北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

我が家は米は余らない ~ 今年も蘭越国岡さんの「国岡米」

2021-11-22 23:35:23 | Weblog

 

 コロナウィルス蔓延で人々は外食をしなくなり、そのため様々な食材が消費されなくなりました。

 美味しい新米の季節になりました。しかし流通業界の倉庫には昨年の古米が沢山消費されずに残されています。

 外食需要が減少するとコメが余る。

 理屈としてはわかりますが、逆に外食でコメが消費されるそのうちの多くは食べられずに捨てられるフードロスになっていることはどれだけ知られているでしょうか。

 世界的に大きなうねりを巻き起こしている「SDGs(=持続可能な開発目標)」ですが、17あるゴールのうち「目標2」は「飢餓(の撲滅)」。

 まだ食べられる食品を廃棄する一方で食料がなくて飢餓に苦しむ地域はまだ多い。

 また「目標11」は「つくる責任、使う責任」で、食料にももちろん当てはまります。

 しかし、捨てられる分を事前に飢餓の地域に回せるかと言うと、そうはなりません。

 食べられるお米が余るのは、どれだけ来るのかわからない客のために常に多めにお米を炊いているからにほかなりません。

 来ない客の分のご飯は余ってしまうので捨てざるを得ないのですが、その分の経費は来店するお客が負担しているという構図。

 来る客と作り置きの食材とのマッチングが問題なのかもしれませんが、それはなかなか難しい。

 そうなると、どうせ余るのなら余った食品を効率的に使いまわせないか、という発想が生まれ、それが「フードバンク」や「フードドライブ」という取り組みとして始まっています。

 余った食材を工夫しながら必要としている人たちに回すような取り組みでフードロスを減らし、経済的効率と社会的困窮者の救済という両面に貢献することが求められています。


     ◆


 さて我が家では蘭越町の国岡さんの手による「国岡米」で美味しいご飯を食べています。

 今回も今年の新米を購入してきましたが、国岡さんによると「今年は高温障害が危なかったのと水不足に悩まされた」とのこと。

 お米の美味しいと言われる蘭越ですが、その中でも「どんな天気になろうとも美味しい米を作るのが職人だろうさ」という国岡さんのお米はちょっと他とは違います。

 今回は「ななつぼし」と「ゆめぴりか」を買い求めましたが、国岡さんから「俺はななつぼし8割にゆめぴりかを2割混ぜるブレンドが最高だな。コメの甘味と粘りのバランスが良くなる」というアドバイスをもらいました。

 お米をブレンドして炊くという発想はなかったのでまた一つ蒙が啓かれた思いです。

 美味しい北海道はお米から、です。

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