北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

命の使い道

2009-04-21 23:53:50 | Weblog
 「命」という漢字がつく単語を並べてみる。

 宿命、運命、使命、天命…、まだまだあるかもしれませんが、とりあえずこれくらいにしておきましょう。

「宿命」とは、辞書を引くと「生まれる前の世から定まっている人間の運命」などと書いてあります。

「運命」を引くと「超自然的な力に支配されて、人の上に訪れるめぐりあわせ。天命によって定められた人の運」とありました。

「使命」は「与えられた重大な務め。責任をもって果たさなければならない任務」となる。与えられた、というからには誰かからのものなのですが、上司、社長、それとも天から…。与える主体を考えると意味が広がりそうです。

「天命」となると意味が広くなりますが、ここでは「1. 天の命令。天が人間に与えた使命。 2. 人の力で変えることのできない運命。宿命」というあたりにしておきましょう」

 こんな命についての単語を話していてある友人はこう言いました。

「辞書を引くといろいろ書かれているけれど、僕はそれぞれをこう理解している」
「ほう、聞かせてもらおうか」

「いいかい、宿命というのは、生まれと共に負う状態だよ。どんな親に生まれ、貧乏か金持ちか、才能のある親から才能を分け与えられたか、どの土地に生まれたか…などということは、まず生まれと共に背負う初期条件だな。これが宿命」
「なるほど」

「つぎに運命。これは宿命を背負いながら、自分の努力で切り開いた結果得られる世界だよ。運命は自分さえその気になれば、どんな境遇に生まれようと変えられるものだと思っている」
「ふむ」

「そして、宿命を背負いながら運命を切り開いて、ある程度の年齢になると考え始める、『自分の今生は何のために生まれてきたのか』と。自分の半生を掛けて培った能力や友人、財産、経験などから、自分がこれから先に命をかけるに値することは何なのかと考え始めるんだ。それを考えたら、それが使命感だ。つまり天から今生を与えられて果たすべき『使命』を感じるというわけだ」
「ほうほう」

「そして、使命を果たしながら、寿命や今生の到達点を見極めて『これが天命だったか』ということに思いが至る、というわけだな」
「分かるね、その気持ち」

「そうかい、分かるかい」
「ああ、そろそろ人生の半分を過ぎると、まさに今生は何のためで、残る命は何に費やすべきなのか、と考えることがあるよ。まさに命の使い道というわけだな」

「そう!それだよ、まさに命の使い道というやつだ。それが何なのかをそろそろ探し始めたくなる年齢だと思わないか」
「まさに、迷いと諦めと希望が渾然としているよ」

「そうか、自分も物狂おしい気持ちになることがあるんだ。お互いに命の使い道を間違わないようにしような」
「ああ、そうだな」

    ※    ※    ※    ※

 健康な肉体に、経験とまだ残る幾ばくかの若さ、培ってきた多くの財産を掛けるのはどういうことなのだろうか、と考えることが多くなってきました。

 たくさん与えられてきたものをどういう形で社会に還元し、旧に倍してお返しをして行くことができるのでしょうか。

 命の使い道とはよく言ったものですが、迷いも多いのです。 
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権力の正しい使い方

2009-04-20 22:50:10 | Weblog
 自治体にとって首長が替わるということはどういうことでしょうか。

 関心のない自治体の首長が替わったと言われても、「はあ、そうですか」というくらいの反応しかないだろうけれど、自分の住んでいる町の首長が替わるということになるとその影響は実に多岐にわたることになるでしょう。特に、行政に関わっているものには死活問題であるはず。

 前任者に対して新人が選挙に挑んで真っ向から争って戦って、新人が前任者を破った場合などは、勝者は「市民の意思が示された」という錦の御旗を手にすることになります。

 その結果、あからさまにひっくり返さないまでも、推進者の影響力を少しずつ排除して、それまで前任者が進めてきた政策をひっくり返すということが往々にしてあるものです。いわゆる権力とはそういう側面を持っているもの。

 支援者の側も、旗幟を鮮明にして支援活動をすればするほと、「勝てば官軍、負ければ賊軍」ということになり、結果によって立場が天国と地獄に分かれることになります。

 選挙は有権者の意思が反映されるという面は確かにありますが、同時にともすると地域を二分して愛憎が入り乱れることになるので、その功と財を冷静な目で見てほしいものです。

 戦いが熱くなればなるほど、相手を憎らしく思い、坊主憎けりゃ袈裟まで憎くなる心理もあるのでしょうが、感情ではなく、誰がどう進めようが真に地域にとって有効、有益な政策であれば継続することで地域の融和を図るというやり方も大切なはず。



 江戸から明治にかけて、幕臣だった榎本武揚は、官軍による軍艦の接収を拒否して、函館五稜郭を舞台に官軍に抵抗し明治元年10月から翌年の5月までの約半年にわたり箱館戦争を起こしました。

 降伏後は天下の大罪人であったにもかかわらず、黒田清隆の庇護の下、北海道開発に従事し、海軍中将兼駐露公使や海軍卿を始め大臣を歴任するという形で明治の日本の発展に貢献しました。まさに黒田に人を見る目があり、かつそれを使うという人間の大きさがあったのだと言えましょう。

 権力は自己の政治的思惑を果たすためではなく、地域の資源や人材を活かし、幸せをもたらすために使うべきであることは言うまでもありません。

 時あたかも、日本中で市町村合併をした地方自治体の統一首長選挙が花盛りです。

 信任された皆さんには、「ダモクレスの剣」の故事を思い出し、権力は謙虚にかつ正しく使ってほしいものです。 
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箱根の温泉でリラックス

2009-04-19 23:30:37 | Weblog
 ここのところ少々ストレスが溜まり気味。思い切った気分転換をしようと、箱根まで出かけてみることにしました。

 箱根と言ってもいささか広いので、今日のところは箱根の温泉へ行くことに。

 何しろ朝思いついたので、すぐにネットを開いてお得なクーポンを印刷するとそれを持って電車に飛び乗りました。

 小田急沿線なので箱根へ行くには便利。小田原で箱根登山鉄道に乗り換えて、ここからは坂道を上って行きます。

 

 箱根湯本でさらに強羅行きへ乗り換えてここからはいよいよ日本の鉄道で最大の80/1000(80パーミルという)の勾配を上って行きます。あまりに坂がきついので、素直にカーブでは上がってゆけず、途中の二箇所でスイッチバックをします。

 

 スイッチバックとは頭から突っ込んで、今度は向きを反対にして上って行くというかたち。それだけすごい勾配なのです。やっとのことで小涌谷駅へ到着。

    ※    ※    ※    ※

 小湧谷駅からは坂道を徒歩で歩いて温泉へ。途中、千条の滝(ちすじのたき)を巡りながらの山道ハイキング。山の中の桜がきれいでした。

 

 さて、温泉は小涌園ユネッサンという温泉テーマパークのようなところ。
 → http://www.yunessun.com/


 今日は存分に温泉でリラックスしました。

 しかし箱根も広いのでまた来たくては。

 
 ちなみにこの道路は箱根越えの国道一号線。お正月の学生駅伝で有名な道路です。
 
 
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親がだらしない、か…

2009-04-18 23:00:06 | Weblog
 教育界に身を置く友人との会話。

「『教育』って『教え育む』ということなんだけど、最近は教える先生の側の力量も問題ですが、教えられた生徒である子どもたち自身の育む力も落ちているんだよ」
「例えばどんなことが?」

「例えばちょっとだらしなくしている女の子がいるとするよね。昔は『そんなにだらしないとお母さんがだらしないと思われるぞ!』って叱ったものなんだ」
「本人以上に母親の面倒見の力だな」

「そう、昔はそれが効いたものだし、『親を悪く言うな!』なんてちょっとしたトラブルだってあったものなんだ。ところが最近は、そういう叱り方をしてもとんと反応が無いときたもんだ」
「ううむ、そういうものかね」

「『だらしない』というのは、相当に強い非難の言葉だったはずなんだけど、今はだらしないのが当たり前になったのか、と思ってしまうよ。多分家庭教育の領域なんだろうけどなあ」
「なるほどな。親として子どもに対して言うことを聞かせるような関係性を保っているかどうか、ということかな」

「そうかもしれない。学校はどこまで家庭のなかに影響出来るのか、難しいところだな」

    ※    ※    ※    ※

 私自身だって、だらしないところはたくさんあるし、恥ずかしくなることも多いので、学校の先生に言われたからといってすぐに直せないこともあるはず。

 しかし、それを簡単にあきらめてしまったのではやはり自身の自己改善=しつけにならないということでしょうか。

 自分に嫌なことは良いことだ、とはなかなか思えないのも人情でしょうか。難しいね。 
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ホームレス対策最前線

2009-04-17 23:02:14 | Weblog
 時々参加する比較住宅政策研究会という名の勉強会。

 今日のテーマは「路上生活者の社会復帰~地方都市『市川市』の挑戦」ということで、千葉県市川市によるホームレス支援についてお話を聞きました。

 市川市の路上生活者は現在150名余りで統計上は千葉県内で一番多いということになっています。

 そこで市川市は、市内各地に散らばる普通の民間賃貸住宅をステップハウスとして用いながら、この5年間で約200名の路上生活者を社会復帰させてきました。

 市川市の賃貸住宅の空き家率は12%。都道府県、政令市、中核市を除くと、全国で市川市と久留米市のみが、ホームレス自立支援計画を策定しています。今日の説明者は市川市のホームレス支援担当のAさん、なかなか芯のしっかりした方です。

 さて、最近の金融恐慌による不景気でホームレスも増加しているとのこと。 東京でのホームレス対応は即就労をねらうのですが、市川市では高血圧ではねられるケースが多いのだとか。

 ホームレスは家がないだけではなく、ホームを失っている状態。市川市ではNPOに委託して一人一人の事情を聞き取ると、病気、アルコール中毒、統合失調症など様々で、なかでも特に重篤な症状はアル中なのだそう。

 そしてアルコール中毒になる原因は、家族が一人一人と去って行き最後に一人残った寂しさから酒に走るようになってしまうのだとか。

 アルコール中毒になると、脳が萎縮してしまい、意思疎通を図ることや短期的な記憶を保つのが難しくなってしまうのだそう。

 そこで市川市では結核等健康診断、巡回指導員の配置、自立支援住宅を用意するなどの独特な政策を採り始めました。 

 しかし市川市がこうしたホームレス政策を採るようになったのは、地元のコアなホームレス救済団体との政治的闘争が原因だったというのは驚きでした。

 この団体が市役所に強行に働きかけたり激烈な反対闘争を繰り返したことでそれを逆に取り込んで納得させるために却って先鋭的な対策を打ち出したという歴史なのだそうです。

 今では市長を始め、「日本一のホームレス政策をやろう」という機運になっているのだそうですが、市役所内の担当者同士では「どうしてそこまでやる必要があるのか」といったぶつかりあいも日常茶飯事だそう。

 ホームレス対策をするお金があるのだったら子育てや介護に回せ、という声も大きいそうで、なかなか大変です。

 ホームレスに自立してもらうということがどれくらい大変なことか分かりました。行政の最前線は本当に大変です。
 
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未来予想図

2009-04-16 23:54:39 | Weblog
 つい最近まで転勤で札幌の隣の小樽市にいた知人から、「また転勤になりました。小樽で会えなくて残念だったね~」というハガキが届きました。

 そういえばもう30年近く年賀状のやりとりだけだった知人でした。札幌の隣にいるんだったら、帰省の際にいつでも会えるね、などと思っていたのが失敗の元。

 その「いつでも」は「今」のことだったんだ、と改めて気づきました。

 今度の転勤先は東京都内。やっぱりいつでも会える距離になったようですが、今度はちゃんと連絡してみようと思います。

    ※    ※    ※    ※

 ドリカムの歌に「未来予想図Ⅱ」という曲があります。「ずっと心に描く 未来予想図は ほら 思った通りにかなえられてく…♪」という歌詞が印象的なハッピーエンドのラブソングです。

 自分の場合は、「きっとこうなるはず」という未来予想図は、なかなか思った通りにはかなえられていませんね。 
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ネットブックでの悩み

2009-04-15 23:43:13 | Weblog
 ネットブックを買って約一月が過ぎました。

 出張したら使おう…、などと思っていたら案外出張が無くて、日の目を見ない昨今です。

 出張に持ち運ぶことはそれほどなくても、家に老いていて便利だと思ったのは、LANケーブルを繋げば、枕元で布団に入りながら寝るぎりぎりまでネットができるようになったこと。

 ネットサーフィンをしながら、眠たくなったところでスイッチを切って寝てしまえるというのは、寒い冬などには特に便利だと思いました。

 ところが逆に困ったことも。それはネットをする分、寝る前に本を読む時間が無くなってしまったことです。

 そう言えばこの一ヶ月あまり本を読んでいないことに気づきました。

 心を改めて少しネットから離れて、古典にも目を向けようと思う今日この頃。

 なるほど、ネットと読書は少ない時間の取り合いになっているのでした。

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生卵で日本を知る

2009-04-14 21:25:38 | Weblog
 生卵一つでも、異文化を体験出来るのです。

 お馴染みsearchinaブログから、生卵を通じて日本人の恐ろしさを体験した方のブログです。

 ※  ※  ※  ※ 【以下引用】 ※  ※  ※  ※

【中国のブログ】「生卵」を通じて感じた日本人の恐ろしさ
                          2009/04/13(月) 11:34

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0413&f=national_0413_016.shtml

  日本は様々な食材を生で食べる習慣がある。この生食は慣れていない人からすれば苦痛に感じるようである。このブログは仕事で日本を訪れた中国人が、ホテルで供された「生卵」を通じて経験したことを綴ったものである。以下はそのブログより。
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  仕事のため、私は愛憎相半ばする日本を訪れることとなった。日本に足を踏み入れて、まず驚いたのは日本人の秩序への意識の高さである。

  日本の道路では、気の向くままに車線変更する車などは見られなかった。交差点で対向車に出会えば、双方がほぼ同時に停車し、互いに譲り合っていた。横断歩道では、ほぼ全ての車が停車し、歩行者に道を譲るのであった。

  日本を訪れる前は中国国内での報道にあるとおり、物価が非常に高いのだと思っていたが、一人当たりGDPが中国より数十倍も多い国であるにもかかわらず、日本の物価が中国と大差ないのには驚いた。中国に比べ、交通費や外食費が多少高いくらいで、食材や洋服、日用品、車、電化製品などは意外と安かった。

  日本滞在中はホテルに泊まっていたのだが、朝食は日本食であった。日本人は生卵をご飯にかけ、醤油を加えて食べる習慣があるが、私は生の食べ物は嫌だったので、他のおかずだけを食べ、生卵は食べずに残していた。

  次の日の朝食にも同じように生卵があった。眉間にしわを寄せながら、何気なしに卵を触ってみると、今日の卵は熱いではないか。周りの客の様子を見てみると、皆は普通に生卵を食べており、私の卵だけが熱を通してあるようであった。

  私は生卵を食べないということを誰かに喋ったことは無く、ただ生卵を食べずに残しただけである。ホテルの従業員は私が生卵を食べない人間であることを見抜き、次回からは熱を加えた卵を供してくれたのである。

  この出来事は、私が日本で最も震撼した出来事であった。日本人は敬服の念を抱かせる民族であると同時に、何と恐ろしい民族なのだろう。
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(出典:niune的日志意訳編集担当:畠山栄)


 ※  ※  ※  ※ 【引用ここまで】 ※  ※  ※  ※

 平成21年度に入って早々に、政府は補正予算で経済回復を果たそうとしています。

 そのなかに、より多くの留学生を受け入れる環境作りというものも入ることが検討されているという噂を聞きました。

 日本人の中には、日本国民も苦しんでいるのに留学生を優遇する必要があるのか、と疑問を投げかける人もいるようです。

 しかし、中国でのブログを見ていると、いかに中国国内で日本についてゆがんだ情報を与えられ、それが現実に日本へ来ることで意識が変わったり、日本や日本人の良い面を発見したか、ということを綴った文章に良く出会います。

 もちろん全てがそうではないのかも知れませんが、日本という国の実体を多くの人に実体験としてみてもらうことがどれだけ将来のイメージ改善につながるかは計り知れないと思います。

 苦しい時でも、国の外向的将来に投資をしておくことが有効だと思います。

 交流こそが自国への理解と相互理解に役立つものだと思います。

 生卵かゆで卵かですらが、日本なのですから。 
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住民と女子大生がはじめたまちづくり

2009-04-13 23:44:27 | Weblog
 ときどき参加するまちづくり勉強会。

 今日は「住民と女子大生が始めたまちづくり」というタイトルに惹かれて参加をしてきました。じょ、女子大生!?というわけですが、説明をしてくださったのはそのリーダーたるコンサルタントのおじさんでした、期待した自分が恥ずかしい…(笑)

 今日の話題の女子大生が始めたというのは、小田急線沿線の「読売ランド前駅」周辺でのまちづくりの話題です。

 

 実は読売ランド前駅にはすぐ近くに日本女子大のキャンパスがあって、今日ご説明をしてくれたAさんが大学や地域に声を掛けてランド駅周辺でのまちづくりを始めたとのこと。

 商店会の人たちも、当座は何とか商売が続けられそうなのですが、未来に対して不安があるということで、この活動を暖かい目で見守ってくれているそうです。

 具体的な活動としては、わずか100軒ほどの商店会で、日本女子大生、地元商店、地元住民のコラボレーションによって「地元ブランド商品」を作りそれを配ってみるといったことを始めたそうで、その作品の一つである「ミス・チェリー」というお菓子が「2008かわさき名産品」に選ばれ、ついで「2009全国推奨観光土産品」として認定されたのだとか。なかなかのものです。

 

 この女子大生によるまちづくり活動は今3年目に入ったところだそうですが、活動の中心は1、2年生で、3年生になるともう就職活動などで離れて行くとか。

 それでも自らが参加した活動レポートを欲しい、と言う女子学生がいるので、何に使うのかと思いきや、就職活動での自己PRに使いたいというのだとか。しっかりしてますねえ。

 女子大生の感性と行動力は、男性のものとはひと味違うまちづくりにつながるかも知れません。

    ※    ※    ※    ※

 その後の意見交換で、「ドトール効果」という単語が登場して、その場にいた一同が「そうだ、その通り」と膝を叩く一幕がありました。

 ドトールとはもちろんコーヒー販売のチェーン店のことですが、「ドトール効果」とは、駅前のドトールが、地域のリタイア層の人たちにとってちょっとこぎれいな格好をしてコーヒーを飲みながら新聞を読んだり仲間と世間話をするたまり場になっている、ということを言うのだそう。

 これが「スタ○」じゃちょっと値段が高くて、「マクド○ルド」では客層が若者に偏るのだとか。

「ドトールの値段とコーヒーの旨さが良いらしいですよ」と言うと、何人もが「私の家の近くの駅前もそうですよ!」と納得していました。

 どうやらそのニーズは明らかに地域の高齢化がベースになっているようです。

 皆さんの近くのドトールはいかがでしょうか。
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メルクス、矢切の渡しへ

2009-04-12 23:57:30 | Weblog
 昨日の柴又ツアーからもう一ネタ。

 駅前の観光案内所ではいろいろと地域の情報を仕入れることができました。そこで話をしている時に目に入ったのがちょっとおもちゃっぽい音声ガイド。

 

 

 太い鉛筆のような形をしています。スイッチを入れて、地域の地図が印刷されたプラスチックのボードの音声マークに機械の先っぽをあてると、その場所の説明が音声で聞こえてきます。

 日本語だけではなく中国語や韓国語など4カ国語に対応していて外国からのお客さんでも楽しめます。

 

 

 このガイド機械、柴又界隈の観光スポットだけではなく、寅さん記念館のなかのコーナーでも地図のポイントマークに機械をあてると音声ガイドが聞こえて来るというものです。

 しかも寅さん記念館の中は静かなことから、記念館の中ではヘッドホンも貸してくれる親切さ。

 料金は借りる時に千円を払って、返す時に500円を返してくれるシステムで500円というわけです。

 このサービスはいつから始めたのですか、と訊いたところ、「この4月からです」とのこと。

 まだ始まったばかりとは嬉しいですね。柴又観光には是非どうぞ。

    ※    ※    ※    ※

 帝釈天のすぐ裏の江戸川には今でも残る渡し船、矢切の渡しがあります。

 対岸までは大人料金で100円。「自転車は乗れるんですか?」と訊いてみたところ、「空いている時なら良いけれど、込んでいる時はちょっとね」とのこと。

 今度は空いている時に来てみようと思います。 

 

 
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