北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

カツオの美味しい話

2008-05-29 23:37:51 | Weblog
 とある公園緑地研修の講師をするために国分寺まででかけてきました。

 講師役は私ともう一人、造園コンサルタント会社の社長をしているAさんとで行い、研修員たちが作成した計画を見て講評を行うというものでした。計画するということは絶対的な正解はないので、多くの人たちの多様な意見を見聞きして、教えられることも多々ありました。やはりたくさんの人があつまるとバラエティに富んだ意見が出るものです。

    ※    ※    ※    ※

 仕事が終わってから一緒だったAさんと、国分寺駅周辺の居酒屋でいっぱいやって盛り上がりました。

 実はこのAさん、表だって活躍する姿はあまりお見かけしないのですが、何か困ったことが発生したときにはみんなが頼る、裏方としての実力で知られた方なのです。
 国のちょっとした基準作りや短時間での資料まとめなど、せっぱ詰まったときに呼び出され、それでいて「あまりお金にはならないんですよ」と苦笑い。公務員も大変ですが、その陰でこういう方たちの協力によっていろいろな政策ができあがっているのですね。

    ※    ※    ※    ※

 Aさんと居酒屋をどこにしようかとうろついていたら「カツオ食べ放題、飲み放題1980円」という看板が目に入りました。「本当かな?」と怪訝な面持ちでとりあえずそのお店に入ってみることに。

  

 お店のお姉さんに「これはどうなっているの?」と訊くと「カツオはお刺身とにぎり寿司と漬け丼の三種類が食べ放題で、飲み物はこのメニューからになります」とのこと。飲み物のメニューの内容も満足の行くものだったので、もう迷わずこのコースに決めました。

 Aさん曰く「なんだかんだ言って、飲み屋さんが一番企画に工夫をしているような気がしますね。やはり競合と競争があるっていうのは新しい工夫へのエネルギーなんですね」
「国は政策の競争が出来ませんからね」と私。

「だから地方分権で自治体ごとの政策競争が現れれば面白いのかも知れませんよ」
「確かに。しかし今の有権者にとってサービスの良い行政が、後の世代まで含めて本当に良いのか、ということを有権者自身がどれだけ判断できるでしょうかね。今の判断が後ろの世代への責任も持っているということへの矜持(きょうじ)が試されもするのですが」

 話は弾み、カツオも美味しくいただきました。ちなみにこのサービスは今日が最終日。

 美味しい話もたまにはあるようで。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 肉を食え!カツ丼の巻 | トップ | トヨタ流人材育成術 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事