駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

『クローサー』

2010年03月06日 | 観劇記/タイトルか行
 サンシャイン劇場、2010年2月23日ソワレ。

 新聞記者のダン(福士誠治)はストリッパーのアリス(佐藤江梨子)と同棲を始めるが、フォトグラファーのアンナ(辺見えみり)に一目惚れしてしまう。一方アンナは医師のラリー(真木大輔)と出会い、互いに愛し合うようになるが…作/パトリック・マーバー、上演台本・演出/鈴木勝秀。1997年初演、世界100都市以上で上演されている「20世紀に英語で書かれた戯曲ベスト100の59位」作品。2004年にはジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンのキャストで映画化。全1幕。

 ジュード・ロウのメガネが素敵で映画版を見に行き、おもしろく感じた記憶はあるのですが、それ以上は全然思い出せない…
 ま、なんてことない「性欲劇」です。
 早口の応酬がポンポンと進んで役者は健闘していますが、ホントは人はもうちょっと考えながらしゃべったり言いよどんだりするものなので、そのニュアンスも出るとよりよかったかなー。

 サトエリは細くて長い太腿がアンドロイド並みで、若いストリッパー役にぴったり。
 福士くんもワルい役をやれていて驚きでした。
 マキダイは楽しそうに遊び人役をやっていて、お芝居が好きなんだなーと好感。
 えみりちゃんもニュアンスのある女の役を好演していたと思います。

 しかし芝居としてはダンがアンナに惚れる理由がよくわからなくて、スタートからややおいていかれたかなー…
 恋とはそういうものなのよ、ってことなんでしょうけれど、でもねえ…
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