WALKER’S 

歩く男の日日

春遍路 徳島の宿①

2024-05-23 | 日記

  
 1日目の宿は3番金泉寺の北700mほどのところにある旅人の宿道しるべです。16年前と17年前に泊まったことがありますが、その時はいずれも素泊まり。今回は食事付きで泊まります。

夕食、やはり温かいのがメインであるとうれしい。
同宿はお遍路初めてのご夫婦、金泉寺の門前で会った。先の宿もほとんど決めていなくてかなり無計画な感じで心もとない。行けるところまで行って区切るというようなことを言っていたけど焼山寺はとても登れそうな感じではなかった。あわらくやに泊まれば柳水庵で区切ることもできるけど絶対に満室のはず。

2食付き6000円、最初ドミトリーで予約しようとしたけど今はドミトリーはやっていないとのこと。Wi-Fi あり、ウォシュレットあり、洗濯無料乾燥なし。浴衣なし。朝食は6時から。文句なしおすすめの宿ではあるけれど、ここから藤井寺の手前まで行くのはちょっとしんどいという人が多いかもしれない。




2日目の宿は藤井寺の4km手前にある「あわらくや」。初めての投宿です。お遍路ライブでもたびたび話題に上る評判の宿です。藤井寺、切幡寺までの送迎があるし、焼山寺を1日で登れない人のために柳水庵までの送迎もしています。ぼくは藤井寺に2時半ごろ着いたのでメダカやさんで1時間ほどくつろいで3時40分にお迎えしてもらいました。

揚げ物は熱々でした。同宿はお遍路ではない日本人男性とオランダ人女性二人。二人とは切幡寺のあの階段ですれ違って潜水橋の手前で追い抜いていた。二人は藤井寺まで来ていないのでかなり早く宿に入っていたはず。ホームページではチェックインは16時になっているけれど14時過ぎには入っていたはず。二人は15番くらいまでで区切ってあとは京都やほかの観光地を巡る計画。せっかく1か月の日本旅行で四国だけというのはあまりにもったいないというのは当然でそういう旅行者が増えているというのも実感するところ。四国には5年後に戻ってくるという。若いから費用を捻出するのにそれくらいの時間を要するのかもしれない。

あわらくやの朝食は6時から。2食付き7500円、Wi-Fi あり、ウォシュレットあり、洗濯200円乾燥200円、浴衣あり、テレビは居間(和室の食堂)にあります。11人は泊まれるように申請はしているけれど、十分なお話やお世話ができないのは不本意だと3組5人くらいまでの予約にとどめているそうです。お遍路ハウスにも入っているので外国人の予約が多いし、観光で利用する人も多いので予約は1か月以上前にホームページのほうからするべきでしょう。四国全部の遍路宿の中でベスト5に入ることは間違いない。
 この宿は最初で最後になると思っていたけれど、切幡寺まで送迎があるとすれば次回も泊まれるのではと考える。農家民宿桜やは2食付きで6000円だから迷うことはない、でもご主人といっぱいお話ができたし同宿の人ともできる可能性が高い。桜やは1組限定の宿だから同宿の人がいない。値段の安い宿か話ができる宿かすごく迷う。



   
3日目の宿は井戸寺から4km半のところにある「歩き遍路 宿びざん」、7回目の投宿になります。藤井寺からだと本当なら植村旅館になるのですが、鬼籠野まで歩いてバスで飛んできました。やっぱり値段と話しやすい宿、情報交換の出来る宿ということでここしかないという感じです。
素泊まり4500円、Wi-Fi あり、ウォシュレットあり、洗濯100円乾燥200円、パジャマあり、テレビなし。
 同宿は2巡目の日本人男性とスイス人女性。女性は山で転んでズボンの膝を破いてしまった。手首も少し痛めている。ご主人がクリーニング屋さんの指示を仰いでひざの繕いを済ませ白衣にアイロンをあてる。それを見て「so generous」と彼女に言うと深くうなずいて人差し指を目の下にあてて下へ動かす。ぼくがここに来るのはそういうこと。本当の意味での遍路宿に泊まりたいから。

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