北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ピンチはチャンス

2007-08-21 23:57:28 | Weblog
 夜に蝉がベランダに止まって大きな鳴き声を発し始めました。ただでさえ暑いのに、よけいに暑苦しくてタオルをもって追い払いました。かわいそうだけど許してね。

 北海道から知人が尋ねてきてくれたので職場の近くで軽く飲みました。知人は建築と土木の建設業の若手専務です。

  

 景気は相変わらず悪いようですが、そんな事ばかりも言ってはいられない、というので新たな分野に挑戦しているのだそうです。その一つがホテルのリニューアルという分野なのだとか。

「ホテルのリニューアルって、そんなに需要があるんですか」
「外資などに経営母体が変わって、チェーンのホテル全体がイメージを一新するということがありますね」

「北海道でですか?」
「そういう場合は全国チェーンですから、関西や北陸まで呼ばれていきますよ。でもリニューアルというのは、それまでの施設があるわけですから、壁紙をはがしながら次に張る壁紙を用意する…というように工程がどんどんかぶってきて苦労も多いです」

「工期だって短いのでしょう?」
「ある物件では、月曜から金曜日の五日間で仕上げて欲しいという施主からの要望で、二名の現場監督を昼夜交代で担当させて仕上げました。でもそれだと結構な金額の契約になるので、やりがいもありますね」

  

「でも厳しい条件の仕事をこなして行くと、実力もついてくるのじゃないですか」
「そうなんです。内地で民間の仕事を受ける建築の部隊は厳しい条件をクリアして当たり前という感覚が身に付いてきているのですが、道内で公共事業しかないという土木の部隊はどうしてもその辺の意識がついていかないみたいですね」

 苦しい状況を一歩ずつ超えてみると、苦しかった条件を当たり前にこなしている自分に気づくのだそうです。

 ピンチはチャンスなんですね。

 北海道にも志のある建設業者さんはいるものです。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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恐縮です (北海道より)
2007-08-27 14:03:33
先日はお忙しい中お付き合いいただきありがとうございました。知的好奇心を大変刺激されたひと時でした。ブログにとりあげていただいて気恥ずかしい反面改めて元気とやる気が出た気がします。どうもありがとうございました。

これからも色々な東京を再発見されますように^^

北海道より

PS:アヴァンティ、私もよく聴きます^^小洒落た設えの番組ですよね
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ご苦労様でした (管理人)
2007-08-27 22:51:53
 こちらこそ楽しいひとときをありがとうございました。短時間の会話では分からないことをいろいろと教えていただきました。

 これからも東京とは何かを見つめて行きますよ。

 先日の居酒屋での会話も、私自身のアヴァンティだったんですよ、ふふふ。

 ではまた。
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