駒子の備忘録

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OSK日本歌劇団『桜NIPPON踊るOSK!』

2011年09月21日 | 観劇記/タイトルさ行
 三越劇場、2011年9月16日マチネ。

 日本橋架橋100周年記念ということで、8年ぶりの東京公演。
 第一部は日舞レビュー、第二部は洋物レビュー。14名の選抜メンバーによる上演。

 三越劇場も初めてだったのですが、天井の低い、かなりクラシカルな舞台で、レビューにはちょっとアレだったかもしれませんね。
 二階席は千鳥になっていなくてちょっと観どらかったです。隣が空席だったので移ってしまった…

 OSKを観るのは初めてで、どうしても宝塚歌劇と比べて観てしまうのですが、開演アナウンスがまったく同じでちょっと笑ってしまいました。
 舞台は狭いし音楽は録音だし、装置もセットもあったものじゃないし、照明もそんなに凝れるわけではなかったでしょうが、しかし楽しんでしまいました。
 やっていることは同じなので、知らない組の小公演を観ているような感じ?
 主演の高世麻央さんは甘く優しげなムードで、歌声がもう少し男役っぽいほうが私は好みなのですが、でもこんなヤングスター宝塚にもいるよね、という感じ。
 二番手格の桐生麻耶さんは濃いタイプで、でもこういう人もいるよなーという感じ。背が高くて素敵でした。
 娘役の牧名ことりさんは娘役芸がハンパなかった。単に綺麗とか可愛いとかいうことではなく、いつでもニコニコキラキラしたオーラを放っていて、男役さんと組むときにはそれがとりわけ輝く。素晴らしい!
 続く若手枠では悠浦あやとさんがスタイルが良くて目立って見えました。
 歌手をやっていた娘役さんも良かったなあ。

 トップコンビのデュエットダンス、に当たるものがなかったのは残念。
 ラインダンスのフォーメーションの多彩さは素晴らしかったです。
 
 劇場は、関西から駆けつけたファンも多いのか、熱心な拍手が熱く、なかなか感動させられました。
 宝塚歌劇との差別化ができていないのだとすると、興行的にはなかなか難しいのではないかと思いますが、今度はぜひ関西でも観てみたいなと思いました。
 プログラムにあった公演案内やポスターもなかなか良かった。
 観にいってみてよかったです。
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