北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

夏休みの終わりに

2007-08-14 23:14:37 | Weblog
 お昼頃に見知らぬ電話番号から携帯に電話がかかってきました。

「誰だろう?」と思いながら電話に出ると、「あのう、こままささんでしょうか…?」とおずおずとした声。「私は、札幌に住んでいるSと申します…」
「ああ、あの落とし物の…」

 実は日曜日にまちなかに出かけた際に、本屋さんの前で財布を拾ったのでした。相手が分かればすぐに連絡してあげようと思って中身を見ましたが、銀行のキャッシュカードや保険証なども入っていて落とし主の名前は分かったのですが、連絡先を示すものがありません。そのため自分で連絡することをあきらめて交番に届けたのでした。

 交番では私の住所や電話番号などを連絡し、「持ち主にこの電話番号を教えてもよろしいですか?」と言われたときに「まあ、連絡くらいでしたら」と答えたので、お礼の電話というわけです。

「いや、もう本当になんと言ったらよいか…」
「大変でしたね。財布の中にはいろいろ大事なものが入っていたのでさぞ困ったことでしょう。特にお礼はいりませんし、お互いに落とし物には気をつけましょう」
「はい、ありがとうございました」 

 大事なものを落としたときのことを考えると、明日は我が身。社会が信頼できるということは良いことです。

    ※    ※    ※    ※

 夕方の飛行機で東京へ。夏休みも終わりです。



 降り立った羽田空港からは富士山がくっきりと見えました。明日からは仕事に復帰。まだ暑い夏が続きそうです。
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