昨日都市計画学会北海道支部の幹事会があって、今年度予定の幹事会をすべて終了しました。
2年間北海道支部長としての任に当たりましたが、慣例で支部長は2年で交代することからこれが最後の幹事会でした。
ちょっと思うところがあって、ここのところいろいろな肩書を少しずつ後進に譲るようにしています。
都市計画学会北海道支部長退任は既定路線なのですが、これもタイミングが合った形です。
都市計画学会では、引き続き高校で新しく必修となる「地理総合」に関してチームのリーダーの立場を引き継ぐことにしています。
これからはもう少し高校の先生たちとの交流や連携、あるいは協力してくれそうな団体・業界との橋渡しをしてゆこうかとも考えているところ。
新しい教科「地理総合」は来年の春から授業が始まるところもあるので、今年一年が最後の準備期間となります。
20年ぶりの地理の必修化ということで、燃えている先生もいれば、改めてどのような授業構成にするかを悩んでいる先生もいそうです。
都市計画学会は、主には都市問題を扱う学会ですがこと北海道に関しては、もっとウィングを広げて観光振興や地域振興までも議論や意見交換をしています。
そうした経験や積み重ね、人脈などを生かして、子供たちの教育をより充実したものにしてあげたいと思います。
すでに公開されいている学習指導要領などを読み込むと、「地図を読めるようにする」「世界と日本のかかわりを学ぶ」「自分たちの足元の地域の課題を探る」といったことが骨になっています。
ただ座学で先生から知識を与えられて覚える、というだけでなく、調査をしたり考えたりして、社会の構成員としての自覚や気づきに結び付けられると良いのですが。
思い返せば高校生のときには、「なぜ、なんのためにこの教科を学ぶのか」なんて考えたこともありませんでしたし、そんなことを言う先生もいませんでした。
当時の先生のせいにするつもりは全くありませんが、学ぶ意味や意義をちゃんと考える姿勢は大事ですし、教える側・伝える側にとっても、少しでも興味が持てるような導き方をしてあげられると学びの時間はより有意義になることでしょう。
さて、北海道を舞台にした地理の授業って、モデル的な教材を作るとしたらテーマは何が良いでしょうか?
防災?農林水産業?観光?人口問題?少子高齢化?環境問題?
いろいろな切り口を面白く語れれば良いのですが。
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