人生を振り返ると良かれ悪しかれ、様々なブームがあってそれを知っているかどうかが思い出の共有となることがあります。
さくらももこさんの漫画『ちびまるこちゃん』を見ていると、山口百恵や西城秀樹など当時のアイドルにまるちゃんやお姉ちゃんが憧れている様子がうかがえて、私の方がちょっと年上なんだけれども同じ世代意識を感じます。
親の世代が演歌や歌謡曲ばかり聞いたり歌ったりするのを見て、「今だって良い曲はいっぱいあるのにどうして懐メロ?」と思ったのは昔のこと。かつての歌謡曲はもう懐メロになっているのに、そちらに強く惹かれます。
遊びやおもちゃにもいろいろな流行がありました。
幼い時にもっとも欲しかったものの一つがコカ・コーラのヨーヨー。赤い胴体にコカコーラのロゴが書かれていて重たいやつを持っている友達がうらやましかったものです。
ところがそうかと思うと、こういったブームを知らなくて寂しい思いをすると言うこともあります。
私の友人に、学生の頃にテレビを一切見ずに一年間受験勉強を一生懸命にやったために、その年に流行したものだけぽっかりと記憶がないという人がいました。
勉強を頑張った結果として今の地位や立場があるのでしょうが、「思い返すと皆の話しについて行けなくて寂しかったり、それが可笑しかったりする」と言っていました。
そんな私も、こればかりはついていけなかったというブームが一つあります。
心に残るそれは「ミニスキー」です。
【ありましたよねー】
長さ40~50センチのプラスチック製スキーで、長靴に日本のベルトでしばりつけて、小さな坂を滑り降りるという遊びの道具でしたが、当時子供たちは大喜びでこれを使って冬の外で遊んだものでした。
私も大いに興味があったのですが、私の場合小学校高学年から足が大きくなってしまい、長靴のサイズが27センチでした。
ミニスキーは子供用しかなかったために、この27センチの長靴にあうものがなくて、とうとうミニスキーで遊ぶことができなかったのです。
とても残念な思い出なのですが、今となっては遊べなかったそのこと自体も笑いのネタになっています。
皆さんは子供の時にブームになって遊んだ思い出はありますか。
テレビゲームは子供たちの思い出になっているのでしょうかねえ。
しかしその状態から教則本を読んだりもしてなんとか滑れるようになったので、上達のための自分なりのコツみたいなものがあります。
これも「塞翁が馬」と言えるかもしれませんね。