半月ほど前に行った鮭釣りではガイドをしてくれた釣り兄貴のおかげで鮭を二匹釣ることができました。
鮭釣りにもいろいろな釣り方があって、浜辺にずらりと竿を並べるような釣り方もありますが、私の場合は港の中に溜まる鮭を狙う浮きフカセという釣り方で釣れたものです。
しかし道具は全て釣り兄貴からの借り物。
兄貴からは「もうちゃんとした道具を買った方が良いよ」というアドバイスを受けていました。
ちょっと悩んだのですが、釣りもせいぜいあと10年のお楽しみ。
そこで機は熟したと判断して、ちょっと奮発をして釣り兄貴が「これがいいよ」と勧める磯竿とリール、ラインをネットで購入しました。
こういう何かに挑戦するときは、「やる気」になったときに「やる方向」に重心をかけて挑むかどうかが大きなターニングポイントになります。
全体の流れが向かう方向を察知したらもうその流れには逆らわず、逆に積極的にその流れに乗る選択をする方が良い、逆に流れにいつまでも逆らっていてはダメという経験を何度もしました。
自分の周りにこれだけ釣りに詳しくて教えてくれる人たちがいて、その人たちとずっと一緒に付き合ってゆくには、いつまでも借り物ではいられない。
どうせやるなら逆らわずに良い道具を手に入れるしかない、それはもう今この瞬間だという判断です。
そういう勘って案外正しくて、そのお陰で新しい世界が広がってきました。
その扉を開けなければ開けないなりの人生もあるのでしょうが、開くのを待っている扉があるなら開けた方が世界が広がるのです。
人生って、進学、転勤、読書、趣味など様々な場面での選択の結果が今なので、今が充実していたり楽しいのであれば、選択は妥当だったということなのでしょう。
「釣竿買ったら、使い方の注意やらなにやら教えるからね」
こういう友達がいる世界を選択したことは間違っていなかったな、と思います。
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