駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

錦織健プロデュース・オペラ『セビリアの理髪師』

2009年12月15日 | 観劇記/タイトルさ行
 神奈川県民ホール、2004年2月22日マチネ。
 スペイン南部、セビリアの街。若い貴族アルマヴィーヴァ伯爵(錦織健)はひとめぼれした美女ロジーナ(この日は澤畑恵美)を追ってこの街にやってきた。ロジーナは彼女の遺産目当てに結婚をもくろむ後見人の医師ドン・バルトロ(志村文彦)に見張られている。それを知った伯爵は、昔の従僕で今は理髪師としてバルトロの家に出入りするフィガロ(大島幾雄)に助っ人を頼むが…作/ジョアッキーノ・ロッシーニ、原作/ボーマルシェ、台本/チェーザレ・ステルビーニによる全2幕のオペラ。音楽監督/現田茂夫、演出/今井伸昭、美術デザイン/天野喜孝。

 前からオペラには興味があって、CDのアリア集など愛聴していたのですが、このたびお誘いがあって、初めて全曲版など買い揃えて予習に励んだものでございました。
 ところが前日、諸事情により完全徹夜で観劇に挑みまして…せっかくお洒落もしたのに…ついつい音楽が心地よくこっくりこっくりと…(笑)
 だって字幕の位置が高すぎて、キャストの顔と両方いっぺんに観られないのがつらく、だんだん視線が定まらなくなってきて、でも曲はもう頭に入ってちゃってるから馴染んでいて気持ちよく…ああもう、すみませんでした。

 でも、生の舞台はやはり楽しかったです。それと、オペラ・ブッファだったからということもありますが、やっぱりもともとは庶民のものだったんだなという感じがすごくしました。
 特にロジーナが、清純なだけでないいい感じの「小娘」ぶりで観ていて楽しかったです。
 でも、次はド悲劇も観てみたいものだと思いました。
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