2004年、ビョン・ヨンジュ監督。ユン・ゲサン、イ・ジュンギ、キム・ミンジョン。原題は『バレエ教習所』。
ベタな、感傷的な青春映画です。受験戦争に煮詰まり、横暴だったり無理解だったりする親たちからの抑圧に苦しみ、将来への不安に押し潰されそうになり、気になる相手にも素直になれない、大人の入り口に立つ少年少女たちの、あるいは未だ人生に悩み惑うその周りの大人たちのグラフィティ。繊細で、痛々しく、普遍的。そこに、彼らがたまたま通うことになった市民センターのバレエ講座みたいなところが絡むような作りで、やはりクライマックスのダンスシーンは感動的です。しょぼくれたアジョシや太ったアジュンマも楽しそうに踊っているのがミソで、やはり泣けてきます。でもそこまではけっこう長くてタルいと言えば言えるし、何ひとつ目新しいところはないかもしれないけれど、古びることもないのだとも言えるかもしれません。
ユン・ゲサンはその風貌のせいもあってこういう役が抜群に上手いですよね。キム・ミンジョンもものすごくキュート。イ・ジュンギはもっと尖った美形に見せることもできる俳優さんだと思いますが、こういう感じも実に似合います。珠玉の佳作か単なる凡作と呼ぶかは難しいところですが、久々に見てやっぱりキュンとしたのでした。
ベタな、感傷的な青春映画です。受験戦争に煮詰まり、横暴だったり無理解だったりする親たちからの抑圧に苦しみ、将来への不安に押し潰されそうになり、気になる相手にも素直になれない、大人の入り口に立つ少年少女たちの、あるいは未だ人生に悩み惑うその周りの大人たちのグラフィティ。繊細で、痛々しく、普遍的。そこに、彼らがたまたま通うことになった市民センターのバレエ講座みたいなところが絡むような作りで、やはりクライマックスのダンスシーンは感動的です。しょぼくれたアジョシや太ったアジュンマも楽しそうに踊っているのがミソで、やはり泣けてきます。でもそこまではけっこう長くてタルいと言えば言えるし、何ひとつ目新しいところはないかもしれないけれど、古びることもないのだとも言えるかもしれません。
ユン・ゲサンはその風貌のせいもあってこういう役が抜群に上手いですよね。キム・ミンジョンもものすごくキュート。イ・ジュンギはもっと尖った美形に見せることもできる俳優さんだと思いますが、こういう感じも実に似合います。珠玉の佳作か単なる凡作と呼ぶかは難しいところですが、久々に見てやっぱりキュンとしたのでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます