駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

ワクチン接種日記 1

2021年08月06日 | 日記
 こんな人もいるよ、という覚え書きとして。

 接種券は7月アタマだったかな?に届きました。前後して会社からも職域接種の案内が来て、予約開始日は区と同日の7月12日でした。区の接種会場がどこも知らないところで土地勘がなく、炎天下に迷子になるとかヤダなと思いましたし、かかりつけ医も特にないため、職域でやってもらおうかなーと思いました。予約開始時間も職域が午前10時から、区が午後2時からでしたしね。予約は取りづらいとも聞きますが、ま、なんとか取れた方で…とのんきに構えてもいました。
 予約開始当日は在宅勤務だったので、自宅からまずは職域の予約をトライしようとパソコンのIEでサイトにつなぐと、早くも「混雑中」。あわててクロームとエッジ、スマホのサファリでさらにつなぎ、ときどきリロードしたら15分くらいでスマホがつながり、あとはわりとさくっと予約が取れました。1回目の予約を取ると4週間後の同日同時間の2回目予約が自動的に取れるというシステムだったので、1、2回目ともその後数日は観劇などのお出かけ予定がない日、というものを事前に自分のスケジュールの中で探す方がむしろタイヘンだったかもしれません。ワクチンの種類は職域はモデルナで区はファイザーだから、どちらかと言えばファイザーがいいんだろうとは聞いていましたが、まあもう予約が取れたしもういいや、区の分はそちらでしか行けない人のために譲るつもりで…と、予約活動を終了。予約バーコードのスクショだけ保存しておきました。接種券と同時に届いた問診票も、当日の体温以外は記入終了。
 その後、実は個人的にはオリンピックは直前に中止されて、人出も減り、事態はゆっくりおちついていくのかなと思っていたんですよね…けれど緊急事態宣言が再度出ても人出は減らず、感染は増え、なのにオリンピックは中止にならず、バブルも何もあったもんじゃなくて…という状況になって、のんきな私もさすがにナーバスになりました。オリンピックのための変な連休の前半を最後に観劇予定もなかったため、出社もできる限り減らし、鍼マッサージに行くのもやめて、とにかく電車に乗る機会を減らして家に籠もりました。
 最後の観劇後に会場近所の親友の家で縁側で並んで庭を向いてごはんしたのを最後に、飲酒も控えるようにました。ワクチンの副反応を抑えるのにその方がいいと聞いていましたし、1回目の接種の1週間後に人間ドックが控えていたからでもあります。私は特にコロナになってから家飲みが増えて「休肝日? 何ソレ美味しいの?」みたいな状態になっていたのですが、人間ドックでは総じて健康なのですがコレステロールは引っかかることが多く、「肉とお酒を控えなさい」と言われることがよくあったからです…でもこれも地味にストレスでした。
 飲料水やインスタント食品、レトルトごはんなどはズボラ故また震災対策として、普段から大量に買い溜めしておくたちでしたが、合わせてスポーツドリンクやゼリー、アイスクリームなどの氷菓、冷えピタと解熱剤も購入して副反応に備えました。3年ほど前に人生初のインフルエンザ罹患したときも、薬をもらったら高熱はすぐ下がったし、普段もホント健康で、風邪っぽい?微熱ある?ってなったときも早めに寝て起きたら治ってた、みたいなタイプなので、逆に4人のうち3人には出ると聞く副反応発熱が怖くて、怯えていました。普段ホントに健康体な分、痛みに慣れていなくて、なので弱い自覚があるんですよね。生理痛も軽いタイプなので家には念のため用のバファリンくらいしかなく、もっとちゃんとした(?)解熱剤を買おう、とドラッグストアにわざわざ出向いたくらいでした。
 しかし小池都知事の「独り者は家で死ね」みたいな発言には心底引きましたねー…そりゃ私は独身でひとり暮らしで終の棲家として買ったマンションのローンを絶賛返済中で、いずれはここでひとりで死ぬ予定なんですけれど、それは天寿をまっとうしたあとのことだと思っているし、満足大往生するつもりなのでたとえ誰にも見取られずまた数日発見してもらえなかったとしても孤独死とか言われたくないんだよなでもまあ死んだあとのこととかどうでもいいやとかは考えていました。でも今、コロナ罹患して救急車も来てもらえず入院させてももらえず高熱や呼吸困難で苦しんで自宅で死ぬ、ってのは違うだろうと思うのですよ。それはホント人災ですよ、なんのために高い税金払ってるのよどんだけ健康保険天引いてんのよ。化けて出てやるよマジで…
 と、とにかく恨むし怒り狂ったんですけれど、でも実際罹って発症して重症化したらホントに自力でなんとかするしかないということになるので、罹らないよう引き籠もるしかない…とホント私にしては珍しく、暗くナーバスになりました。ちょうど震災後1週間くらいの頃の、どよよんとした精神状態に近かったかもしれません。
 接種の数日前から、意識的に水をがぶ飲みするようにもしました。その方がいいらしいと聞いていたので。まあこれは、熱中症対策でもありますね。在宅勤務でエアコンを効かせた部屋でぐうたらしていられることも多いけれど、私は夏生まれのせいか暑いのがわりと好きで(汗っかきだし、得意なわけではない。ただ好きなのです)、風がある日なら窓全開にするだけでじっとり汗をかいて過ごすのもそれはそれで夏らしくていい、とか思うタイプなので、でも水分補給は大事だよねと普段から心がけているのです。
 接種前夜はすごくよく寝ました。当日は、普段あまり食べない朝ごはんもしっかり食べました。
 7月30日12時の予約だったので、朝ちょっと在宅勤務仕事をしたあと、お茶の水の接種会場へ。乗り換えの神田駅で自販機でイオンウォーターの小瓶を買って、一気飲みしました。
 会場は係員さんが親切で丁寧で激スムーズで、問診してくれる女医さんがメガネ美人で、注射してくれるのも女医さんだと舞い上がっていたらビビる暇もなくさくっと打たれて、全然痛くなくて拍子抜けでした。筋肉注射は痛いと聞くけれど、人間ドックの採血とかで血管グリグリ探される方がよっぽど痛いよ?と思いました。アナフィラキシーショックの解説のチラシなぞ読みながら折り畳みのパイプ椅子で座って15分待ち、体調に変化がないので撤収。帰りの神田駅でもイオンウォーターの中瓶を一気飲み。最寄り駅でテイクアウトの豚丼を買って帰って、少し在宅勤務の続きをして、あとはリビングのソファに寝そべってまったり録画消化して安静に努めました。
 3時間くらいしたときに、注射したとところがなんとなくピリピリするというかほの痛いというかぼんやり熱い…?という気もしたので、一応冷えピタを貼りましたが、腕が上がらなくなる、みたいなことはまったくありませんでした。引き続き水をがぶ飲みし、入っていいよと言われたけれど一応お風呂はやめて、万が一のためスポドリの小瓶とスマホを枕的に置いて就寝しました。ちなみにアクエリアスはコカコーラ社製だから買うのをやめる、くらいには今回のオリンピックの何もかもが嫌です。テレビもまったく見ていませんし、新聞のスポーツ欄も飛ばして読んでいます。なんかメダルラッシュらしいけど正直ズルじゃん、としか思えません。公正公平なスポーツ大会を運営できていないと思っています。
 翌朝、起床時で接種から20時間くらい経っていたわけですが、引き続き体調に特に変化なし。予約時には忘れていたのですが実はこの日の13時に観劇予定を入れてしまっていて、でもコンサートをのんびり観るだけだし問題ないやろ、と一応スポドリ持参でお出かけ。発熱もなく、なので検温に引っかかることもなく、問題なく観劇。近所の中華料理屋さんで遅いランチというか早い夕食を済ませて帰宅し、お風呂にも普通に入りました。腕の冷えピタは引き続き貼り続けて、引き続きぐうたら読書や録画消化。
 2日目朝、起きたら接種から44時間くらいすぎていたわけですが、左腕の熱っぽい感じがまったくなくなっていて、違和感がすっかりなくなっていました。もう副反応は終わったのか?と思うも、今度は左胸につながるリンパがなんかぎくしゃくする気もしなくもない…?みたいな感じに。乳癌検診は接種時期と離した方がいい、みたいなことも聞いていましたが、4日後には人間ドックなんだけど…と思いつつ様子見することにして、ノー予定デーだったので引き続きぐうたらしました。
 3日目、早朝に起床。胸の違和感はもうなくなっていました。というわけで予定どおり日帰りでさくっと遠征に出かけました。月初の月曜日、通勤時間に当たった東京駅は普通に人出があってわさわさしていたし、旅行なのかコロコロを持って移動している人もとても多かったです。私はひとりごはんと黙食に努め、15時間ほどで帰宅。入浴して寝ました。
 以後体調はまったくいつもどおり。普通に出社したり、在宅勤務したりして過ごしました。
 7日目早朝、ずっと前に予約してしまった人間ドックに出向きました。マンモも特に問題なく、いつもどおり引っ張られた皮膚が痛いだけでした。例年どおりコレステロールが引っかかり、内科にちゃんとかかって薬を飲み始めた方がいいかも、と言われたことはショックでしたが、あとはおおむね問題ナシで一安心しました。というわけで久々に家飲みしちゃったよね…

 月末の2回目に向けて、また1週間くらい前から禁酒含め節制に努めようとは思っています。軽く済むといいなあ…みなさまもどうぞご安全に!



 


コメント
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