昨日、「大切なのは足の裏」という記事を書きましたが、私こと、履物にはこだわりがあって、室内履きとしてドイツのビルケンシュトック(Birkenstock)社製のサンダルをもう三十年以上履いています。
このサンダルの特徴は、コルク素材でできていて、足の裏にあたる部分がスウェードでできていること。そして土踏まずの部分が盛り上がっていて、適切な形で足裏のアーチが形成される、いわゆる健康サンダルの嚆矢ともいうべき製品です。
さすがに三十年も履いていると、足裏の当たる部分が傷んだ時期もあって、皮を張り替えて修理をしてもらって今でも履いているのですが、さすがにコルクの本体も崩れかけて今日に至っています。
今日は、義母がやはり台所に立つときのサンダルが欲しい、と言うので運転手になって、三十年来のお付き合いになる「アルファ三輝」さんへ買い物にやってきました。
義母が妻と一緒にサンダルを選んでいる間に店内をうろうろしていましたが、履物にも流行り廃りがあって、今では店頭ではビルケンのサンダルはほとんど見かけなくなりました。
それで、相手をしてくれた女性の店長さんに何気なく、「僕はこちらのお店で買ったビルケンのサンダルをもう三十年以上履いているんですが、もう店頭には出ていないんですね」と言ってみました。
すると店長さんが、「何点か在庫はあるんですよ。お出ししてみますね」と言って、私の今はいているサンダルと同じサイズのものを持ってきました。
こちらのお店では、客の購入・修理履歴や足の採寸データなどをずっと保管しているので、私の足のサイズもすぐに分かるのです。
倉庫から取り出してきたのはブラック基調の同じデザインのサンダル。お値段を聞くと、なんと私が三十年前に約1万2千円で買った時の6割程という格安の値札が付いていました。
驚いて「ど、どうしてそんなに安いんですか?」と訊くと、「私も値札が本当かな、と目を疑って調べてみたんですが、どうやら輸入品なので円のレートが強かった時に仕入れたものみたいです。これはお得です!」と商売上手なトーク。
私もそろそろ、(修理をしようか、それとも新しいのを買おうか)と思っていた時なので迷わず購入。ラッキーでした。
「ビルケンのサンダルは丈夫なのでいいんですよ」と言うと、店長はひと言、「お店泣かせですけどね(笑)」
足の裏は、理念だけでなく履く靴も選んで大切にする方が良いと思います。長持ちして健康になる、良い買い物になりました。
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