Side Steps' Today

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散財日記

2006年07月26日 | CD批評
Lu7「Efflorescence」
栗原務(g)、梅垣留奈(kbd)のユニット。それまで寡聞にも全く知らなかったが、シルエレにおけるSSライブ時にこのユニットのCDがかかっており、「あらあら、やけにアランっぽいな~」と思って控え室で聞いていた(=本番前の緊張等が全くないことがうかがえる)のだが、完全に”棚部陽一”(Paradox)と錯覚していたが、このユニット(Lu7)と聞いて、愕然。それの1stが再発された、とのことで購入。栗原務(g)については、これまでギタマガ(ギター=マガジン)等で以前たまに見かけてはいたものの、「ちょっとマズいんではないの」というくらいのアラン=ホールズワース・フォロワーな内容にやや意外感。プロ・ミュージシャンとしては、そのサウンドやプレイに個性があって然るべきと思われるが、ここまで似ていては、これが個性であったとしてもコピーとしか受け止められないのであり、1)趣味ではこんな感じの弾き方だが、他の弾き方も勿論出来るという二刀流、か、2)”好きなんだからこれでもいいじゃん”的な非常に純粋な考え方なのか、のどちらか、と想像。キーボードについては、完全に寡聞にして知らないが、特段の特徴なし(失礼)。全般的には、プログレ感が少なく、打ち込み中心のバックに、あまり躍動感もなく、さらに曲の連続感や統一感にも欠け、アルバムとしては残念。当初の期待度が高かっただけにその相対的落差があるとも言えるが...。恐らく、2ndの方がバンド的内容であり、こちらの方が良いのだろうと想像して、これの入手を検討中。
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