WALKER’S 

歩く男の日日

出会いの旅 2

2019-05-09 | 日記


 ちょっと分かりにくいですが、石手寺の門前で店番をするニャンコです。
 一昨日玉井さんから葉書が届きました、玉井さんは2年前八栗寺門前の岡田屋旅館で同宿になったお遍路さんで、3巡目が終わるところだったのですが、ぼくの知らないことをいろいろ教えてくれました。回数ではぼくのほうが大分多かったのですが,ぼく以上のベテランという感じで、話を聞くのが本当に楽しかった。その時教えてもらったのが、仁庵と風自遊庵です。仁庵は八栗寺手前のお接待所ですが、ぼくはその存在すら知らなかった、というのもぼくが仁庵の前を通るのはいつも9時前後でまだ開いていない時間帯だった。昨年、そして今年とお世話になっていろいろお話も聞いてもらいました。風自遊庵は岩本寺の5km手前のお接待所、国道の右側を歩いていて脇道に気づくことは一度もなかったのでした。教えてもらって昨年初めてお世話になって1時間ほど居座ってしまい、今年も75分もたっぷりお世話になってしまいました。時間が許せばもっといたかった。お接待をいただくことよりお話しできることが楽しい、風自遊庵では新しい情報も教えてもらえます。この2か所は札所以上に外せない大事な場所になりました。
 今年13番の手前のおやすみなし亭で玉井さんのお札を発見、3月1日の日付、ぼくより1か月早く始めていたので出会うことはないと確信はしたのですが、今年も歩かれていることが分かって安心、そのあとも明石寺の5km先の休憩所でお札を発見、ときわ旅館で訊いたら、その日付の日に来られて、翌日はご主人が水戸森峠の桜をすすめたら、実際に歩かれて楽しまれたということでした。そのあとお遍路ハウス横屋で訊いたらこの春はまだ来られていない、仁庵でもまだということだったので松山あたりで区切られたのかと思っていたら、葉書には4月9日64番で区切ったと書かれてありました。続きには秋に歩かれます。いただいた葉書は南光坊でお接待されたもので、道に迷ったお陰で沢山のいい人に会えたなあ、と印刷されていました。まさにお遍路の醍醐味ですね。