今年のゴールデンウィークは関西方面の旅行を計画中。
行った先には有名なテーマパークがあるのですが、そこの入場チケットは行楽シーズンは完売することがあるというので、事前にネットで購入することにしました。
ネットで購入となると、チケットもQRコードで、クレジットカードで購入するとQRコードにアクセスすることができて、それを入り口でかざせば中に入れるというものです。
チケットは紙の現物を住まい近くのコンビニで受け取るという手もあるのですが、それには郵送料が必要。
スマホにQRコードが送られてくるなら無料ですし、テーマパークの会員サイトでいつでも見られるので紛失という失敗もありません。
今の世の中、年齢にかかわらずスマホがあらゆる商取引やレジャーなどのプラットフォームになっていて、これが効率的な社会を支える重要なツールになっています。
家にでんと構えるパソコンよりも、移動しながら家にいなくても情報にアクセスできるスマホが使えるかどうか、それを使えるネットなどの環境が広がるかどうかが効率的な社会の進む道なのでしょう。
ところで、このテーマパークへの支払いをしようとして、家のパソコンでクレジットカードの16桁番号、有効期限、セキュリティコード、氏名などをいれて、「購入」のボタンを押したところ…、「このカードは使用を拒否されました。別なカードで使用するか、カード会社にお問い合わせください」という不快な表示が画面に映し出されました。
「嘘だろー…!」と櫻井翔君のように唸ってみましたがダメなものはダメのよう。
私は楽天カードで引き落とし口座の違うカードを2枚持っているのですが、仕方がなくもう一枚のカードで同じように購入の手続きをしました。
ところがなんと、こちらもダメ!
同じように「不正利用が疑われました」と、不正検知システムによってカードの利用を拒否されてしまいました。
(うーむ、何か悪い使い方をしたのかな)と不安になりましたが、スマホにはすぐさまカード会社から利用確認と本人確認のための手続きの仕方が送られてきました。
ここでは改めて指定のサイトにアクセスして、「この取引の利用覚えがあるかどうか」を問われて、そのうえで本人確認をすることでなんとか取引が成立しました。
ただ、1枚目のカードはカードのストップがかかってしまい、翌日の今日になってからカード会社へ連絡をして解除の手続きをしてもらいました。
カード会社の担当の方に「ちゃんと本人の利用なのになぜ不正利用の扱いになったんでしょうか?」とおずおずと聞いてみたところ、「ご迷惑をおかけしました。実は今回購入された施設のチケットが人気があって結構不正購入があるんです。なので当方としてもセキュリティレベルを上げた設定にさせて頂いているんです、すみませんでした」とのこと。
そのうえで、「もし今後もこちらのチケットを購入されるということであれば、セキュリティレベルを下げた設定にさせていただくこともできますが、いかがでしょうか」と訊かれました。
でも答えは「はは、いえ、下げなくて結構です。もう早々行くこともなかろうと思いますので(笑)」。
世の中には結構不正な利用が蔓延していて、対処するほうも大変なのだな、と思い知った案件でした。
我々の側にも、そういう社会になっているといてそれに備えなくてはいけない、という自覚が必要なようです。
効率的で便利な社会も、手間がかかるものですねえ。