駒子の備忘録

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少女漫画時評・変化球編?なろう系異世界ファンタジーものについて

2021年05月25日 | 日記
 先日またまた白泉社のコミックス第1巻を何冊か読んだんですけれど、絵もネームも稚拙すぎて、雑誌で連載されたものも電子配信が先行したものもあったんですけれど、とにかくそのレベルの低さに「こ、これを紙で出すの? どんだけ刷ったの? 売れるの? 大丈夫…?」と震えたんですよね。バリバリ売れてます余計なお世話です、となっているなら失礼いたしました。一応タイトルは言わないでおきますね…
 で、というわけでもないのですが、気を取り直すことしてちょっと違った方面に目を向けてみることにしたところ、アプリ配信先行でそこから紙コミックスになって、そのアプリ自体は男性顧客が多そうだしコミックスのレーベルも少年漫画のものなんだけれどサイズがB6でどちらかというと青年漫画コミックス仕様、でも女性読者が多い一群、というものがありますよね。かつ流行りの異世界転生もの、さらに最新の流行り(?)の悪役令嬢もの含めて第1巻が出たばかりのもの5タイトルが目につきましたので、読んでみました。コミックアプリは「マンガワン」、レーベルは裏少年サンデーコミックスで出版社は小学館です。私はファンタジーはハヤカワFT文庫とか創元推理文庫、あとは朝日ソノラマ文庫なんかで育った世代なので、なろう系は全然通っていないんですが、ちょっと前から異世界ものが流行りなのは知っていましたし、長いタイトルのものが流行っていることも把握していました。しかしコレはさすがに出オチすぎてタイトルで内容が全部バレちゃうじゃん、とか心配していたのですがどうしてどうして、意外にもそれ以上に濃く深くおもしろくて、私は目から鱗が何枚も落ちたのでした…
 なのでちょっと語らせてください。何を今さら、という通の方には申し訳ございません…


●『悪役令嬢、94回目の転生はヒロインらしい。』

 ヒロイン(この作品における女性主人公、という意味です)は悪役令嬢ギルドのエース、マデリーン。
 この作品でのギルドというのは小説や漫画に「転生」という形で人材を送り出す組織で、マデリーンはそこの派遣スタッフであり、転生先でシナリオどおり「悪役令嬢」をまっとうしてみせるのが業務、という設定です。彼女はギルドのエースと目される優秀な存在で、これまでに93回の悪役令嬢仕事を瑕疵なくこなし、次の転生は昇格試験も兼ねた重要なもの。試験に合格すれば、転生しながらもシナリオに縛られず自由に動ける「正式キャラクター要員」になれるので、そのまま悪役おばちゃんギルドに移籍してヒロインの継母とかになってぬるく働くだけの「夢のぐうたら生活」を手に入れたい、と考えている、やる気があるんだかないんだか…みたいな女の子です。女の子、というよりはアラサーに近い20代くらいのイメージなのかな? まあまあ若いけれども能力もあるしベテランと言っていいくらいに仕事をこなしてきた経験ある存在で、もう安定した老後を視野に入れているちょっと疲れた女子、ってことです。つまり読者層の自己イメージが作品のヒロインにこういう形で投影されているわけですね。これは、レディスコミックなんかが出てきたときとはまた違う、一段階上がったフェーズの少女漫画の在り方だと私には思えました。新しい、そして凝っている、しかしわかる!
 マデリーンは与えられた役目をきっちりこなす優秀さを持っていて、かつ美しくポイント高くこなしてみせることにも喜びを感じている。ギルドの後輩たちからは憧れの存在と見られていて、そのことを誇りに感じてもいるし、後輩の指導もしてあげたいと思っている。でもトータルでは世界そのものに絶望していて、早く楽隠居したいと考えているワケです。ザッツ・リアル現代女子…!
 そんなマデリーンが94回目の転生で、システムエラーのせいで悪役令嬢ではなく「ヒロイン」ポジションで転生してしまう。転生先で悪役令嬢をやっているのはギルドの後輩で、悪役仕事がきちんと務まるのかはなはだ怪しい駆け出しのソフィーユで、ハナから縦ロール被りまでしている。「ヒーロー」役の王子・シリルは純粋無垢なお坊ちゃまでなんとでもなりそうなものの、マデリーンもヒロイン経験などないので、今まで対峙してきたヒロインの仕草なんぞを思い出しながら行動し、なんとかシナリオを完遂しようと奮闘し始める。エラーだと宣言して仕事を途中で放り出すなど、プライドが許さないからです。で、自慢の縦ロールも切ってサラサラのヒロイン・ヘアに仕立て、王子の好感度を上げ、後輩の悪役っぷりを上手く引き出すようサポートもし、ハッピーエンドを目指し始めるが…というお話です。
 ヒロイン仕草定番の悪気のない無礼さやずうずうしい無礼さを自分でやってはげんなりするマデリーンとか、後輩の古臭い悪役令嬢っぷりにヒヤヒヤするマデリーンとか、いちいち微笑ましくてニマニマ笑えます。お仕事ものの構造に近いのかなあ、とにかく小ネタがちゃんとオタク心を突いていて、とてもおもしろいです。黒髪縦ロール設定でスミベタ描写のソフィーユが、効果の都合上トーン髪になるととたんにマデリーンと描き分けができなくなる、という作画上のしんどさはありますが…まあ残念ながら少女漫画あるあるなので、これは目をつぶるしかないかな。
 さらに、そもそも転送をミスった原因っぽいナビゲーター・リオルドが「当て馬キャラ」教師のルーカス役として乱入してきて、それが妙に顔のいい、しかもSっぽい美青年で…という展開で、マデリーンは彼にサポートされつつシナリオを完遂すべくがんばる、という展開のようです。他に当て馬キャラは王子の護衛騎士だの学友だのが設定されているようなので、そのあたりはまさに当て馬とされつつ、マデリーンとこのリオルドとのラブストーリーが軸となっていくのでしょう。とてもよくできている構造だと思います。
 マデリーンのモットーが「清く正しく美しく」ではなく「強くただ悪しく美しく」なのも個人的にはツボ。そしてマデリーンは今までヒロインをあらゆる手で陥れる悪役令嬢として数々の犯罪を犯してきたけれど、なんせヒーローと結ばれることなく散るのがさだめだったので処女、そういう意味では「清らか」、というのがラブストーリーとしてはまた上手いポイントで、まあこのあたりはこの手の作品群のコードがどのあたりにあるのか私もくわしくないのでわかりませんが、お楽しみに、というところでしょうか。
 現代に生きる平凡なヒロインが異世界に転生してお姫さまになっちゃって王子さまとロマンスを展開…なんてものからもう数段先を、今のこういう作品群はやっているんですねえ。そして共感具合とドリーム感がちょうど良くて、かつおもしろい。イヤもちろんピンキリなんでしょうけれど、こうしてコミカライズされるものはまず原作小説に読者の一定の支持があるものが選ばれるのでしょうから、クオリティはある程度は担保されているわけです。漫画として上手く描けていればなおのことヒットする、という構造です。ビジネスとしても素晴らしい。
 ちょっと注視したいな、と思いました。今後さらに出てくる当て馬男子キャラもそれぞれカッコよく、そしてちょっとポンコツないし残念なのであろう…上手く描ければそれもまたそれぞれファンを獲得できるのでしょう。そして結局はリオルドがいいところをさらっていくのでしょう、そういうふうに先がある程度見えるのは大事、ベタはとても大事です。その上で小ネタがおもしろく、予想を裏切り期待に応えて、新しいときめきが提供できればベストでしょう。楽しみです!


●『ヒロイン不在の悪役令嬢は婚約破棄してワンコ系従者と逃亡する』

 ヒロインは前世でとある恋愛小説の日本人一読者でしたが、その小説の悪役令嬢ヴィアラとして転生します。裕福な公爵家の令嬢としてすくすく育ち、10歳を過ぎたころにやっと前世の記憶を取り戻すも、小説の展開に関する細かい記憶はモヤがかかったようなまま。親同士が決めて王子・バロックと婚約させられますが、小説では王子はその後「ヒロイン」ククリカと出会って恋に落ち、ククリカに嫉妬したヴィアラつまり自分はククリカに対して非道の限りを尽くして、最後には王子とククリカの婚礼の陰でギロチンで処刑される…というラストになることは覚えていたので、なんとかククリカと仲良くやって平穏な日々を過ごし、処刑エンドを回避したいと思っています。だが、3人が出会うはずの学園にククリカはいなかった…ヒロインが不在なのです。ということは自分は、小説では単にオレ様キャラだったけれど実は超傲慢で横暴で女好きでどうしようもない男だった王子と、このまま結婚しなくてはいけないということなのか…!? 従者のシドは「俺はお嬢の犬なんで」「お嬢は俺が守りますって」と言ってくれるけれど…!?
 …というのが基本設定の作品です。これまたすごいな、いろんな転生といろんな悪役令嬢があるもんなんですねえ! ヴィアラのまだらな「記憶」は「未来視」という能力のことになっている、というのもおもしろいし、実はククリカも転生者で、さっさと幼馴染みと所帯を持ってしまっているというのもおもしろいです。
 結局ヴィアラは、シスコン気味の兄(美形)や優しい気遣いを見せてくれる神官(美形)なんかの協力も得て、王子との婚約を破棄し実家と縁を切り、シドとともに国外逃亡することにします。もうただの落ちぶれた娘でシドとの身分差はない、晴れて両想いに…となるかと思いきや意外な障害が立ちはだかるのですが、それもまた少女漫画の定番でとても良き。1巻がものすごくキリのいいところで終わってしまっていて、今後どういう方向にお話が転ぶのか予想がつかないのがちょっと残念でヒキが弱いですが(次巻予告ページを捻出できなかった担当編集のミスだと思う)、ここまではタイトルどおりでもあるとも言えるので、これからのパターンも読めないのがいい方に転んで楽しみではあります。『悪役令嬢、94回目の~』の絵はどメジャー誌の少女漫画ふうでしたが、こちらはもうちょっと堅い、ファンタジー誌っぽい少女漫画の絵柄です。コスチュームに並々ならぬこだわりがあるようなのも楽しい(馬具とかは怪しいけど)。ヴィアラ大好きメイドのキャラとかも楽しい。これまた注視したい作品です。


●『悪役令嬢は夜告鳥をめざす』

 この作品のヒロインも前世は日本人アラサー女子。「アラサー喪女 お風呂で溺れて金髪翠眼美少女に転生しました」ってな感じで、目覚めたら名門伯爵家の三女リーゼリットになっている。お付きのメイドの名も自然と口について出てくるけれど、自分が転生したのは星の数ほど読んできたネット小説のどれなのかが思い出せない。というか読み過ぎていて似た設定が多すぎて、判別できないのです。自分がヒロインの友人やモブキャラであればこの世界で第二の人生を謳歌したい、と思っていたところに馬車の事故に行き合わせ、つい前世の記憶で蘇生術を駆使して人命救助をしてしまいます。実は彼女は前世では看護師をしていたのでした。やがて彼女は自分が転生した小説のタイトル、内容とリーゼリットが悪役令嬢であったことを思い出し、自分が救ったのは小説の冒頭ですでに死んだとされていた第一王子であることに気づいて、物語の前提を変えてしまったことに動揺します。こんな詰んだ状況でどうしたらいいのか、自分には何ができるのか悩みますが、小説ではやがて戦争が起きて人がたくさん死ぬ展開が待っていることを覚えているヒロインは、「助けられる命から目を逸らすことなんて私にはできない」と、この世界でのナイチンゲールを目指すことにする…というお話です。タイトルの「夜告鳥」は鳥のナイチンゲールではなく(ひばりでもなく)、あの有名な看護婦の名のことなんですね。
 リーゼリットはその後、美形の第二王子やら家庭教師の美青年やら語学を教えてくれる美少年やらの攻略キャラに次々出会い、男子への免疫ゼロの喪女らしくあわあわしつつも世間ズレしたアラサーっぷりも発揮してなんとか乗り切り、看護の道を突き進むのですが…と、展開していく模様です。
 この漫画家さんは原作小説の挿絵も担当しているようで、いかにもラノベのイラストレーターさんという緻密な描線の華やかな絵柄。お城も馬車もしっかり描けていて、好感が持てます。転生した主人公が前世というか現世というか、要するにその時代やその世界にはまだなかった知識とか技能で尊重されるようになる…というのはタイムスリップものなどにもあったものすごく古典的な構造ですが(『王家の紋章』や『天は赤い川のほとり』もこの類ですね)、妙なチート感がなくてヒロインが真面目で懸命なのがいいですね。でもそれも大人としてただあたりまえにやっているだけで、古い漫画のヒロインのむやみなひたむきさ、いじらしさみたいなものとは違うのです。そのバランスがとても絶妙だと思いました。これもある種キリのよすぎるところで1巻が終わっていて、次巻予告がないのが残念でした。


●『異世界転生して魔女になったのでスローライフを送りたいのに魔王が逃がしてくれません』

 この作品もヒロインの前世は日本人女性で、秘書として会社でバリバリ働いていたタイプ。目覚めたら生まれたての魔族の娘になっていて、出会った魔女に育ててもらって魔法をひととおり使えるようになる。せっかくなので魔界と人間界と神界があるらしいこの世界をいろいろ見て回りたい、とまずは魔王城の求人に応募し、魔王の宰相と大将軍の秘書として働き始めるが…というお話。その後いろいろあって城を出て、絵本に出てくる魔女のように薬や道具でも作ってスローライフを送ろう、と人間界へ移り、行き倒れの少年を拾って育てたら「お師匠さま」と呼んでくれる優秀な弟子の美少年になり、そこへ帝国の聖騎士だという金髪の美形が訪ねてきて、さらには魔王が城へ「秘書」を連れ帰りにやってきて…と展開していく模様です。
 この漫画家さんも原作小説のイラストレーターさんで、少女漫画の絵としてはもの足りないですね。華やかさに欠けるし、設定が美形のキャラもあまり麗しく描けていません。でも、1巻はまだ序盤というせいもあるかもしれませんが、あまり逆ハーのウハウハしたラブロマンスっぽくはなりそうにない空気の作品で、要するにあまりヒロインがときめきにポッと頬を赤らめるようなタイプではないので、中性的なファンタジー誌にありそうなこの絵柄がちょうどいいのかもしれません。これまたヒロインが前世・現世の技能でモテる構造ですが、ヒロイン自身はモテを望んでいないし歓迎もしない、むしろメーワク…ってのがいかにも今っぽいですね。小ネタも各キャラもなかなかイイので、読みでもあります。でも、三者三様の鞘当てをひととおりやったあとはあっさり魔王とまとまってオチちゃうのかしらん…?


●『異世界で聖騎士を箱推ししてたら尊みが過ぎて聖女になってた』

 またまたこれもヒロインの前世は日本人女子で、アイドルグループを箱推しして物販に給料を溶かしていたタイプのオタク。転生したら農民の娘ミレーナになっていたが、国の聖騎士隊の三騎士に惚れ込み、推して崇めていたら、聖騎士は神の化身であり神は信仰心が強い人間に力を与えるので、結果ミレーナは萌えのパワーで奇跡をバンバン起こせる聖女となり、騎士たちに加護を与えるようになって…というお話。これまた絵柄は堅くて、金髪美形の「金狼」と赤毛の男前「紅竜」、美少年ふうの「蒼鷹」の異名を持つ三騎士を、全然美しくも色っぽくも描けていなくてもったいないです。ただ、このヒロインも別に恋愛はしていなくて、ただ萌えているだけなんですね。そしてその萌え方、推し方はとてもオタクっぽい。むしろ接触なんて無理!ってタイプで、萌えで血は吐いてもときめきに頬を赤らめる展開はありません。読者はこのオタクっぷりに親近感を感じてニヤニヤ読むのでしょうから、あまり本気だったりせつなくなったりするようなラブ展開は求めていないのかもしれません。だとしたら少女漫画的にはもの足りなくても、この絵のライトさがちょうどいいのかもしれませんね。推しとは別に恋人づきあいしたいわけじゃない、ただ見ていたいだけなんだ…という精神性は私もとても理解できます(笑)。
 なので、この作品もあとは小ネタ次第、おもしろいエピソード次第かなという気がします。巻末にはオマケページも次巻予告もありますが、次巻予告がほぼノー情報といっていい代物なので…


 というわけで、同時発売の5タイトルでしたがみんな違ってみんないい、というか、全然ひとくくりには語れない作品群で、どれもおもしろく、読み応えがあり、私はとても勉強になったのでした。
 私は70年代後半の「りぼん」育ちで、オランダが舞台だった『ハロー!マリアン』とか、これは「なかよし」連載作でしたがご存じ『キャンディ・キャンディ』とかが大好きでした。つまり外国が舞台の大河ロマン少女漫画ってことです。『ハロー~』はリアルタイム以来読んでいないのでわかりませんが、『キャンディ~』は世界大戦なんかも出てきて、わりとちゃんと時代考証がされた外国ものだったわけですが(私も幼いながらに『はいからさんが通る』や『ベルサイユのばら』は史実に絡むものとしてきちんと把握できていたと思うのですが。あと東西ドイツに言及がある『小鳥の巣』があった『ポーの一族』なんかも)、当時は「ここではないどこか、いつか」の物語であることが重要だった気がします。つまりなんちゃって外国でよかったわけで、そこでのロマンチックでドラマチックなドリーム展開が大事で、そういう意味でファンタジー同然だったわけです。
 その後、おとめちっくブームなどでキャンパス・ライフが描かれるようになり、たかだか10歳かそこらの子供には大学はまだまだ、それこそファンタジーみたいなものでしたが、しかし舞台は日本にはなってしまったわけで、やはり卑近な感じがするようになってきました。そして学園の年齢がどんどん下がって高校生活が描かれるようになると、さすがに現実との地続き感が大きく出てきて、ドリーム感は薄くなりました。それで私は「りぼん」を卒業して白泉社や新書館の漫画を読むようになっていったんですけれど、SFとか本当のファンタジー作品を除けば外国が舞台の漫画って少なくなっていったように思います。
 でもその世界観ってもしかしたらラノベに、そしてなろう系に持ち込まれていって、今そのコミカライズという形でこうして漫画に戻ってきているんですね。まあ読者は大人、というかもっといえばアラサーとかフォーとか私みたいな50代だったりして、年齢一桁の女児が読むものにはあいかわらず外国ものはほぼないんでしょうけれどね(今は「りぼん」ではなく「ちゃお」ひとり勝ちですよね。そして妖精とか魔法使いとかが出てくるような漫画は多いのでしょうが、やはり舞台は日本なのでしょう…)。
 でもこの回帰、嬉しいなあ。そしてちゃんと進化していることもわかって、漫画って、というかフィクションって物語ってすごい、と改めて思いました。ちゃんと読者の指向・嗜好を取り入れて、新しいものになっていっている。可能性は無限だなあ、と胸のすく思いがしたのでした。
 この分野が得意な出版社、雑誌発信の作品はもっととんがっているのかなあ、それは私にはとんがりすぎているのかなあ…数がありすぎてどこから手を出していいのかちょっと悩むんですよね。でも、チャレンジしていかなくては…
 そんなことを思ったりしたのでした。







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