WALKER’S 

歩く男の日日

出会いの旅 5

2019-05-12 | 日記


 7日目の宿もお遍路ハウス、キッチンみつ佳。宍喰の街の中にあります。
 お遍路ハウスは素泊まりのところが多いですが、この宿は食事もあります。そして普通の遍路宿と同じくらいの料金設定なので野宿の外国人などはあまり泊まらないみたいです。
 
 夕食はまず4種の前菜が運ばれてきます、これでいっぺんに度肝を抜かれる。右上が合鴨のハム、初めて食す、右下は白身のカルパッチョ風,この食感が小気味よくて味もしっかり、お刺身でこんなにうまいと感じるのは珍しい。左下はゴマ豆腐、濃厚で舌ざわりなめらか、
 
 本菜はミンチカツとチキンのロースト、
 
 デザートはレモンのソルベ、食後のコーヒーもあります。

 そして朝食、
 2食付きで6900円、部屋は2つ、4人まで泊まれます。Wi-Fiもあります。部屋にテレビはないけれど1階の談話室にあります。そこで見つけたのがヒーさんの韓国語の本、署名もあったから贈呈されたものに違いない。奥さんに聞いたらこの宿ができてすぐの頃、近くで友人の結婚式があってそれで泊ったということでした。日本語の本は買ったそうです。
 この近くには民宿えびすといういい宿があるし3km先にはみちしおという値段の安いお気に入りの宿もあるのですが、次に来るならここしかない、全体の感じもすごく落ち着けてゆっくりできます。同宿の人としゃべる機会は少ないかもしれませんが、それでもいい。


出会いの旅 4

2019-05-12 | 日記


 今回の旅で初めて泊まる宿は15軒、その最初が3日目の宿、お遍路ハウスペレグリノです。距離がちょうどよかったのもあるし、料金が素泊まりで1000円~(寄付)というのが何といっても魅力的、写真を見てもわかるように普通の家でも宿でもありません、もともとは倉庫、だったのがオーナー自身が住むために住居用にリフォーム、管理人さん家族が1階に住んで宿は2階と3階、といっても1組しか泊めないので3階は使われていません。はじめは定員15人で始めたのが、外国人2人が泊まった時ちょっと言い争いのようなことになってしまったことがあって,以来トラブルを避けるために一組限定にした、少しもったいない、そんなことめったにないと思うけど。もとは倉庫というだけあってそんなにきれいでもないしかなり雑多な感じもありますが、居心地は全然悪くなかった、Wi-Fiもあるし、お風呂はビジネスホテルのユニットと同じタイプだけど、お湯はよく出ます。管理人さんは仕事をしているのでカギを開けておくので勝手に入ってくださいと事前にメールがあります、そういうのもこの値段だから全く気になりません。管理人さんは元バックパッカー、四国も歩いています、もっと歩きたかったみたいだけど子供が3人できて今は落ち着くしかないと言ってました。この値段はスペインの巡礼路に整備されているアルベルゲ(簡易宿)とほとんど変わらない、アルベルゲは大部屋にベッドが並んでいるだけだけれど、ここは完全個室でお風呂も台所もあるし布団もある、野宿で巡っている外国人からすれば最高の宿でしょう、実際、外国人の割合は7割を超えているのではという感じでした。泊った人に何か一言後々泊まる人のためにメッセージをと葉書を渡されます。その書き込みがホワイトボードにずらりと張り付けられています、ほとんどが外国語、英語だけでなくフランス語、韓国語、中国語。日本語のメッセージは探さないと見つけられないくらいです。お接待のカップラーメンとみかんもありがたい。野宿の人には超おすすめの宿ですが普通に宿に泊まっている人には積極的には勧められない、ぼくは来年も泊まる予定にしていますが。ぼくにとっては避けるべき嫌な要素が何一つなかった、安くても嫌な宿もあるし、高くてきっちりした宿でも嫌な要素が一つあると二度と泊まりたいとは思わない、我慢する要素というのはこの1か月に及ぶ大変な旅ではできるだけゼロに近づけたい、