駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

小林紀子バレエ・シアター『シアトリカル・ダブルビル』

2018年07月02日 | 観劇記/タイトルさ行
 新国立劇場、2018年6月30日17時。

 『チェックメイト』は振付/ニネット・ド・ヴァロワ、音楽/アーサー・ブリス、美術/E.マックナイト・カウファー。
 冒頭に愛(この日は萱嶋みゆき)と死(村山亮)がチェスをしながら争うようなくだりがあり、その後はそのゲームをバレエで見せる…ような構成だったのかな? 黒の女王(この日は澁可奈子)がバリバリ踊っていて気持ちよかったです。

 『二羽の鳩』は振付/フレデリック・アシュトン、音楽/アンドレ・メサジェ、美術/ジャック・デュポン。全二幕。
 なんかこう…よくあるモチーフだとは思うんですけれどもはやポリコレ的にどうなんだ、と思ったりしました。
 ヤングガール(この日は島添亮子)とヤングマン(アントニーノ・ステラ)がイチャつきのはてにケンカして、そにジプシーたちが呼ばれて、ヤングマンはジプシーガール(この日は萱嶋みゆき)に骨抜きにされ、彼らの宿営地らしきところまでついていくもすげなく追い出され、ヤングガールのもとに戻り、そこにいた鳩もまた二羽になっておしまい…みたいなお話だったんですが。
 バレエとしてのテクニックがとかなんとかより、ヤングマンのあまりのダメさに、「そんな男捨てちゃえよ…」としか思えず、観ていてしんどかったのでした(^^;)。
 ジプシーボーイの上月佑馬が小気味のいい踊りを見せてくれました。
 あと、鳩が本物でいい子で、「アモナスロの鳩ちゃんと違う…!」とか思っちゃいました。

 お友達に誘っていただいたもので、演目としては知らないものでしたが、久々のバレエ観劇は楽しかったです。またベタな演目に浸りにいきたいなー。






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