Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

フォアグラ日記

2018年01月27日 | フォアグラ日記
Seaside RISTORANTE (沖縄県中頭郡嘉手納町)
嘉手納の米軍施設内にあるレストラン。沖縄とは食の相性悪く、「どうせなら」と新機軸で米軍施設内にあるレストランを訪問。米国軍人でなくとも自由に入れるのだが一応、物理的にゲートを抜けていく必要がある。しかもゲートは無人でこちとら何しろ初訪問のため、無人のゲートを車両で突破して良いものか一瞬困惑、後ろから銃撃されやしないかと背後を気にして突破するも、駐車場には意外なYナンバー以外の車、それも”わ”、もしくは、”れ”ナンバー。安心してレストランに入るに表記は英語ながらも日本人と思しき給仕の方に案内され、マリーナ前のテラス席に。天候はよく、目の前にはヨットハーバー、そして背後からは軍用機発着の爆音(配慮されているのか機影はここからは見えず)というグッドな環境であり、米国人が沖縄から撤退しない訳を痛感。メニューは英語ながら大方わかるが、値段はもちろんドル表示(カードで払ったが円でも払えるらしい、FXがフェアレートかは不明だが)。唯一分からないのは写真等イメージが一切掲載されていないことから、その分量だがざっくりとオーダー。周囲を見渡すと駐車場にあった車のわりには意外に日本人少なく、明らかに外人の方が多い環境。正直、味に全く期待していなかったが、イタリアン風な内容であって食してみれば意外に美味しい。まあ雰囲気的要素が嵩上げしている事実、さらにガーリック風味の勢いで食わせている感は否めないが、普通に美味しい。なお、こちらは予定していないのだが、酒類は現在提供していないとのこと。もしかして…と理由を確認すれば、以前に米兵が飲酒で自動車死傷事故を起こしており、駐留軍全体に禁酒令が出ているとの旨。また、正面にかかげられている「BEST IN AIR FORCE 2015」の意味も聞いてみれば、不確実ながらも「空軍基地にあるレストラン(この分母が日本中なのか世界中なのかは不明)のなかでもっとも来客の多かったレストランである」とのことで、米空軍基地ミシュランでのベストレストランをイメージしていた当方にとってはやや落胆だが、再訪の予感。ちなみにここのトイレにある小便器の形状が物珍しく、撮影をしていたら米人に怪訝に見られた。

那覇航空祭始末(2)

2018年01月20日 | 時事批評
会場には戦闘機や航空機が陳列され、実際にコックピットに座ることもできるのだが、圧倒的な人気を集めていたのがF15イーグル。ただ、F15って86年公開の映画トップガンでも見たよな〜と思っていたが、それはF14トムキャットのようでこちとら素人には全く違いが分からず。ただ、調べればF15は70年代から運用開始されているのでいずれにせよ年代物である。空自に限らず自衛隊の装備は古いと言われているのもなんとなく納得(専守防衛の観点ではそれはそれでイイ気もする)。近くを民間航空機が離発着しているので常に爆音が鳴り響いている一方で、あまりそれも新味を欠き完全に耳に馴染んだのだが、恐ろしいほどに爆音なのがこのF15。これまでバンド関連で恐ろしいほどの爆音(というか一応、音楽)を聞いてきた経験を遥かに上回る爆音で離陸するのだが、その大きさは民間航空機の10倍超であり、民間航空機のそれなど可愛いものと痛感。よくスピーカ等の音源元で音が割れり歪んだりするが、この場合、体感的には自身の耳の鼓膜で音が割れているよう…。またF15のエクゾースト音は非常に指向性が高く、そのピークが徐々に迫ることに対する恐怖感も尋常でない。ちなみに当日のスケジュールでは2時間程度の間隔で飛行(専門用語では機動飛行というらしい)演目が予定されているのだが、それとは全く関係のない時間・タイミングでかなり頻繁にF15のつんざく爆音の離陸があるので「自衛隊のサービス?」程度に思っていたのだが、これは全てスクランブル(対領空侵犯措置のための緊急発進)なのであった…。(続)

フォアグラ日記

2018年01月13日 | フォアグラ日記
シーサイドドライブイン(沖縄県国頭郡恩納村)
赤、青、そして緑のネオン管の看板、かつドライブインというレトロなネーミングがなんとも魅惑的なレストラン。レトロというのはその雰囲気ではなく実際に創業1967年というから米国統治下(沖縄の復帰は1972年)のことであり、その当時の雰囲気を十二分に残す。観光客もそうだが、地元客の利用も多いようで店内利用は営業時間があるものの、テイクアウトは24時間。沖縄の主要幹線たる58号線にあるが、今は旧道であり、立派なる新道からはやや入った場所にあることからこれまでこの付近を何度も走行している筈なのに全く意識にないという具合。メニュー内容を見るに一般的な洋食で、サンドウィッチやスパゲティ的な内容はほとんど。その中でこちらの売りはスープとのことで一応オーダー。後から思えばこのスープがその原型であるのだろうか、沖縄本土では特段指定しない限りでスープといえばこのクラムチャウダー風なマッシュルームスープが出てくることが多いような気がする。こちらのスープがオリジナルなのは豚骨からスープをとっているということで、洋風スープで豚骨ベース?と違和感はあるものの、実際に食してみればほとんど違和感はなく、なかなかに美味。ただ、事前情報を持っているだけに「ああ、豚骨ね」という独特のクセを感じるので、あんまり詮索せずに食するほうが好ましいか。一方で店内にはレトロさをアッピールすべく、なつかしの戦隊モノのビニール人形を始めとする昔の玩具等の展示がされていてやや飲食店としては不純さを感じるとともに、店内にあるテレビからは同店を紹介した旅番組の録画オムニバスが永遠に無限ループで流されているのに閉口。

那覇航空祭始末(1)

2018年01月06日 | 時事批評
当方、誓って軍事マニアではないものの、このところの旅のトレンドはなぜか基地巡り。基地的に見応えがあるのは圧倒的に海軍と空軍であり、さっぱり華のない陸軍には全く目もくれないのだが、今回は沖縄の航空自衛隊那覇基地へ。那覇基地とはいっても那覇空港が軍民併用の空港となっているために実際は那覇空港なのだが、旅客ターミナルから見て瀬長島方向に基地があり、最寄りの駅は赤嶺。フレンドシップデーを狙って訪問するも、無料のイベントということもあって結構なる賑わい。都市モノレールの赤嶺から歩く人に加え、糸満のビーチにある駐車場からバスのピストン輸送が出ており交通は至便なのだが、敷地広大にて苦戦。早くもモノレール車内には軍事オタクも多く、基地見学だけでなく人間ウオッチの場としても(失礼ながら)非常に面白い(笑。彼らの殆どがバズーカ砲のようなカメラを抱えており、それは超望遠レンズなのだが中には自分で工作したのであろう迷彩塗装を施したレンズも。思えば、行きの機内でも羽田や那覇の空港のランウェイや上空でただ只管、連写モードで写真撮影をしまくっていた中年男性を見かけたが、色々な多種多彩な趣味人がいるようで微笑ましい。基地は広大で入口から会場まで歩いて15分程度かかるのだが、それはまさに那覇空港の滑走路脇。民間航空機が非常に頻繁に離発着していて迫力満点なのだが、普段は全く見慣れない光景も爆音もそこに数時間いるだけで全く気にならなくなる。ちなみに会場へ向かうマニアはその大抵が撮影機材が入っているのであろうリュックサックを背負っているのだが、そこには赤いフダが…。よくみれば「REMOVE BEFORE FLIGHT」と書かれたタグであり、駐機中の戦闘機のピトー管等のカバーについているタグなのであった…。よほどマニアの琴線に触れるのだろう…。(続)