玉肌日記

【霧多布温泉（北海道厚岸郡浜中町）】
霧多布（きりたっぷ）岬付近にある温泉。海岸に非常に近い地にあるだけに、いわゆる”なんちゃって温泉”かと思いきや、その住所名を見るに”湯沸”（＝ユワカシではなくトウブツと読む）なる地名になっており、それだけですでに本格的かつ由緒ある温泉感充分。場所は北海道浜中町にあるが、ここは釧路と根室との間にあり、釧路よりには牡蠣で有名なる厚岸（あっけし）も。霧多布は岬だけでなく、湿原も有名なのだが、付近を走行するになぜか”ルパン三世”の表記多く、温泉訪問にてその疑問が氷解。というのも、この地はその原作者たるモンキーパンチ氏の出身地なのであった...。町営と思しき温泉施設は非常に新しく、侘び寂び感は皆無で、平日夕刻というのに周辺地域の人口密度対比で結構なる賑わい。ナトリウムー塩化物泉という以上の情報がないが、循環加温されている模様で、泉温はやや高め。微妙に塩味があるかという程度の無味無臭ながら、やや黄色か褐色味を帯びた色をしている。恐竜時代の地層から創られているという表記も。申し訳程度のこじんまりとした露天風呂があるが、こちらは微妙に塩素消毒臭があるも、そもそも都内で最高気温36度と報じられている中で気温が24度、かつ海風があるという非常に快適な環境での露天風呂は気持ち良し。そもそも北海道で夏は短く、厳冬期の入浴ではなかなか露天は困難と思料。

玉肌日記

【見沼天然温泉（埼玉県さいたま市）】
さいたま市にある日帰り温泉施設ながら、普段はこの手の温泉はあまり利用する機会もなく、また積極的には利用しようと思わないのだが、信頼できる複数ソースによれば、なかなか本格的かつ良質の温泉であると聞きつけて早速に訪問。実家に用があるタイミングにて、温泉への到着は土曜の夜8時頃となったのだが、周囲が住宅地かつ漆黒である中「こんなところに温泉施設？」という場所にあるのだが、恐ろしいほどに盛況。広大な駐車場がそれなりに埋まっていることに加え、ここにくる途中でも漆黒の住宅街をタオル片手に歩く家族連れを多く目撃。入ってみればなかなかにハイテク、料金も後払いで個人的を認証するタグを使えば、アカすりやマッサージ、食事や散髪も出来るし、1日いても料金は不変という娯楽施設であり、風呂場は内湯、露天ともに非常なる盛況ぶり。広い風呂場ながらも浴槽では「芋を洗うが如く」とはこのことだが、源泉温度は低く、38℃程度であることから、非常に長湯が可能。泉質は塩分が非常に強いナトリウムー塩化物泉で、湧出時には無色透明だが、浴槽では赤褐色である一方、鉄泉系の匂いは無くて無臭。ぬる湯となっている源泉掛け流しの浴槽はまさに長湯に最適な環境にあるのだが、さらに最強なのは、温泉名施設らしく露天風呂には特大のモニターがあり、テレビを観ながら入浴できるということ！多くの人が露天風呂から頭のみを出しながら、皆同じ方向を見ている光景は、なんだかそれが人間ではなく、猿のようで異様なる雰囲気(しかも内容はNHKニュースで海外テロのニュースというアンビバレンスぶり)。ただ、風光明媚なる露天風呂ではないことから景色でなく「テレビ」であるのは道理で、当初はかなり違和感あるも、実際にボンヤリ温泉に入ってテレビを見ていると時間を忘れ、圧倒的な長湯になるのは必定。しかも、この塩化物泉とも相俟って恐ろしいほどに浴後の保温効果あり。

玉肌日記

【裂石温泉（山梨県甲州市）】
山梨の勝沼から大菩薩峠へ向かう途上、その峠の麓にある温泉。前述の岩下温泉が冷泉であったのと同様に、こちらも源泉は冷泉。露天風呂には加熱した湯しかないが、非常に立派なる内湯にはかなり大きい源泉浴槽があり、こちらにも無力透明の26℃の湯が満たされている（これまでの経験では冷泉の源泉漕は非常に人気がないのか、申し訳程度のサイズしか置かないのが一般的と見られる）。泉質は単純温泉ながら、pH9.9とかなりのアルカリ度。しかし、一般的なアルカリの湯にあるような”ヌルすべ感”は一切無く、これまた非常にプレーン。また、浴後にはアルカリ泉独特の非常に好ましい香りも。この付近にはまだ、個人的に未踏の温泉が数多点在するのだが、岩下温泉と裂石温泉の傾向から類推するに、だいたいこのような感じなのであろうか。なお、こちらの露天風呂は石柱に平な巨岩を乗せた構造物があり、なんだか石舞台古墳を髣髴させるのだが、社長の手作りということ。手作りの豪気さをアッピールしたいのだろうが、構造計算とか大丈夫なのだろうか。地震等なんらかのショックで天井の巨岩が崩落するのではないかという恐怖感充分。

SS戦略会議

レコーディング完了にて、今後のCD発表やライブに向けた戦略会議を開催することに...。定番となりつつある渋谷の某喫茶店が夕刻かつ真夏日のためか非常に混雑しているため、付近のホテルの喫茶店にて実施されるも、1時間程度で終了。CDプレスの詳細に加え、今後の練習スケジュール等が議題となるも、来年初メドにライブ実施ということが仮決定となりました。しかしながら、練習日程等を考えれば、あまり時間がなく、他のメンバーもなにかと多忙なる様子。当方は、頻りとなんだかお尻がむずカユくなってくるという不思議な焦燥感に襲われました...。進捗ありましたら、またご連絡します(笑。