駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

『My friend Jekyll』

2021年04月23日 | 観劇記/タイトルま行
 シアタートラム、2021年4月22日19時。

 19世紀末、ロンドン。弁護士のアタスン(この日は小栗基裕)は医学博士で法学博士のヘンリー・ジキル(この日は持田将史)と出会う。誰もが羨む経歴を持ちながら人格者であるジキルに、アタスンは憧れと尊敬の念を抱いていた。やがてふたりは日曜になると公園を散歩しながら様々な話をするようになる。しかしある日、ジキルが公園に現れなかった…
 上演台本・演出/瀬戸山美咲、音楽/Masahiro Tobita、Jin Tanaka。2019年に初演した公演の再演。全1幕。

 アタスン役者が朗読をし、ジキル/ハイド役者がダンスで物語を進め、キャストを公演ごとに入れ替えるという趣向のパフォーマンスです。ふたりはものすごく有名な4人組のダンスユニットのメンバー…なのかな? さすがの身体能力でした。
 要するに『ジキル博士とハイド氏』なわけですが、ジキル博士の内心の葛藤ももちろん描かれるけれどアタスンとのブロマンスめいたドラマが見どころなので、この趣向はとてもふさわしいと思いました。ジキル/ハイドの死でお話が終わったあとの、フィナーレめいた、楽しかったころの青春のきらめきを踊るようなふたりのダンスが素敵でした。
 おもしろい舞台を観ました。
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