Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

散財日記

2007年02月28日 | CD批評
エリザベス=シェパード・トリオ「Start to Move」
最近、数は購入しているものの、なかなか秀作に恵まれなかった女性ジャズボ(ーカル)の中では、久々に快心のスマッシュ-ヒット。女性名のバンド”トリオ”ということで、なにが”トリオ”か、ということも分からずに聴いていると、なかなかにピアノがジャジーでよろしく、どこぞの男性が弾いているのか、とジャケを見てみるに、それがこのエリザベス=シェパードご本人であり、ボーカルも巧い上にピアノもかなりなもので、まずそれに驚くとともに、曲もオリジナルとカバーを交えながらという内容だが、オリジナルがなかなかよろしい。変拍子に染まった身としては、最近はそれへの順応のせいか、7拍子程度ではあまり変拍子感もなく、普通に聴き過ごしてしまうも多いが、当初1曲目からいきなり7拍子のリフ!女性ジャズボでいきなり7拍子の曲が冒頭にくるだけでもうKO(ノックアウト)気味だが、この方、なかなかリズムがシャープで、そのハッキリしている声色のせいもあるが、全般的にかなりリズム=コンシャスであって、これがまた潔い(そういえば本CDはDUで購入したが、紹介文にはそんなことが書いてあったような気がしたが...)。マイルスの”Four”(スタンダードでは超有名ですな)をかなりのスピードで歌詞をつけて歌う様は、まさにハードバッパーそのもの。寡聞にしてこれまで全く知らず、アルバムタイトルからして、デビュー作とも思われるが、なかなかの傑物で、次回作以降が楽しみで要フォロー。

玉肌日記

2007年02月27日 | 玉肌日記
【妙見温泉(鹿児島)】
鹿児島空港から車で15分程度の立地にある温泉。空港から近いということは市街地も、ということは全くなく、どうやら最近の空港は山の中を切り開いて造るのがトレンド?な模様であり、ここも山の中。川が流れており、その両側に温泉旅館が並ぶが、中にはデフォルトしたものも結構あり、よほど旅館としての特色がないと経営的に厳しいことは容易に想像できる状況ながら、ここには通常の温泉に加え、ラムネ泉という炭酸泉があって、お湯的にはなかなか。特にラムネ泉には異様に湯の華が多く、比重が重いのか、これがあまり湯中を舞わず、底や壁面に定着していることから、最初は全く綺麗なお湯にドポンと入ったつもりが、その振動で舞い上がる湯の華の多さにビビる状況で、それも肌色のような色であることから、まさに垢(あか)を想像させ、ちょっとゾッとする場面も。炭酸泉であることから、もともと湯の温度は低く、冬場では長時間入っていなければ耐えられないと思われるほどだが、確かに入っていれば皮膚には炭酸と思しき気泡。これが体内に取り込まれると血管が拡大して血流がよくなるという内容の表示もあるが、本当か?と思いつつ入浴。他方は比較的に温度が高いことから、炭酸の含有もなく、湯の華成分もかなり少なく、安心?して入浴。ちなみに、すべて源泉掛け流しであるが、湯の華をモロに浴びる印象で、これぞ源泉掛け流し感を満喫。だけど、上記のように人間の垢を想像させるような肌色の湯の華がユラリと肌にまとわりついてくるのは、決して爽快感があるというものではない。炭酸泉は、その効能から病院でも治療に使われているとのことだが、まさにその気分で”あまり気持ちよくないけど体にはいいはず”と自己暗示をかけて入浴するのも、なんだか不思議な気分。

ライブ 10月14日ドキュメント(21)

2007年02月26日 | SideSteps
それも終了すると、本当のアンコールを演奏して、本日の演目は全て終了。起こしいただいたお客様、本当にありがとうございました。今回だけでないが、遠方から駆けつけてくださったお客様への挨拶と、一人でも顔を覚えたいとの意図から、シルエレ出口でご挨拶。お客様には本当に頭が下がる。特に今回は仙台や北海道から来られた方もいて、そのまま本日は東京に宿泊とのこと(そりゃ帰れないですな…)から、無理を言って打ち上げにもご参加いただくことに。ご挨拶を終えると、後片付け。今回はレコーディングもあり、早めに店を開けてくださったので、早めに撤収するべく、大急ぎで後片付け。レコ-ティング関連の機材も一気に撤収すると、車に積んで帰宅の用意。帰りには府川邸経由であることから、ドラム関連の機材も搭載。他メンバーも撤収完了すると、シルエレの方々に挨拶して、打ち上げ会場へ。打ち上げ会場はこれまで何度か来たことのある甘太郎、メンバーだけで会場へ向かうが、到着するに、先発隊20名程度で既に会場は一杯であり、あと20分で合流できるスペースが空くとのことで、そのまま4人だけで別室へ。最近はこのようなお店に来たことがないので、ちょっと戸惑うが、まずビビるのは、メニューが電子化されていること。確かに、人を呼んでオーダーしなくて良いし、オーダーがきちんと入っているか不安になることもなく、会計まで分かるというのは素晴らしい。

フォアグラ日記

2007年02月23日 | フォアグラ日記
福也(鰻/伊東)
伊豆・伊東の奥野ダムにある鰻屋に訪問。冷川峠へと向かう街道沿いにあるものの、そのシャビーな外観からは通常は全く入店の意欲は湧かない(これまで同店前は何度も車で通過するも、不見識にも全くその存在に気がつかなかった)ものの、ここが鰻の名店と聞けば外観のシャビーさ等関係ないが、その噂たるや真実。今は亡き(クイズダービーで御馴染みの)”はらたいら”ご推奨の店とのこと。メニューはシンプルで数品しかなく、お値段もそこそこなるも、鰻屋にしてはそれほど待たずに供されたそれは非常なる美味。基本的には添付されている伊豆産と思しき山葵をつけて食するが、山葵の常として、脂モノに対してはかなりその効果が減殺されるものの、その具合がまたよろしく、白焼き+山葵という組み合わせはこれまであったものの、蒲焼+山葵もかなりイケることが判明。山椒であれば、中華で使用される花椒でなくともかなり口内にシビれ感が残るが、山葵ではそれがなく、口がシビれることによる味覚不通なるものがなく、充分に味を堪能できるか(ちなみに、同店には山椒は置いておらず、どうしてもというお客には"持参せよ"という徹底振り)。タレはかなり濃く、色も黒に近いが、それほどクドくなく、微妙なる按配であることに加え、何といってもその鰻の身がかなり分厚く、しかもフカフカな状態であり、サイズ"小"であっても十分なる満足感を覚えるのは、その「最高級品しか使用しない」というコダワリの故か。キモ焼き(黄身と山葵にて食する)もオーダーするが、一人前が2本であり、シェアした方がよろしいくらいの量で、かなり良心的。接客対応もよろしく、味は外見では分からないという稀有の絶好例と思料。なお、クドいようだが、サイズを問われた場合は見栄を張らずに"小"にて充分(同席した他の男性客は小を"大盛りでないやつ"と表現していた→そのくらい大きい)。

玉肌日記

2007年02月22日 | 玉肌日記
【筌の口温泉(大分)】
筌の口(うけのくち)温泉と読む。阿蘇から外輪山を下った温泉密集地域の九重にある温泉。付近には観光振興のために巨費を投じて造ったと思しき"吊り橋"が完成仕立てであり、それを目当てに観光客が殺到する中、そんなものは全く目にもくれず、付近の筌の口温泉。ガイド等で見るにここの温泉の色は緑で、さらには露天ということで、非常に魅力的なものに写るが、勢い込んで「公衆浴場」に飛び込むも、そこは完全なる内湯のみであって、お目当ての露天は隣にあった旅館のそれと気がついたときは既に時遅しで、一応ここでも入浴。ちなみに同時に到着した中年ご夫婦も間違った模様にて、後続して入浴。色は黄土色であって、その色の通り、舐めると鉄分のある味。間違いはサッサと損切るという信条のもと、さっさと隣の旅館に移ってハシゴ入浴。ここは写真で見たあの露天ながら、かなり開放感があり、木漏れ日が水面を照らして、確かに公衆内湯で見た黄土色とは違った色に見えるも、決して"緑"ではなし。湯成分は公衆浴場と同じながら、温度はやや低めで長時間入っていられるか。混浴ながら、ここまで色が濃いと問題ないが、一応女性専用露天もある模様。たまたま紅葉のシーズン、かつ天気もよろしく、素晴らしい環境。聞けば胃腸病に聞くという炭酸水素塩泉とのこと、これまでしてきたフォアグラ生活を癒すためにもゆっくり入浴。

ライブ 10月14日ドキュメント(20)

2007年02月21日 | SideSteps
その後、「こんにちは、赤ちゃん」を演奏して終了するという次第。本人に気づかれず、議事進行し、いよいよプレゼント授与。この段にてやっと本人が気がついた模様だが、プレゼントはアマゾンで購入したブロック。お客様には分からないかもしれないが、これは中学生時代に「工作部」なる部(しかもこの部は"プラモデルを作る"などといった生易しい作業をするのではなく、"フルスクラッチ"というプラ板やプラ棒を駆使してモノホンまがいのモデルを作るというこれまたオタクな部だった模様)を立ち上げて、部長に就任した府川さんの長男であれば、さぞかし工作マニアに成長するに違いないと読んだことによる「(レゴ?)ブロック」(ちなみに、帰りに府川邸までお送りした際、当方はこのプレゼントの中身を知らず、これを降ろそうとしたときに箱の中がジャラジャラいうので、つい、運搬途中に中でプレゼントが破壊されてしまったと思い、多いに焦った)。そして、「こんにちは、赤ちゃん」の演奏(ちなみに、前述の写譜時に田村リーダーの譜面を見たら曲名に「赤」と書かれていた….)。早速軽く打ち合わせをして演奏をするが、当方ソロはスラップでお客様の失笑を買うながらも、これは元気な子(=チョッパーのイメージ)に育って欲しいという一念によるものを表現したつもり(笑。

玉肌日記

2007年02月20日 | 玉肌日記
【新祖谷温泉(徳島)】
祖谷と書いて"いや"と読むが、徳島県の温泉。温泉マップ等を見ても、四国は基本的に温泉空白地帯であり、松山の道後が有名な程度で、それ以外にあまり聞かないが、道後のそれは塩素殺菌処理されているということで、ほぼ温泉とは名ばかりの"銭湯"に近いものと思われるが、ここは徳島の山中であり、高知にも近く、まさに四国山地にある温泉。"新"があるくらいだから、勿論、祖谷温泉もあるのだが、ここの特徴は湯というより、「温泉までの経路」。祖谷温泉では同旅館(一軒宿)敷地内にケーブルカーがあって、これを使って谷底まで下って温泉に入るのであるが、それも結構本格的なもので、確かに"なんちゃってケーブルカー"ではなく、ケーブルカーでないと下るのも困難だし、まして登りは・・・というもの。これに対抗してか、新祖谷温泉では、温泉が山の上にあって、入りに行く時に登るという、まさに逆になって対向しているが、ケーブルカーでみれば(旧)祖谷温泉に軍配か。泉質は無色透明で無臭ながら、露天は四国山地を目前として特に見晴らしがグー。なお、近くに、日本三大奇橋の"かずら橋"があり、実際に渡ることが出来るが、これは恐怖!かずら橋とは木の太い蔓(つる)で吊った橋ながら、足元は15センチ程度の幅の板と同程度の"空間"で構成されており、その空間からは10メートル程度下の川がモロに見えて、はっきり言って高所恐怖症気味な当方ではかなり渡るのに困難を要し、ここ最近ではもっとも恐怖を感じた出来事だったか。

散財日記

2007年02月19日 | CD批評
エディ=ゴメス バンド(Iridium Jazz Club New York)
NYKでの放課後(正確には到着の日曜日)に一人、ライブハウス「イリディウム」へ。ミッドタウン・ブロードウエーにあるながらも、丁度その日にはエディ=ゴメス・バンドのライブがあるということで早速訪問。なお、このライブハウス、東京にて全く知らなかったものの、当日現地で入手したパンフによれば、翌月の9月にはマイク=スターン・バンド、そしてディブ=ウェックル・バンドと、かなりな有名どころが良く出ている模様。訪問当日は日曜だったが、月曜には毎週、あのギブソンのギターで有名なレス=ポールが定期的に出演している(彼はここにしか出演しないらしい)とのこと。出演がエディ=ゴメスで、かつ日曜日、しかも事前のweb等での予約なし、ということもあり、混雑(訪問時期はちょうど夏休み)を予想してショーの1時間前には到着し、受付で「予約していないけど入れる?」(勿論英語)と聞くに、受付の女性は問題ないとのこと、それもその通り、店内はガランとしており、客は当方以外にはなんだかイスラム的な方々が1組のみ。かなり拍子抜けしつつも、巨大なハンバーガーを食し、マティニでも飲みつつ待つに、小柄なるオジさんがステージ脇の小部屋から楽器(コントラバス)を引っ張り出しており、良く見るに、それがエディ=ゴメスであった・・・。エディ=ゴメスといえば、口ヒゲのイメージが強いものの、今では生やしていない模様(こっちの方が若く見えるか)。チューニング等をするが、一番の感動は弓にて軽くボーイングをした時のサウンド。かなり重厚、かつ、ボディ鳴りの良いグオーンという開放E弦の音を聴くに、もう鳥肌モノで、これだけを聴いてもNYKに来た甲斐はあったものだ、と痛感(本来の目的は仕事...)。トリオによる本番はハーモニクスによるメロあり、そして安定感のあるバッキングとバラエティに富んでいたが、この人はメロ等の前面に出るというよりは、バッキングをしている方が秀逸との印象(これはずいぶん昔からのガッド=ギャング等の演奏でもそう)。勿論、演奏が始まるころには結構な人が集まっており、ほぼ満席でありました(エディ=ゴメスの名誉のために付言すれば)。

ライブまであと1ヶ月

2007年02月18日 | SideSteps
皆様、暖冬とは言え、やはり寒い今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
さて、SSのライブまであと1ヶ月を切ることとなりました。現在、必死にリハと練習をしております(笑が、再び告知させていただきます。
日時:2007/03/17(土) 17:30開場,18:00開演
場所:吉祥寺SILVER ELEPHANT
料金:前売 2,000円(2007/01/17 15:00発売)当日 2,400円
チケットは直接、吉祥寺SILVER ELEPHANTにお問い合わせいただくか、SSのHPにてご予約下さい。
メンバー一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

フォアグラ日記

2007年02月16日 | フォアグラ日記
佐世保バーガー(佐世保)
佐世保には、佐世保バーガーなるハンバーガーがあると聞いて、早速、佐世保へ。佐世保といえば、米軍軍港があることで有名だが、そこのハンバーガーということでいかにも舶来のイメージがあるも、その舶来にしても、米国からの舶来ということは、ハンバーグにしても大きいだけで味はあまりイマイチ・・・というのが当初の想定ながらも、佐世保バーガーなどど言って有名になる程だから、味は期待を良い意味で裏切るのかも知れないとあくまでプラス志向で訪問(そうでもないと長崎まで車では行かない)。ガイド等を見るに、数店がある模様ながら、営業日や営業時刻等を考慮して、繁華街アーケードをちょっと入ったところにある「BigMan」をチョイス。早速昼時に訪問するも、店の前にはかなりの待ち人数が居てゲゲとビビるも、それはテイクアウトを待つ人々であり、それを横目に店内を物色するも、満員ながら、席は10席程度しかなく、かなり狭い。これは圧倒的にテイクアウトのニーズが強いのだと判断し、あえて店内で食しようと順番待ち。いろいろな種類があるも、中で最もシンプルな一品(しかし体には悪いベーコン入り...)をオーダーして店外にて順番待ちをするが、すぐに入ることができ、早速食するも、前述クアアイナとは言わないまでもかなり分厚くなっており、それを潰して食べるのが流儀(流儀でなくとも実際にそうしないと不可)とのこと。なかなか丁寧な味で、マック等にありがちな均一感がなく、意外にも素朴な味わい。意外に感心して店を出ようと、同店のチラシを手にすると、そこに「池袋ナンジャタウン店」との表記に唖然...1500キロ走って来たのは何だったのか。

ライブ 10月14日ドキュメント(19)

2007年02月15日 | SideSteps
1回目はドラムのフィル部分で停止したことから、これは比較的軽症で、従来のライブでは特にスネアのスナッピー掛け忘れ等により発生したことはあったが、今回は曲1/3程度で本当に停止。これはSSの十何年に渡るライブ史上前代未聞のハプニングであったが、実際はキーボードのセッティング不足だった模様。確かに演奏中、いつも出ている音が出ていなかったり、という感じはあったものの、セッティング不足で演奏不能状態に陥ることを察知しての緊急停止も緊張が解れるというプラス面の作用もあり。前代未聞の事態にお客様はなぜか非常に嬉しそうな反応ながら、再度曲の頭から演奏開始、やや疲労感が残る(ついでに指がツりそうだったという当方サイドの事情もあり)。そうして2部最後の曲を演奏し終わると再び控え室。府川さんには内緒のスペシャルイベントのため、府川さんに察知されないように、当方もココ最近は使用したことのない譜面台と譜面を用意。控え室から先に府川さんを追い出すようにして、後から譜面台等をもってステージに登場、どうやらこの段階でも府川さんに気がついたような素振りはなし。早速、前フリとしての占い結果(詳細はSS_Todayご参照)をレビューし、コメントをする。最終的には府川さんに第一子誕生があったという事実に結びつけばよいわけで、その第一子の仔細(名前・誕生日・体重等)を伺う内にプレゼントを持って田村/伊東両氏が登場し、プレゼントの授与。

玉肌日記

2007年02月14日 | 玉肌日記
【壁湯温泉(大分)】
九重の川沿いにある同温泉。ポイントは川を堰き止めて作ったというその風呂。堤防様な仕切りの向こうはもう川という環境で、川マニアには堪らない環境ながら、ここの温泉の特徴は"ぬるい"こと。恐らく38~39度程度と思われ、江戸っ子ならとても我慢できない温度と思われるが、長時間入ることでそれをカバーするのがポイントということで、夏場でも30分、冬場であれば50分の入浴を推奨してある(なお、江戸っ子様に加温した内風呂も用意しており、こちらもなかなか良い)。早速夜に入るも、"ぬるい"との前評判を聞いていたことに加え、投宿時にも同じ説明を受けたこともあり、体温程度の水に入ることを想像し、覚悟していたが、比較的温かく、入っていて寒いという感覚はない。しかし、出ると勿論寒いので、50分程度入浴。ここの苦しいところは、混浴、しかも長時間入浴、さらに泉質が"透明"というヘレン=ケラーも真っ青の三重苦の苦境に置かれることであり、女性が入ってきたら、長時間この苦境にたえなければならないところだが、幸いにそのような苦境には陥らず。要は、下半身浴と同様にぬるい湯に長時間浸かることで、血流温度があがり、結果として体の隅々まで温かくなるというもので、まさに浴後はその通りなのだが、浴槽底に敷かれている大小の岩の上でゴロゴロしつつ、また、ちょっとでも温かい方面(奥深部の水底から湯が相当量湧いている)を探ってグリグリ動きつつ、時間を過ごすというのはちょっと無い経験で、それまでお風呂に一時間以上入っている人の心境は理解できなかったが、こんな環境が家にあれば、それも納得できるか。なお、隣にある共同浴場も基本的には同じ設計・設定ながら、堤防様のカベが高く、川は見えない(ちなみに”浴槽底の岩を動かすと底が抜ける”との注意書きにもビビる)。なお、ここの温泉は「神経衰弱(興奮型)」(→なんだか形容矛盾のような気も…)に効くと書かれているが、それって当方のこと?

ライブ 10月14日ドキュメント(18)

2007年02月13日 | SideSteps
最初はリスニング=ボリュームが過大だったために歪んでしまった?(=録音内容には影響なし)とも思ったが、伊東さんによれば「歪んでいる」とのこと。録音レベルを決定するトリム部分を各チャンネルのリスニング=ボリュームと思ってイジってしまった、と府川さん。歪んでいるドラムは今流行(ハヤ)りですよ、と当方。しかし、よく聴いてみると、それほどヒドい歪みではないことや、間違ってイジってしまった1.バスドラと2.スネアについては、卓側でコンプを掛けていたことや、当初のレベル設定をかなりコンサバ気味にしていたことも奏功した模様で、トリムを元の位置に戻して後半を待つ。前回のライブでは前半の録音が全く使えなかったというトラウマが再び、と思うが、一応あまり問題なかったものと思料。シルエレはトイレが一つしかなく、1部・2部の休憩ではそれなりに人が殺到することから、このトイレの行列がなくなってから後半2部の演奏を始めることとし、当初10分として予定していた休憩はやや伸びることに。そうして後半のスタート。前半1部と違ってやや緊張も解けているか。演奏に関しては、レコーディングということもあり、曲前半にミスあれば演奏を中断してやり直し、というインセンティブが普段のライブ対比では強く作用する状況ながらも、実際には2回ほど発生。

ライブ 10月14日ドキュメント(17)

2007年02月09日 | SideSteps
これまで慣れたステージなので何ら違和感はないものの、キーボードサイドから噴出するスモークが気になる。これで伊東さん方面は一時的に煙幕が張られる状態と化す。曲間でチューニングをするも、どうやらチューナーの調子がおかしい。音名表示の部分に判別不可能なアルファベット?が表示され、通常の弦の音名が表示されず、キチンとジャスト=チューンされているのかが気になる。最終的には実音を出してチューニング、さらにはエフェクターSE-70についているチューニング機能でも確認する等、直射日光でバックライトがまったく意味をなさなかった野外の定禅寺ジャズフェスの再現となり、ココ最近はチューニングに異様に悩まされていると痛感。もしかしたら、電池が弱っているのかも知れない、とも思うが、演奏中では交換もままならず、そのまま続行。前半はあまり大きな波乱なく演奏が終了するが、やや緊張していた"きらい"も。レコーディングということで、なぜかお客様も緊張しているようで、それがステージにも伝染しており、ちょっと前半は堅かったかな~と思いながら控え室に戻り、レコーディングされている音を伊東さんがチェックするに、チェック用のヘッドフォンから明らかに歪んでいると思われるドラム=サウンド!。

玉肌日記

2007年02月08日 | 玉肌日記
【黒川温泉(熊本)】
阿蘇にくれば猫も杓子も訪れるという黒川温泉を再訪。前回は入浴せず、街中をどんなものか偵察したに過ぎなかった(道が狭く、車で入るのは結構困難)のだが、今回はしっかりと入浴。温泉街からちょっと離れた有名と聞く宿を訪れたが、かなりな商売的雰囲気に圧倒され、イメージとしていた素朴さが微塵もないのに驚愕。これは以前に湯布院を訪れた時に持った印象と同様で、ちょっとでもメジャーになると、向かう収斂先はどれも同じか?さすがに有名な温泉地ということで多くの人がいたが、泉質は無色透明で特段特徴のないものながら、露天等の設備が充実しており、かなり"安心な温泉"であって、一般的に温泉に入りに来たという人が求める常識さ(=例えば混浴ではないとか、脱衣所が四方をしっかり壁で囲われているとか、貴重品を預けるセキュリティーがしっかりしている等)を充分にカバーしているのが、ウケている理由か。川の近くの露天でかなり浅く大きい浴槽は湯の温度分布が相当違うものの、ここまで大きい露天の浴槽では仕方ないか。総じて優等生的なイメージでアク・クセはないが、もうそんな風に感じるようになってしまっては完全なる温泉マニアか。