男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

わけぎの玉子とじ

2011年04月09日 | 肉類・たまご
 
わたしの祖父はわけぎが好きで、毎年のように栽培していました。
わけぎは別名一文字・ひともじとも言います。祖父は「しともじ」
と呼んでいましたが、「ひ」が「し」に訛ったのでしょう。

わけぎはネギ科ネギ属の球根性多年草。ネギと違いタネを作らず、
地下球でふやすので、ネギ坊主のような丸い実ができません。
ネギの中には、ネギ坊主ができない「坊主知らず」というのがあり、
10年以上前作っていましたが、惜しいことに絶えてしまいました。

わけぎの原産地はギリシャ。古くはネギの変種と思われていたが、
ネギと玉ネギの雑種として、独立した種として分類されました。
わけぎは4月中旬から下旬が旬といいますが、私は少し早い3月
下旬から4月上旬の柔らかいものが好きです。

海外ではSpring onion(春の葱)・Salad onion(サラダネギ)と
呼ばれ、ほかにGreen onion・Green shallotの名があります。
国内では主に関東以南で生産・流通し、尾道市が最大の生産地、
成分はカルシウム・鉄・ミネラル・ビタミンA・B2・Cなどが豊富です。

わけぎは、初夏のころ鱗茎が肥大したのを掘りあげ、風通しの良い
ところに吊るしておき、8月下旬に植えつけます。毎年栽培しても
折角育ったのを全部は食べきれず、大半をムダにしてきました。
今年は全部を食べよう・・・その思いが「玉子とじ」になりました。
  
わけぎの使い道は「ぬた」と決めていますが、甘めに煎りつけて玉子でとじてみました。
はじめ、にら玉のようにゴマ油でいため、しお・胡椒して、溶きたまごと炒めたら・・・と
思いましたが、待てしばし・・・あぶ玉丼がヒントで玉子とじに変わりました。


材料
わけぎ 5~6本 80g
たまご 2こ 100g
日本酒 大さじ 3
みりん 大さじ 1
醤油 小さじ 1
鰹まる 小さじ 1/2
以上の材料は1人分です

作り方
わけぎの白いところと青い葉の中ほどで
二つに切り分ける。
白い茎の部分は2~3センチ、青い葉の
ほうは4~5センチに切る。

フライパンに、日本酒を入れて煮立たせ、
わけぎの白い部分を入れて煎りつける。
続いて青い葉をくわえ、サッと煮てから、
みりん、醤油、鰹まるを入れて煮る。
・・・あまりクタクタ煮ないで、サッと煮くらい
手早く煮つけるのが、おいしくつくるコツ・・・


玉子をわりほぐして、まわしかける。
玉子が半熟ほどで火を止める。

このまま食べてもおいしいが、温かいご飯に
ぶっ掛けて食べてもおいしいですよ。



たまごとじ丼にしたときの主要成分です ( ご飯は135g )。
おかずは、エビフライと、水菜のごま和え(前日の残り物)。
赤字はおかずを含めた数字・(  )内は1食あたりの栄養基準量
熱量490㎉・630㎉(700㎉)
炭水化物 67g ・ 85g (92g)
脂質 10g ・ 14g (16.5g)
たんぱく質 18g ・ 27.8g (20g)
カルシウム100mg ・ 310mg (200mg)
食塩相当量 1.9g ・ 2.8g (3.0g)




  
コメント
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