Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

フォアグラ日記

2015年04月25日 | フォアグラ日記
炭焼きレストランさわやか(ハンバーグ/静岡県浜松市) (その1)
静岡にファミリーレストラン然とした「さわやか」なるレストランがあり、そのハンバーグが秀逸との情報を得て早速訪問。web上で確認するに、静岡広しといえど、この「さわやか」の本社は浜松にある模様ながら、周辺にほどよく分散しており、まさに訪問に好都合。時刻は昼過ぎ、13時前だったが、結構なる行列。それを見て気が萎えるも、15分程度の待ち時間とのこと。着席してメニューを見るに、やはりハンバーグメインの品揃えで一般的なファミレス対比で品薄感は否めないものの、目指すはメインのハンバーグなので問題なし。ハンバーグは200gの通称”おにぎり”と250gの”げんこつ”に分かれるが、当然後者をオーダー。手慣れた店員は「中が赤いままでも大丈夫です?」と北海道弁のような静岡弁?で質問あり、その半生が売りのようでもあり、当然に承諾。その際、ソースを聞かれるが、web情報によれば「オニオンでないもの(=デミグラス)を指定すると周囲から白い目で見られる」ともあり、オニオンをオーダー。そして待つこと10分程度、供されたのがコレ。店員が塊たるハンバーグを二つに割って、その断面を鉄板に押し当ててジューとやるのだが、その際に油が飛散するため、テーブル紙を持ち上げて対応するという手順。撮影に没頭するあまり、それを忘れて撮影したのが、この図。ほとんど煙幕。(続く)

玉肌日記

2015年04月18日 | 玉肌日記
【塩原元湯温泉(栃木県那須塩原市)】(その2)
泉質は「含硫黄、ナトリウムー塩化物 炭酸水素塩温泉(硫化水素型)」とのことながら、ph6.7程度でほぼ中性。弘法の湯は間欠泉になっており、噴出口たる竹筒からは5分程度の間隔で湯が噴き出る構造だが、一方の梶原は少量の湯が常に注入されるという具合で、その印象からか静動対照的。間欠泉から湯でなく気体(硫化水素)が出る可能性もあることから、浴室自体がかなりオープンで密閉されていない仕組み。入浴後には強烈に硫黄臭が残り、さらに強烈な睡魔に襲わるる。この湯は胃腸に効くとのことで、この温泉を煮詰めて丸薬を製造、胃腸薬「長命丸」として販売した工場跡地がココとの説明あり(余談ながら長命丸という如何にもなネーミングのため、胃腸薬ではない同名異薬も存在する模様)。確かに飲泉所(写真)があり、一口飲んでは見たが、かなりシブく、プラシーボ的にも効きそうな雰囲気。さらに名物なのはこの湯で炊いた温泉粥であるが、食するに温泉(硫黄)臭さ皆無で粥とは思えないほどのイリキッドさ。粘り気のあまりブルブルしており、食感もモッチリしてなかなかに美味。ちなみに朝5時半程度に宿の方が梶原サイドに湯を汲みにきており、湧出口に大きな鍋を置いて湯を貯めている場面に遭遇、あの味は梶原である。「塩原は元湯」という確信がより一層確固たるものに。(おわり)

玉肌日記

2015年04月11日 | 玉肌日記
【塩原元湯温泉(栃木県那須塩原市)】(その1)
この塩原元湯温泉、現在は三軒の宿しかなく、塩原温泉発祥なる”元湯”号を馳せてはいるものの、今では完全なる秘湯の趣き。江戸時代には数十軒の宿があったと言われ、道の両側に宿屋が立ち並ぶ当時の図面を見てもその華やかさが窺われるも、大地震による山津波と温泉枯渇で多くは他に移って行ったとのこと。残った三軒のうち、二軒(元泉館大出館)には既に訪問済みであり、今回の”えびすや”は初訪問ながら、ココが最も由緒正しき旅館だったとは自らの浅学さを猛省(というのも、前回や前々回訪問時にも前を通過しているのだが、全く記憶になかったのであります)。早速入浴するに、こちらは日帰り入浴でも盛況。しかも受付時に血相変えた小母さんが「浴室で人が倒れた!」と飛び込んできており、容易ならぬ雰囲気(結果、無事だった模様)だが、老舗らしく混浴+女性専用という変則スタイルにて、早速前者に入浴。浴槽は2つで写真左が「梶原の湯」、右が「弘法の湯」だが、梶原は塩原最古の温泉とのこと。元湯が壊滅した経緯を知るだけに、入浴するとかなり温く、温泉としての若さを感ぜず、弘法へ。弘法はこれまた熱く、倒れる人もでるだろうというものだが、併設の水道で埋めれば極上。ただ、泉質的には梶原が好みにてこちらに入浴、そして長時間漂う。(続く)

フォアグラ日記

2015年04月05日 | フォアグラ日記
香港園(中華/東京都目黒区)
たまたま雑誌でみた「キクラゲとニラの汁そば」に強烈かつ衝撃的なインスピレーションを得て早速訪問。ただただ反芻して思うのはなぜ「キクラゲとニラ」なのか。目黒駅至近の中華料理屋で東京ではかなりの老舗とのことで、なかなかに盛況。かつて前を何度か通った筈なのだが、まったくその存在に気がつかず。勝手に想像していた町の中華料理店ではなく、意外にも正統な雰囲気の店だったことから、シメとして「キクラゲとニラの汁そば」との位置とし、それ以前をオーダー。シメがメインなのであるから、その他の前菜的なる料理はセーブ気味とし、食欲のピークとクライマックス感がくるようにセットアップしてから早速食するに、あまりに斬新なる組み合わせ。メニューを見遣るに「キクラゲとニラの炒め物」があるので、これを汁そばにオンしたであろうアレンジの経緯は容易に想像がつくも、結果としての「キクラゲとニラの汁そば」はあまりに斬新。具材は本当にキクラゲとニラのみであってベジタリアン仕様。これだけのニラとキクラゲ、特に後者を一度に大量摂取したのは恐らく人生初。キクラゲ自体に強い味があるわけでもないが、スープも控えめな醤油味にてアッサリしており、当然ながらに完食。結果、事前をあまりにセーブしすぎたせいもあり、追加にて餃子を食することとなる。勝手に町の中華料理店と想像していたが、不覚にも実は老舗名店とその後に知る。