北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

人間の迫力を考える

2012-11-14 23:45:38 | Weblog
 ただいま歯の治療中である。

 下の一番奥の歯が痛んでいたのをなんとかかばいながら使っていたところ、噛みしめる力に耐えかねて、一本前の歯も割れてしまったのだ。

 歯にも体質があって、虫歯になりやすい歯もあればなりにくい歯があり、強い歯があれば弱い歯もあってこれは残念ながら遺伝的な要素が強いという。

 私自身も歯が弱い体質で、幼い時から歯の治療には苦労してきたものだが、『歯が割れる』などということがあるとは思わなかった。

 やはり歯が抜けてしまったり弱ったりすることで、奥歯が全体で受けている力をより少ない歯で受けたりすると、やはり無理がかかるのだ。

 お世話になっている歯医者さんに依れば、やはり歯の治療は一本で見てはいけないのだそうで、全体でみなくてはならないようだ。


   ◆   ◆   ◆


 今日の国会では、国家基本政策委員会合同審査会(いわゆる党首討論)において、野田総理は自民党の安倍総裁との間で、『0増5減に加えて、次期通常国会で議員定数削減を約束すれば来る16日に解散をする』と明言をした。

 自民党の谷垣前総裁との間での「近いうちに解散する」という約束を果たせ、という圧力がある一方、特例公債法案や一票の格差などのハードルが目に見えて解消に向かい、一気に選挙モードに突入したようだ。

 最近は衆議院や参議院での本会議はもちろん、各委員会の模様もネットで見ることができるありがたい時代になった。

 一部だけをとりあげるテレビや新聞は全面的に頼らずに、虚心坦懐に録画でも実際のやり取りを見た方が良い。

 実際に自分の目で見た時の印象は、テレビや新聞と案外違う者だと思うだろう。

 逆に言えば、放送時間や紙面に限界のあるメディアではなく、原典にあたってみようではないか。




【衆議院 2012年11月14日党首討論】
  http://bit.ly/SojUym


   ◆   ◆   ◆


 今日の党首討論における野田総理には確かに迫力があった。
 
 歯は一本だけだめになっても全体のバランスを失ってしまうのでしっかりした治療が必要になる。

 いまの政権与党を見ていると、野田総理は丈夫な歯だが後何本丈夫な歯があるのだろう。ぐらついている歯も多そうだ。

 人には理論や理屈を超えてぐらつかない迫力を前面に出さなくてはいけない瞬間がある。その瞬間に迫力を出せるというのも人間力だ。

 そろそろ我々もしっかりとした人間力を見抜くような目を養いたいものだ。

 そのためにはたくさんの人に会い、人を見ることだ。

 努力をせずに力はつきませんぞ。
 
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