【池の湯露天温泉(北海道屈斜路湖)】
コタン温泉ほど熱くない、と聞いていたことから、それでは、とそこから車で10分程度の距離にある北部の温泉、池の湯露天温泉をトライすることに。まず、場所が分からずに”池の湯”という(しかも南下方向の道にしか表示されていない)看板を頼りにダートをブリブリ入っていくとやっと看板表示を発見し、進んでいくのだが、そのうちになんだか男女別の脱衣場らしきものが...。”入る気のある人だけが行く場所”ということで”かなり空いている”と聞いていたが、遠くから見遣るに誰も入浴しておらず、車が数台駐車されているのみだったことからそのまま進んでいくと、ついに温泉を発見!しかし、なんだか温泉には見えない...。というのも、泡立った藻が水面に浮いているではないか。事前情報によれば水温が38℃程度なので、日光で藻が繁殖する可能性が高く、さらには底も藻によって滑りやすいとのことだったが、それ以前に、水面の1/3程度を覆っているこの大量の藻にまみれて入浴するのはかなりの奇人ではないかと思料し、”藻マニア”でも無い当方はココも断念。断念というとなんだか非常なる断腸の念という語感があるが、ここは逆に”損切ってスッキリ”という感じだが、まさに「池」であってネーミングの妙に感心もするが、周囲にも雑草が生い茂っており、人の手が入っていないことに加え、脱衣所も天然放置プレイ状態にあり、コタン温泉と比較すると”まったく管理されていない状態”、いわば「アナーキー風呂」。ここでも”温泉は適度に人的な管理が必要”との念を強くする。ちなみに池の一部は屈斜路湖と繋がっており、これにより水温が低い状態にあるものと思料。