Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

SideSteps 仙台遠征記(22)

2007年11月29日 | SideSteps
後ろから付いてくる伊東車は機材満載の上、道が分からない模様、さらにはこの鎌先温泉を予約したのが当方であったことから、きっと後方では「また岩井がマニアックな秘湯をチョイスしたな~(声のトーンは呆れながら)」と言っているに違いないと想像しながらも、宿が数軒ある温泉街だったのに...と思いながら走り続けるとなんとその先はダート!ノーマルで車高の低い当車と、機材満載で車高の低い伊東車は徐行。しばらくすると舗装に戻り、そのまま指示に従って驀進するに、温泉街の明かり。ホッとしながらも今晩の宿泊地「一條旅館」を探すも、一番奥の急坂の上に位置しており、これまた伊東車を気遣いつつ、ゆっくりと登ってやっと到着。玄関前に横付けして伊東車に乗っていた面々と途中の道の心細さについて談笑。

玉肌日記

2007年11月28日 | 玉肌日記
【甲子温泉(福島)】
福島県南部にある温泉。栃木県との県境に近い。甲子と書いてカシと読むが、国道289号線の行き着く先にある一軒宿。旅館は大黒屋なるものがあるが、外見はかなりシブくビビるも、温泉設備はかなり充実していることに加え、手入れも充分でWeb等で「自然と温泉しかございません」というだけことも充分納得ながら、その温泉は素晴らしいの一言に尽きる。基本は内湯ながら、混浴の内湯は水深1.2メートルあり、しかも広く、十分すぎる湯量。浴舎も内部は薄暗いものの、夜になれば電気ながらもランプに灯がともり、雰囲気は充分。浴舎に入ろうとすると、いきなり目の前に浴槽があることからかなり驚くも、これこそ昔ながらの浴場であり、右手に脱衣場があるも、それは単なる衝立のみで隔てられた場所であって、そこで着替える。法師温泉もこのようなスタイルと記憶。温度は温めだが、長時間入ることができて好都合。大きな浴槽の真ん中に「子宝石」なる石が水中にあり、子宝祈願な人はここをさする等すると恵まれるとのことで、客も女性客が多い印象(しかしどちらかと言えば年齢層はかなり高かった...)。その内湯には108段の階段を下って行かなくてはいけないということで、運動不足の身としては浴後にそこから登ってくることを考えるとビビるが、それほどでもなく、適当なる運動程度。湯は単純温泉ながら、その温めの湯に長時間入っていると浴後には非常なる爽快感があり、その後にはかなりなる倦怠感。温泉に入っているとそれなりに疲労するが、温泉に入って寝て、の繰り返しはそれなりの運動(=ダイエット?)にもなるか。これまでに入浴した内湯系では五指に入る素晴らしさ。

SideSteps 仙台遠征記(21)

2007年11月27日 | SideSteps
楽器搭載が完了するとここで解散。田村リーダーは温泉に行かず、そのまま18時台の東北新幹線にて帰京。ベータ夫妻はこれから温泉ながらSSとは別行動にて、我々が昨年訪問した作並温泉へ。当車と伊東号がそのまま鎌先温泉を目指す。定禅寺通りを走るに、ここではまだジャズコンボ等が演奏。比較的渋滞もなく、そのまま白石ICを目指して、仙台宮城ICから東北道を南下。走行中に完全に日は暮れる。白石ICには30分程度で到着し、そこからはナビを持たない当車が先導するも、事前調査の道の一本手前で”鎌先温泉→”なる標識が出たことから、そこを素直に右折。しばらくは民家もあったが、その後は完全なる漆黒。道もワインディングしており、非常に不安となるも、途中に同様の看板が同間隔で発見できたことから漆黒道を驀進。

SideSteps 仙台遠征記(20)

2007年11月26日 | SideSteps
後片付け途中にも我々を慰めてくれるべく声をかけてくださったお客様が非常に多く、本当にその暖かい気持ちに感謝。PAの方からも同様の声をいただき、恐縮した後は、実行委員の方に謝罪。他バンドとの兼ね合いで時間厳守をしないと他バンドからも抗議があること、会場を借りている時間を守らないと来年から会場が借りれず、出演バンドも減ってしまうこと等、なるほど最もな理由をにこやかにご説明いただく。お客様からの抗議もあったようだったので、それにたいして不愉快を得たに違いなく、それに対して再び謝罪。事情はあれ、非常に印象に残る演奏であったことは確か。楽器をまとめると車を移動させ、早速搭載。この後は県南の鎌先温泉。最後までいろいろお世話になった方へ挨拶。本当にお世話になり、頭が下がる。また、今回も北海道から来てくださったMさんにも感謝ながら、Mさんが温泉マニアであることが判明して北海道の温泉についてヒアリングし、貴重なる情報を取得。

SideSteps 仙台遠征記(19)

2007年11月22日 | SideSteps
演奏曲目は以下の通りながら、最後の曲で時間切れという状態。演奏の途中でヤメなくてはいけないという状態は前代未聞ながらもルール遵守であり、演奏中止。時間が足りなくなったのは我々の楽器トラブルや用意/準備不足が原因であって、最後の曲を中途半端な状態で終わってしまったことに対して、お客様には申し訳ない気持ちで一杯。一部のお客様が実行委員の方に抗議をしてくださった模様ながら、その抗議は当方らの段取りの悪さに向けられるべき。早速後片付けをすると、SSが当ステージの最終公演であったことから、PA等も撤収され、ガランとした状態に。
1. Untitled
2. LATIN'07
3. Close to Home
4. Inner Space
5. Blowout

SideSteps 仙台遠征記(18)

2007年11月20日 | SideSteps
最後の曲を演奏しているのを聞くに、あまり当方は緊張感なく、不思議と落ち着いた状態。他メンバーは演奏に対する緊張というよりは、セットアップがどれだけトラブルなく早くできるか、という点で緊張している模様で、問題はセットアップ。最後の曲が演奏し終わると、撤収を手伝った後は早速セットアップ。野外の演奏では電圧が足りない場合が多く、デジタル系の楽器(特にペダルボードにあるチューナーやデジタルディレイ)とチューブ(真空管)に対する影響が気になるも、こちらも問題なさそうであって、早速セットアップは完了して後は演奏するのみ。周囲をみるだに、まだキーボードとドラムはセットアップが完了していない様子であることから田村リーダーと早速MC。お客様は非常にたくさんで、多くある定禅寺ジャズフェスの会場でもここのステージ、この時間帯に来てくださったことに対して感謝。そして演奏開始。

玉肌日記

2007年11月19日 | 玉肌日記
【滑川温泉(山形)】
米沢八湯の一つ。姥湯に向かう道をちょっと脇に入ったところにある温泉で、姥湯の枡形屋とは一転してかなり鄙びた感のある福島屋旅館(ちなみに場所は山形)のみの一軒宿。中は大正昭和の雰囲気充分なるつくりでかなりシブいものの、温泉をウリにしているだけあり、温泉設備はなかなか立派。露天は泉質は姥湯同様に白濁しているが、白濁具合は姥湯対比でも濃厚。姥湯が酸性度が高い一方で、こちらは比較的中性に近い。温度もちょうど良く、温泉勝負派と見た。露天2つ(岩風呂1と檜風呂1で時間によりどちらかが混浴で他方が女性専用)と内湯(混浴1と女性専用1)。露天はかなり開放感があるも、山奥なので問題なし。訪問時間に依り、檜風呂に入ったが、風呂底にイボイボなる触感、どうやらスベる檜のためか、風呂底に滑り止めが張ってあり、やや幻滅。滑って転倒事故でもあったのかもしれないが、やや過剰反応か。川沿いのかなり無理なる場所に設置しているためか、湯船形状がデルタ(Δ)状となっており、4~5人程度が限度ながらその分、掛け流しの循環が良く、鮮度も高くて満足感あり。内湯にも入ったが、こちらはなかなかに温度高いものの、これこそ本来の温泉の姿であって、最近に登場したという露天に比較するとその地味さから入浴客はほとんど居らず、その分、シブさと鮮度を満喫。最近の嗜好として”露天より内湯”を感じるようになってきているか。

好評発売中?

2007年11月17日 | SideSteps
全国の皆様、東京でも肌寒くなってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
本日、所用で新宿に行きましたが、定期巡回している新宿ディスクユニオン~プログレ館で、「どこかで見たジャケだな~」と良くみれば”Alive II”が平置きで目線の棚に置いてあり、かなり意外でありました。多くのCDが出ている中で、1ヶ月以上もここに置いて頂けるのは光栄でさえあります。その棚を見知らぬお客様がジッと見ていたので、手にとるかどうか非常に気になったのですが、あまりに心臓に悪いので、さっさと退散しました。店内なので撮影することも能わず、ですが、DUさんにはお世話になっております(笑。有り難いことです。ついては、プログレ館ではありませんでしたが、ジャズ館で発狂買いをして少しでも恩に報いた気になりました(苦笑。

SideSteps 仙台遠征記(17)

2007年11月14日 | SideSteps
TWの次には2バンドほどあり、その間中も演奏を聞きながら、知ったる曲は併せて弾く等し、本番に向けて着々とセットアップ。昨年はSSの直前に演奏したTスクエアのコピーバンドが再び出演。仙台ヤマハで講師をしているということで関係者もいたのか、なかなかの集客。今回のSS直前のバンドは昨夜のライブでもご一緒したKさんのバンドながら、ベースアンプ位置の移動等もあり、ヘルプ。昨夜は演奏をみることは出来なかったが、ギターの方がサウスポーであって、ベースのネック側にギターが立つとギターのネックにあたってしまう可能性があり、立ち位置が非常に重要であるということにハタと気づく。演奏を聞きつつ、みなセットアップ。当方はペダル関連を出して用意。今回はペダルボードにまとまっており、セットアップは非常に簡単。前回、野外のために日光の直射をうけてディスプレイが見えなかったチューナーについては非常に苦労した経験を活かし、今回はディスプレイが大きく、液晶のものを準備。事前に実験してこなかったことから、今回、野外でも見えるかとやや心配ながら、電源をいれてみるとバッチリ。これにて安心して後は本番を待つのみ。

SideSteps 仙台遠征記(16)

2007年11月13日 | SideSteps
音のバランス感をみるためにも、演奏中は会場のいろいろなる場所で音を聴き比べるも、当然のことながら場所によってかなりな格差があり、場所によって大きくバランスが変わると認識。低音は音の指向性が弱いため、いろいろな場所でよく聞こえるものの、会場の特質か、かなり音が回る印象で、音像がボヤける印象。高音域については、キーボードを出力するスピーカーの前ではよいものの、後方や側面では音が聞き取りにくく、結論としてはまさに正面が最も理想のバランスと思料。演奏が終了すると、こちらもいよいよ本番前の緊張の気分。楽器を片手に指慣し。前日のライブ時に事前に練習してなかなか有用だったことから今回もここぞとばかり練習。覚束ない箇所を集中的に指慣しを兼ねての練習を行うと、田村氏も触発されたのか、ギターを取り出して練習。依然として天候は怪しく、南の空には暗雲もあり、ザーときてもおかしくなく、ステージ終了まで持ってくれるか不安。

玉肌日記

2007年11月12日 | 玉肌日記
【姥湯温泉(山形)】
米沢八湯の一つ。米沢-福島の街道から道一本南に入って、車一台がなんとか行き違い可能なる道を10キロあまり進んだ末にある温泉。秘湯として有名だが、有名なあまり人が多いようで、”秘”感はあまりなし。ガケにへばりつく格好で枡形屋なる旅館があるが、ここも自家発電しており、非常に快適。まず、温泉までのアクセスだが、道は細いものの、舗装。しかしクネクネはしていて結構なるスピードですると同乗者は車酔い(当方の激走に問題有)。最後の最後でダートになるが、これは数百メートル程度。楽勝で到着すると、駐車場に車を停め、そこからは徒歩5分程度で枡形屋到着。風呂は露天2つ(混浴1と女性1)、内湯2つ(男女別)。ガレ山を見ながらの露天が絶景露天で自然冷却した源泉掛け流しで、硫黄泉。色は天候や時期で異なるも、訪問時初日(天気晴れ)は白濁、翌日(雨)は透明ながら微弱白濁という具合。山を隔てた向こうにある高湯温泉が白濁であることを考えれば到って納得だが、比較的に白濁具合は弱い。露天混浴は10人程度は入れるものの、湯量をセーブしているのか、浮遊物等も多く、あまり鮮度はよろしくないのが一目瞭然。水深も(堆積物のためか)浅く、ゆったりと浸かれないことに加え、天候次第ではやや温(ぬる)く感じるか。その点では内湯が良し。ここは日帰り温泉客を受け入れているが、満喫には宿泊は必須。翌朝に帰ろうとすると駐車場から登ってくる夥しい数の日帰り客と遭遇。それだけ入れば露天の衛生状態も、とは思うが、V字渓谷奥にあって更なる拡大は難しく、有名なる秘湯故の困難に直面しているか。

SideSteps 仙台遠征記(15)

2007年11月08日 | SideSteps
その途中で早めの昼食を、ということで田村氏とともにランチ。最寄りにある冷やし中華発祥の店なる中華料理屋を目指すも、同店の店頭は行列状態であり、早々に断念して付近を物色するも、オフィス街であるためか、飲食店は少なく、あっても日曜ランチは休業という有様でランチ難民と化して、飲食店を探して仙台駅方面に遠征。仙台として特色のあるものを、と探すも、牛タン程度しかなく、時間も迫っていることから、そば処丸松なる簡易そば屋に入店してさっさと食事。それを済ますとコンビニで水分等を購入して会場へと戻る。会場では伊東氏?府川氏属するTRIAD WORKSが演奏開始準備中なるも、府川氏が当方の車の中にあるバックが必要とのことで慌てて車へ行き、バックをデリバリするも、本当に本番直前のタイミング。ステージ上でドラム前に座って、叩き始めんとする状況で手渡しして、演奏開始。

玉肌日記

2007年11月07日 | 玉肌日記
【五色温泉(山形)】
米沢八湯の一つ。五色温泉といえば、本稿初回にて紹介した”五色の湯温泉(長野)”とは名前は似ているものの、まったく非なる山形の温泉。五色といえば、こちらの方が有名と思われ、一つは山を越えた向こうに裏磐梯の五色沼があるということ。さらに第二としては、これまでここは一応秘湯系ながら、非常に興味があったのは全く別の理由であって、それはここが「第三回共産党大会が開催された場所」だから。当時非合法の共産党の大会がここで行われたのは画期的で、ここら辺は当方の好きな”昭和初期の暗部”的な陰靡なる雰囲気充分で、”スパイM”関連書籍でも多く登場し、非常に興味深い。メンバーはバラバラに来訪して、宿の人にも発覚しないように大会を開催した、と聴くものの、それ関連の資料や写真等が残っていることを大いに期待して向かったのだが、それはまったくなく、正直ガックリ。しかし、それをカバーする温泉があったのでそれも徒労とはならず。訪問当日は、東京からの観光バス”はとバス”がきており、それには”秘湯とさくらんぼ狩り”とあって、大型観光バスが入って来れてさらに横づけできる秘湯、というのも、なんだかその存在が形容矛盾のようであって、不可思議な感じも否めないが、この米沢八湯の1タイプである透明な湯な中に、やや白~茶色の湯の華が混じるというこの付近の特徴の湯は健在。さらに温めの湯であって、日中でも充分過ごしやすく、露天風呂からの絶景をみながらの長居が可能であり、なかなか素晴らしい。アクセスの良い秘湯ながら、観光バスにはやや幻滅。

SideSteps 仙台遠征記(14)

2007年11月06日 | SideSteps
前日に会場を下見していなかったので、今回会場をみるのは初めてながら、かなり奇麗なるオフィスビル前の共用スペースという感じで既に11時から始まる演奏を待ち受けているお客様が。さらに好都合なことに、木立による日陰があり、ベンチ、さらには飲食物の出店もあり、ちょっとこれまでの演奏環境とは違って好印象。ただ、場所が駅には近いものの、繁華街からはやや距離を置いていることから集客には不安も。付近の駐車場に駐車すると会場へ。ちょうど1バンド目が演奏を開始するところだったので、このバンドを拝見。天候は曇りながらも、南方の空を見やるにやや暗雲が迫ってきており、台風一過後の晴天を予想していたが、リスクを感じる空模様。一方で、ギラギラの太陽のもと、灼熱の中で熱中症、という事態は避けられるか。2バンド目は仙台では有名と聞くソウル系バンド。一曲目から某有名曲のギター+ボーカルアレンジで今後に期待を持たせるも、完全なるパフォーマンス?バンド。

SideSteps 仙台遠征記(13)

2007年11月05日 | SideSteps
日曜日
朝7時程度に起床するも、ベッド内でウダウダ。一週間の疲れが残っているせいか、朝からぼんやり感。集合時間になったのでそのまま着替えるとロビーへ降りていき、早速8時から全員で朝食。定禅寺のライブ目当ての人か観光客か、結構なる混雑のなか、バイキングの朝食。ホテルのバイキングだが、終了時間近くに行くと何も残っていない(残っていたのはパンと刺身一切れ...)という噂を聞いていたが、実際には杞憂で問題なし。チェックアウトは10時半。会場集合は12時半ということで、チェックアウト時間にロビー集合とすることとして一旦解散。当方は部屋へ戻ってゴロゴロ。のんびり感も束の間、あっという間に集合時間近くになったので、身支度をしてシャワーを浴びてチェックアウト。朝食からチェックアウトまでの時間に、機材車たる伊東号は既に会場(花京院)近くの駐車場に車を停めてきたとのことで付近の駐車場事情をヒアリングするも、近くにはコインパーキングが多いとのこと。早速タワーパーキングから車を出して、会場へ。