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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釧路のホタル

2012-08-05 23:45:34 | Weblog
 釧路港まつりの最終日、気温は涼しいですが釧路の夏の盛りです。

 知人に誘われて夜に釧路のホタルを見に行きました。

 場所は釧路湿原西側の環境省ビジターセンターから始まる温根内木道。

 今日の釧路は午前中雨が降っていましたが、こういう湿度の高い状況はホタル出現にはうってつけです。

 夜の七時過ぎに現地に到着して、懐中電灯で行く先を照らしながら階段を下って木道を歩きます。

 しかしこの時間ではまだ空が明るいのと都市部からの光で、懐中電灯をつけなくても木道の行く先が分かるくらい。夏の空って結構明るいものです。

 木道を歩いていると、先に来ていたカップルとすれ違いました。

「ホタル、いました?」
「この先に随分いましたよ」

 どうやら今夜はホタルが見られそうです。


    ※     ※     ※     ※     ※


 木道を歩きながら林の木の下あたりに目を凝らしていると、おお、いますいます。小さいけれど鋭い光のホタルがちらほらと見えます。

 どんどん先へ進むと、もうあちこちにいます。

 一か所には2~3匹ほどで、群れているという感じではありませんが、そこかしこに点滅するホタルが乱舞しているではありませんか。

 木道近くで光っているホタルを、草をかき分けて探してみると…、いました、体長8ミリほどでオレンジの点々が肩に見えます。



 【草の陰にいました】


 北海道のホタルはヘイケボタルで、小さいけれど水質は多少汚れていても平気。

 点滅させるのはオスだと言いますが、点滅の速さも早いのがいたりゆっくり点滅するのもいたりでいろんなタイプがいるものです。

 本州ではホタルの季節というと、7月上旬くらいのイメージなので、およそ一か月遅れで、まさに夏の風物詩という感じがしますね。


    ※     ※     ※     ※     ※


 さて、釧路市民は実際どれだけの数がこのホタルを実際に目にしているでしょうか。

 ホタルに限らず、地域の話題は「いつか行ける」のではなく、「今この時」に見てほしいもの。

 釧路湿原からの夏の贈り物です。

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