Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

フォアグラ日記

2009年04月28日 | フォアグラ日記
おがわ節(ラーメン/渋谷)
夕食のない時こそ、渋谷のラーメンを制覇するチャンスとばかり、気になっていた各店を訪問。まずはヤマダ電機の裏口から出たところにある「おがわ節」なるラーメン店。店頭には”にぼし醤油”とか”にんにく”といった文字が見えるが、雨だからか客は少な目。一度は”ヤメよう”と通り過ぎたものの、意を決して入店。チケットを購入してカウンターに座るという手順ながら、いきなり店員氏に「麺の量は?」と聞かれて面を食らうも(←オヤジギャグ炸裂)、よく見れば中盛りと大盛りでも一切値段が変わらないとのことだが、とっさの反応で「普通で」と返答。出て来たのはこれ(写真)だが、これは通常のラーメンであり、一切のオプションは無し。まずは中庸からがモットーだが、隣に座っていた顔中ピアスのお兄さんは「油味濃い目麺バリ硬支那竹多め.......」と注文しており、そのお経のようなあまりの長さに呆然とする(顔の山盛りピアスとその読経のため、まるで全身にお経を書いた”耳なし芳一”を想像する)が、店員も完全に把握しているのかどうかは不明、一要素程度欠落しても全く不思議でない状態。食するに、味は圧倒的な魚系ダシ味で鰹と煮干しがメインか。野菜はあまりに貧相ながら、素ラーメンでも良いと思っている当方には不満はないものの、一般的には不満な量と思料されるが、なかなかなのはその麺。店員はストップウォッチで計測してから湯切りするほど、バイト氏でもできるような作業ではありそうだが、なかなかなアルデンテ状態でモチモチ感もあり、太めのそれは美味。これなら中盛り(1.5倍)か大盛り(2.0倍)をオーダーしても良かったかと、さもしい気持ちも持ち上がる。自由に量を決定できるにんにくの後味が残るが、決して悪くはない出来と思料。

玉肌日記

2009年04月24日 | 玉肌日記
【湯河原温泉(神奈川県湯河原町)】
桜の季節に湯河原温泉を訪問。湯河原といえば、毎回伊豆への途上に通過するだけであり、本格的な探訪はこれまでなんと全くなく、初めて湯河原が神奈川県であるという事実を知った(正直言えば小田原も静岡県かと思っていた...)のであり、海岸沿いの冴えない旅館やホテル等のイメージからあまり良い印象は持ち合わせておらず。しかし、温泉街は海岸沿いから奥に入った場所にあり、なかなか良い雰囲気を残している(伊豆の小京都ともいわれる)ことに加え、海も近いものの、山の温泉というのがこれまたよろしく、しかも新緑の山肌の中に桜のピンク色が映えるといった中々の景観な中、細い路を登ったところにある旅館で入浴。泉質は完全なる無色透明かつ無臭であり、非常にプレーンなものだが、このようなプレーンな温泉は「名湯」といわれること多し。源泉温度が高いことから、春なのに夏日といった気候にはなかなか長湯はできないものの、露天から見遣る景色もよく、また内湯も前面ガラス張りにて、山里の風景も広がっていてこれまた佳し。海岸沿いの街道筋から離れていることもあり、マフラーのブイブイいう音もなく、なかなか静寂な環境が非常に気に入るも、ここは温泉街からちょっと山を登った場所であり、これまで車で登って来た”すれ違い不能な路”を考えれば、当たり前か。さらに奥には奥湯河原なる温泉もある模様で、この付近には別荘や隠居後の老人が住まう住宅等も多そうながら、伊豆急行線に入ってしまえ交通の便はかなり低下するが、東海道線であれば至便であり、なかなかの立地か。隣は真鶴半島や真鶴港があり、海の幸もよろしく、終の住処とするのも慧眼と思料。

散財日記

2009年04月20日 | CD批評
OSANNA「Prog Family」
イタリアのプログレバンド、オザンナの新作。新作とは言っても、過去の作品の再演なのだが、只でさえ多作なバンドではないことから、あれば購入ということで早速入手して聴くだに、一曲目でノックアウト。というのも、同バンドの名作「Milano Calibro 9」の”Tema”が冒頭に来ているからなのだが、現代的なサウンドで聞くそれは、原盤のアナログシンセがシミュレートであったとしても、そんなことはどうでもイイと思えるほどの内容。まさにシンフォニックなそれは失禁モノながら、2曲目以降が不味。同バンドの名作その2である「Palepoli」からも演奏しているが、これは原盤の方が好ましいという演奏/構成であり、その他は、所謂シンフォニック色の強い曲ではなく、一般的なるロックな楽曲(過去のアルバムで言えば”L'uomo”等)が中心であって個人的趣向には合わず。最初が素晴らしく、次第に尻窄みになってくるというのも、CD構成的には冴えず、あまり良い印象ではなし。演奏も現代的で、プログレな中、やはりベースはチョッパーは演ってはNGだろう、と狭量かつ保守的な想いも出てくるほど、一般的なる内容。これをキッカケとして原盤を再度聞き直したが、「Milano Calibro 9」や「Palepoli」(ともに72年)が絶頂期か。


練習開始

2009年04月16日 | SideSteps
5月末のライブに向けて、早速スタジオにて練習開始。ライブとしては昨年3月以来1年ぶりとなり、その間には、皆様(当方を含め)いろいろあり、生活環境等も変化する中、リハビリ的なメニューから新曲まで、必死に取りかかっております(笑。今回のライブでは新曲等の披露(変換ミスにて当初は”疲労”と出た...)もあり、皆様ご期待くださいませ。
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2009年5月30日(土曜日)
吉祥寺シルバーエレファント  OPEN 18:00 START 18:30
前¥2000 当¥2500  シルバーエレファントにてチケット予約受付中
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※写真はビッチリと書き込まれた譜面(めんふー)....。

フォアグラ日記

2009年04月14日 | フォアグラ日記
イチゴ狩り(三浦半島)
三浦半島まで高速で1時間あまり、食べ放題ということで日頃不足しているビタミンをこの際、一気に補うべく訪問。昼前に訪問し、イチゴ狩りを行ったあとは、そのまま三崎に直行して、そこではマグロ、という胃にはハードなスケジューリングであったことから、朝食は超軽めで臨むこととし、三浦半島の農園に到着することにはかなりなる空腹状態とこれまた貧乏根性が炸裂で、さもしい限り。30分の時間制限で摘んではその場で食するのだが、練乳の入った容器が半分とのこり半分がヘタ入れになっているイチゴ狩り専門容器(この存在もイチゴ狩りがそれほど市民権を得ているということであり、それなりに衝撃ではあった...)を渡されて早速畝を間をイチゴを探して開始。30分という時間にかなり焦りを感じてかなりの勢いで食したことから、手がイチゴの汁で真っ赤に染まるが、そんなこと気にせずに食するが、商品的に八百屋に並ばないだろう小さい実でも相応に美味。しかし、ビニールハウス内は温かく、さらに当初は練乳は満腹感を覚えるから控え目に、と思って付けなかったものの、次第に味の単調さに飽きがきて練乳を付けたはよいものの、急速なる満腹感に加え、過剰なるイチゴの水分もあってかなりヘビーで、時間を見遣るとまだ15分しか経っていないではないか!気を取り直してハウスの外に出て気分転換をして再度採取に臨もうとするが、満腹感はそう簡単に癒えないことに加え、ハウス内に充満する、そのイチゴ臭もあり、しばらく食したものの「もうイイか...」と容易に断念。1.5パック分程度は食したと思うが、気分的には1シーズン分のイチゴを食しきった気持ちになる。教訓、「30分の時間制限にはそれ相応の経験的意味がある」。

フォアグラ日記

2009年04月08日 | フォアグラ日記
釜竹(根津/饂飩)
根津にある饂飩屋。もともとは大阪の本店な模様だが、そもそも仕事で知見を得た某弁護士氏に教えてもらい、当初は飲み会で使用する予定だったのだが、まったく個人的に休日に訪問。たまたま付近の上野に用事があったためだが、蔵を持つ、かなりデザイン料理屋?という印象ながら、なかなか雰囲気のある根津の町中にあってもよくマッチしており、やもすれば見逃してしまう路地にある。昼時で数人が並んでいるも、饂飩であることから回転も早く、あまり待たずに入店をし、早速メニュを見て思案するが、メニュは饂飩では「釜揚げ」と「ざる」の2品のみ。蕎麦屋よろしく「饂飩で一杯」的な酒や肴もあるが、好んで飲まない当方としては全く興味なく、興味はあくまで饂飩のみ。「釜揚げ」に関しては全くチョイスがないものの、「ざる」は細麺と太麺からチョイスをすることから、「釜揚げ大盛り」と「ざる(細麺)大盛り」をオーダー、ちなみに大盛りと並のスプレッドは100円と非常に良心的。釜揚げは、以前讃岐は屋島で食したスタイルで、大きな徳利で熱いつけ汁が供され、それにショウガと天玉、そしてネギを薬味として加えるが、讃岐対比で麺にコシが足りないものの、非常に美味。屋島で食したそれは釜揚げの世界観が変わるほどに美味しかったという記憶があるのだが、麺をのぞけばそれに肉薄。一方、「ざる」は細麺だがら火が通り過ぎて...と思いきや、かなりのコシで、太麺である「釜揚げ」の数倍はあろうかという「バリ堅」。こちらの方が本来の麺の小麦風味を堪能できるか。「釜揚げ」に関しては、こちらでは食することもできないか、と半ば諦めていただけに、刮目。ちなみに周囲もレトロ感が適度に残っていて、街中散策を楽しめるなかなかのロケーション。

Side Stepsライブ

2009年04月05日 | SideSteps
ライブのお知らせ

皆様、桜満開の候、いかがお過ごしでしょうか。
Side Stepsの本年第一弾のライブ日程について、再度お知らせします。
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2009年5月30日(土曜日)
吉祥寺シルバーエレファント  OPEN 18:00 START 18:30
前¥2000 当¥2500  チケット予約開始 3月30日 15:00~
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練習がはじまり、リハビリに余念がありません(笑が、新曲や旧曲を織り交ぜて、皆様のご来場をお待ちしております。

散財日記

2009年04月02日 | CD批評
John Scofield「Piety Street」
ジョンスコの新作ながら、今度はニューオリンズのブルース集。ニューオリンズ録音のニューヨークミックスだが、相変わらずウニウニとしたギターは健在。単にオーバードライブさせたギターなのだが、よく聞いているとギターを聴いているのか、それともなんだか管楽器のような人の声のようなサウンドを聴いているのか、良く分からなくなってくるが、これは(アラン=)ホールズワースでもそうだが、もうギターの域を超えたような表現力。Master of "OUT"と言われたギタリストだったが、アウトしたフレーズが連発されることは少なくなっており、刺激は非常に少なくなっているものの、音楽自体は聴いているとなかなかに愉快になってくる内容でなかなか。ブルースが基本なので、コード進行自体もお約束で、ジャズ、もしくはジャズファンク自体に連発したようなテンション感のあるフレーズもなかなか出ないながらも、ブルースコードの上に乗っているギターはウニウニと縦横無尽であり、変態感はないものの、それを聴いているとこちらの体もウニウニと動き出すような錯覚。もうギターを超えて、ジョンスコの声と同一化しているか。しかし、ジョンスコもジャズからファンク、そしてブルースと守備範囲広いですな。良い意味でもジャズ=ギタリストとは言えないか。