Side Steps' Today

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玉肌日記

2013年09月26日 | 玉肌日記
【猿倉温泉(青森県十和田市)】
十和田湖から八甲田付近にかけては良質の温泉地帯となっており、酸ヶ湯、さらには谷地等の名湯が点在している温泉天国ながらも、今回訪問の温泉は奥入瀬温泉と名称。景勝地としては有名ながら、温泉なんて出るの?という疑問に答えるべく、調査してみればどうやら猿倉温泉を引泉しているというこの温泉、地図上では猿倉からの距離は直線で10キロ程度あることから、どのように引泉(もしくは運搬?)しているのかは非常に興味深いものの、早速入浴してみれば、淡く白濁、さらには微かなる硫黄臭あり(泉質は単純泉との表記)、なかなかの内容。なお、湯が噴出している口が浴槽底にいくつかあるがそこは恐ろしく熱く、明らかなる加温加工の証跡あり。ただ、景勝や訪問の利便、さらには泉質とどれもパーフェクトなる温泉というのはかなりレアなケースであり、それを全て追求しなくともその場の気分や状況に応じた内容とバランスであれば、それで良しとする余裕が出て来たのは当方もオトナになった証拠。なお、この温泉は混浴だったが、湯浴み着なるものを貸してくれることから、女性だけでなく男性もそれを着用。もともと体を洗う設備はないのでこれで通用するのだが、家族が気にせずゆっくり入浴することができ(ちなみに当方入浴時は当方以外の全員が夫婦、カップルにて入浴していた)、なかなか良いシステムと思料。

玉肌日記

2013年09月08日 | 玉肌日記
白浜温泉(千葉県南房総市)
かなり久々なる千葉の温泉。千葉といえば温泉不毛地帯の印象強く、さらに夏場の伊豆半島と同様に発狂的な交通混雑状況を想像すれば自ずと足が遠のくものの、開拓団精神を自ら鼓舞して訪問。しかし、行ってみれば都内からアクアライン、そして館山自動車道が完備されており、異様なるアクセスの良さで2時間弱。森田健作知事がアクアラインの値下げにコダワるわけも納得。白浜は房総半島のまさに先端に位置だが、かなりの田園風景。海と山が隣接しているのは伊豆の雰囲気に似ているも急斜面に切り上がることの無い分、田畑が多い印象でその中にある温泉をトライするも、前回訪問の温泉と同様の塩分の強い湯(ナトリウム-塩化物冷鉱泉)。色はコーラ色で透明度は1m程度か。塩分は海水程度で、その湯の出自は古代の海水の模様。源泉温度低く、加温している模様だが、この手の塩分の強い温泉にありがちな浴後の保温感や火照りはなく、強アルカリの湯でもないものの、すべすべ感のみ残る。ちなみに露天風呂等の設備はないが、前面のガラス戸がフルオープンになっており、実質的な露天風呂。一方で蚊が多いのか、猛烈な蚊遣り(蚊取り線香)が焚かれており、田園風景とその除虫菊成分によって「日本の夏」感充分過ぎる。