年前ときわ旅館で同宿、二人だけだったので結構話ができました。ぼくのブログも見てくれていて、4年前もぼくよりずいぶん遅れて出発したけれどいずれ追いつくと思いながら歩いていた。今日はどこからですかと聞いて、アイリンから、57km?!思わず大きな声を出してしまったのをはっきり覚えています。彼はその時1日平均50km、23日で四国を一巡したのでした。その時点ではぼくが出会った最も短期間で一巡する人でした。しかも彼は走らないしお参りもきっちりする、ときには6時前に宿を出ることもあるけれど、その翌日は6時からちゃんと朝食をとって6時半に出発、52km先の八丁坂に17時に到着しています。宿に迷惑かけることなく、暗い中を歩くこともない。どこまで行けるか分からないので宿の予約は基本当日の昼頃にする。なので有名になった山茶花などのなじみの宿に泊まれなくなってしまったと、
 翌日牟岐のお接待所でいっしょになって今年11巡目であることがわかりました、今年は4年前よりはだいぶゆったりで45km前後で歩いているのでそのあとも随分いっしょになることがありました。ぼくが強く薦めた大岐の浜やお遍路ハウス横屋にも泊まってくれました。横屋ではその翌日に泊まったので管理人の加藤さんと彼の話もたくさんできました。