今日は2級船舶免許の学科・実技試験を受けてきました。
国家試験を受けるなんてアマチュア無線以来ですし、資格試験と言えばダイビングのCカード以来でしょうか。
思えば、コロナでの鬱々たる日常に変化をもたらそうと思って申し込んでからの一か月間でしたが、良い意味の緊張があって刺激的な時間でした。
今日はまず小樽港のフェリーターミナルのなかにある試験会場へ9時集合。
そこで身体検査があって、両目0.5以上の視力(メガネ可)と白・赤・緑の色覚検査などを受けて無事合格。
次にいよいよ学科の試験開始。
2級船舶は50問の4択から正答を選んでマークシートで答えますが、皆試験問題に自分が答えた印をつけて、退室したあとに壁に貼られた正答を比べればすぐに自己採点結果が出てきます。
幸い私は、見る限り全問正解でした。次の実技で落ちても学科試験合格の資格は2年間有効です。
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続いてはいよいよ問題の実技試験です。
実技試験は受験番号順に3人一組で行われます。
私は受験番号19番なので、3人の中では一番若い番号でしたが、試験は科目ごとに受験番号を入れ替えて、20番と21番の人が最初にやることもあって、公平な感じがしました。
さて、昨日の実技試験で失敗が多く散々だった「人命救助」の科目ですが、なんと今日も失敗に終わりました。
一度目は救助者に見立てたブイが船体の下に入り込んでしまい浮いたときにはもう離れてしまって失敗。
二度目の再救助では距離を話しすぎて回収に失敗。いやはや、思った通りのところに船を寄せるというのは慣れが必要で、付け焼刃では難しかった。
それでも一緒に受験した若い男性は二人ともしっかり救助に成功していたので自分としてはちょっとショックです。
その後は気を取り直して、蛇行運転や最後の接岸・離岸もなんとかこなして試験は終了。
帰り際にはこの間ずっと指導をしてくれた教官が待っていてくれて「どうでしたか?」と一人ひとりに聞いてくれています。
「やっぱり人命救助に2回失敗しました」と言うと、「まあ試験は全体で見るから、大丈夫ですよ」と慰めてくれました。
昨年の合格実績を聞くと、180人受験して落ちたのは一人、その前年が230人受験して落ちたのが一人、とのことで、大概は合格しているようですが、結果発表は来週。はてさてどうなりますやら。
とにもかくにも、この1カ月で得たものは、ボートに関するルールなどの知識と、受験するというドキドキ感でした。
同じく受験している人との立ち話では、受験動機を「先にボートを手に入れちゃって」という人がいました。
「へー、マリーナに係留するんですか?」「いいえ、船が小さいのと敷地があるので、乗るときだけ運んで乗ろうかと」「じゃあけん引免許も必要なんですね」「そっちもまだ取得していないですけどね(笑)」
世の中にはいろんな人がいますねえ。
人生、刺激がないとつまらないものですが、何かにチャレンジするという刺激は良いものです。
さて、次は何に挑戦しようかな。