駒子の備忘録

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宝塚歌劇雪組『JIN-仁-/GOLD SPARK!』

2012年12月15日 | 観劇記/タイトルさ行
 宝塚大劇場、2012年10月14日マチネ。
 東京宝塚劇場、2012年11月29日ソワレ、12月11日ソワレ。

 2012年、東京。脳外科医の南方仁(音月桂)はその高度な手術技術によって多くの命を救う「神の手を持つ外科医」として絶大な信頼を寄せられていた。しかし彼自身は、最愛の女性・結命(舞羽美海)を病で亡くした心の傷から、未来への希望を持てないでいた…
 原作/村上もとか、脚本・演出/齋藤吉正、作曲・編曲/青木朝子、手島恭子。
 雪組トップコンビのサヨナラ公演。

 長い原作漫画とそのテレビドラマ版のあらゆる要素をかなり無理して詰め込んだ舞台で、正直気忙しいし、ああなってこうなってという筋書きはあるけれどキャラクターの心理的なドラマはほぼないに等しいという、困った舞台になっているとも思います。
 でも、江戸の町のみんなが日々の幸せを歌いみんなして仁先生への感謝を歌ったりするサヨナラモード場面もきっちり組み込まれ、力づくで感動させられる感じがまたなんとも悔しい…
 たくさん役があってちょこまか小芝居していて、役不足でもみんながんばっていて、そういう意味でもいい公演ではあったのかもしれません。

 ショー・ファンタジーは作・演出/中村暁。
 まったくもってド定番のショーで、なんでもできるキムには役不足というより舞台不足でしたが、デュエットダンスが三度あったりして素敵だったのでこれまたいいかとムリヤリ思わされるという…
 スターがわらわらいて次々出てきて楽しくてあっという間でした。しょぼん。

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