Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2012年07月26日 | 玉肌日記
仙石原温泉(神奈川県足柄下郡箱根町)
箱根の温泉。箱根の温泉は東京人を相手としていることが多いことからか、コストパフォーマンスは悪く、特に都心部から日帰り圏内であることにより、土日の宿泊料金高騰ぶりは凄まじく、その分、「料金は上げないがサービスは落とす」という感じもあり、斜陽没落の様相。しかし、一方で平日に行く分にはまあまあのCPであるのだが、どうしても近距離で温泉感のあるところを...と利便性から選択。このデフレな世の中ではあるが、最近はとみに地方と都会との物価格差を痛感、感覚としては地方にデフレ色は顕著なのではあるまいか。宮ノ下方面の温泉は透明で有るのに対し、大湧谷方面では白濁で、白濁が望める温泉としては、箱根並みに近距離にあるのは奥塩原や那須、さらに草津、万座白根程度か。ここも白濁なのだが、仙石原温泉と名乗る一方で源泉は大湧谷温泉であって、人造温泉な模様。しかし、その白濁具合はかなり濃厚であり、浴槽下部には沈殿物も多く、なかなか良し。源泉温度はなかなかに高く、真冬でも65℃程度はあってそのまま入るには熱すぎるが、供給量調整により、温度設定可能なレベル。酸性-含土類石膏泉でPh2.9と酸性で、入浴後の皮膚を舐めればレモン味ながらも、その浴後の硫黄臭はまた凄く、毛穴に入ったと思われるそれが出切るまでには数日を要する。浴後の保温感も十分だが、一回の入浴を長時間とすると火照りにより入浴回数を減ずるため、短時間浴を数回繰り替えすのが良し。

フォアグラ日記

2012年07月20日 | フォアグラ日記
炭焼うなぎ加茂(鰻/三ヶ日)
前回の浜松訪問からわずか1ヶ月半、再び訪問。今回は一泊旅行のため、ランチは2回だが、2回とも「鰻しかないので鰻」となるリスクを考慮して事前の予習に余念無し。というのも、前回は当地区の鰻名店リサーチをツレにお願いしていたが、関西風(当方)、関東風(ツレ)と全く好みが分かれる事を当時は認識せず、先方チョイスも計らずも関東風だったことから、今回は関西風であることを入念に確認。結果として名称にその差異があるようで、関西風の鰻には「炭焼うなぎ」という表現が多い模様。それを元に調査していくとブチあたったのがココ。東名の三ヶ日インターから5分程度と至近で便も良く、ランチ時に訪問すると意外なる閑散さ。丁度来客のピークアウトした時間だった模様で客は我々のみだったが、早速丼を注文。オープンカウンターを除くと鰻をさばいているようだが、「あら~、ここからさばくのか、それじゃ30分以上の待ちだな...」と思うが、思えば”焼く”オンリーの工程なので15分程度で供されたのがコレ。濃い甘めのタレながら、関西風に炭火でこんがり焼いており、関西風の醍醐味、カリカリの食感ながら鰻の皮と身の間から脂がジュワと出てくるという所謂「カリカリ+ジューシー」で美味。鰻高騰の折...というディスクレーマーをここでも目にするも、決して高くなく、都内の「並」価格がこちらの「特上」水準であって良心的。このために東名を雨の中飛ばしてきた甲斐あった...と感慨。

沖縄県初上陸

2012年07月15日 | 時事批評
沖縄に行ったことで、これにて日本全県を訪問完了。沖縄以外は車で到達。また、1回も宿泊したことの無い都道府県としては1)宮崎、2)愛媛、3)大阪(!!)のみ、となりました。いつでも行けると思っていて最後まで行く事のなかった沖縄は、東南アジアの雰囲気がミックスされた、なんだか不思議な雰囲気、香りでありました。

フォアグラ日記

2012年07月13日 | フォアグラ日記
赤坂飯店(中華/赤坂)
ゲージュツ家Z先生個展があるとのことで赤坂に行くついでにランチを、となり(Z先生からも”ランチ目当てで来たでしょ”と図星の指摘アリ)、当初目的の店を訪問するに、同店は年末で閉店。厳冬かつ、やや赤坂コリアタウンにも距離があることから、近くにある赤坂飯店で中華。場所柄もあって、さらに本店ということであればちょっと高級なる中華を予想していたが、かなり庶民的な店でランチは1000円程度。メニューから芝海老入りのチャーハンを選択(ツレは同店では担々麺が有名とのことでコレをオーダー)するも、出てきたのは大盛りの街の中華料理店的なチャーハン。チャーハンなんぞはなかなかこういう機会でもないと食する機会がないのだが、典型的なるザ=チャーハンで本格的なる味で久々なる美味。店内は決して高級ではなく、逆にかなりボロい(失礼)し、そのためか子供連れも多く、こちらも逆に安心なのだが、店員はなかなかにベテランで気が利いており、サービスは良し。最後に杏仁豆腐が供されるも、単に一緒に座っていた零歳児の分の合わせて3つ置いてくれる辺りがなかなか気が利いているというか、シャレが利いているという感じで好感度抜群。同店なかなかの老舗でデパ地下や軽井沢等で目にするが、それから得るイメージとは違って庶民的で良し。

玉肌日記

2012年07月04日 | 玉肌日記
芦之湯温泉(神奈川県足柄下郡箱根町)
箱根は芦ノ湖の手前にある温泉。ここの温泉、以前にも投宿の記憶あり、それは大学ゼミ合宿。合宿といっても簡単にプレゼンをして観光をし、温泉に入って飲んでは帰ってくるという、プレゼン以外に重きが置かれたものだったが(失礼)、当時からここの白濁泉は気になっており、当時の記憶を思い起こすべく、再訪。再訪するだに、その施設のボロさ、さらには売りである温泉のボロさにはやや興ざめ、学生向けの宿だと言い聞かせ、風呂に直行するだに、意外にも温泉は白濁ではなし。白濁=良い湯という等式は決して常に成り立たない(湧出時は無色、その後に白濁というケースも多い)ものの、循環をしていて白濁が乏しい内容であると判明。一層興ざめになるも、浴後にはしっかりとした硫黄臭は体に付着しており、やや満足。当時は全く気がつかなかった(というより興味もなかった)が、ここには白濁なる硫黄泉以外に、無色透明たる重曹芒硝泉の浴槽もあり、源泉温度の低い硫黄泉を内湯に、湯温の高い重曹芒硝泉の露天を設けているが、特に後者では塩素臭もあったとのことで、基本的には硫黄泉を堪能。ちなみに学生当時のゼミ合宿では、慣れない寝具で変な寝方をしたせいか、首を寝挫いてしまい、温泉に入ったらなおるだろうと温泉の噴出口に首を当てて入浴していたが、本来は真逆の冷やす処方が必要だったようで、その後、首が回らず、左右の可動範囲が15度程度、さらにそれを維持すると首の筋肉がツる(いわゆる”こむら返り”)という状態となり、地獄の帰路となった記憶が思い起こさる...。