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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

「時にはクラシック」 ~ 音楽も素敵だが音楽小ネタも楽しいね

2019-04-25 23:56:55 | Weblog

 

 友人の音楽家である山崎衆さん美嘉さんご夫婦によるミニ音楽会「時にはクラシック」に行ってきました。

 会場は狸小路1丁目のパーティハウス「Fiesta」。

 どこかで聞いたことがあると思ったら、毎年年末に異業種大忘年会が行われる良く知っている会場でした。

 そういえばここでギターカラオケに出演して大スベリしたこともあった思い出深い会場です(笑)。

 奥さまの美嘉さんはピアノですが、お仲間の片寄ますみさんとの連弾も披露して下さり、小さな会場ですが大迫力で聴かせてくれます。

 そこに御主人の衆さんのフルートを加えて、ピアノとフルートでの小作品を次々に演奏してくれました。


 今日はフルートの古典から、日本の古謡「さくらさくら」や童謡などをアレンジした変奏曲なども披露してくれましたが、時あたかも外の街路樹の桜が少し花開いたところで、季節感もマッチして素敵な演奏でした。

 長時間の大作もいいですが、楽曲の合間に、曲にまつわる小ネタや作曲者の面白ネタをMCよろしく紹介してくれると、作品の味わい方も変わります。

 たとえば、「この道は~♪いつか来た道~♪あ~あ~そうだよ~、アカシアの花が咲いてる~♪」と北原白秋が書いた童謡「この道」ですが、「さて、『この道』に歌われた道はどこの道でしょう?」と衆さんが会場に問い掛けます。

 会場が(え~…、どこだろ)とざわついたところで、「実はこの歌の1-2番は札幌の北一条通りだとのことなんですよ」と種明かしをして、会場が「オー」となる。

 なるほど、歌詞を調べてみると、1番は「アカシアの花が咲いてる(今はなくなってしまいましたが)」出し、2番は「あの丘はいつか見た丘 ああ そうだよ ほら 白い時計台だよ」となっています。

 ちなみに3-4番は白秋の母の実家である熊本の風景なのだそうですが、そうとわかると歌の情景がその土地の風景に引き寄せられますね。


 また、「作曲家の山田耕筰さんは、後年頭がお禿になってきたのですが、「その残った髪が見苦しい、かつらでもかぶったらどうか」と言われたのに腹を立て、自身は丸坊主にしたうえで、本名山田耕作の"作"の字の上に竹かんむりをつけた"耕筰"に改名したのだと言われている」というエピソードを紹介してくれました。

 竹かんむりは「竹=ケケ=毛毛」という皮肉だそう。

 そんな笑える小ネタ満載の演奏会。

 無類の釣り好きの衆さんですが、次回は釣りのオフシーズンでしょうか。

 素敵な時間でした。

 

コメント
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