Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

フォアグラ日記

2013年07月25日 | フォアグラ日記
横浜家系 侍(ラーメン/渋谷東)
横浜方面でラーメンを食する機会が滅多にないだけに、本来のスタイルが全く不明ではあるものの、渋谷界隈ではそれなりに支持を得ているという同店を訪問。通常の醤油豚骨なのだが、驚異的なのは一見しては判らないそのスープに含まれる油の量。掬って味見するだに、あまり味なく、アレと思ってスープを掻き混ぜるとやっと味がするという具合にて、当初掬っていたのは油であり、常に撹拌しておかないとスープと油に即分離してしまうというのはいかがなものか。具としてホウレンソウが入っているのがなかなかに奇異だが、濃厚なるスープとはなかなかのマッチング。個人的には羽のように乗っている海苔も好みなのだが、敢て品書きに”高級海苔使用”と胸を張って書かれてしまうと興ざめで、実際に食しても”それほど高級?”感あり、事前に期待値を上げるメリットも乏しいと思料。レベルとしては低くはないものの、理由は全く不明ながらも印象に残らない内容。渋谷東の明治通り沿いはラーメンストリートであることからも、これではちょっと周囲対比では埋没リスク有り。

フォアグラ日記

2013年07月15日 | フォアグラ日記
マサカレー(カレー/渋谷神泉)
道玄坂上を右に折れたマンションの一室で食するカレー。以前から同店看板(後述の路上置き看板ではなくキチンとした登り看板)を見る際に毎度気にはなっていたが、平日ランチタイムのみ営業な様子でやっと機会を得て入店。どうやら(失礼ながら)老朽化顕著なるマンションの前の同店置き看板が目印で、マンション奥に進んでいくとカウンター席4席のみの小さな店舗を発見。入り口置き看板にも記載あるが、テイクアウトも可能で、さっそくテイクアウト客一名に遭遇。カレーは三種類のみでハーフ&ハーフなる組み合わせも可だが、それにて600円とかなり安い。テイクアウトでも良かったが、ここで食することとし、マサカレーとトマトチキンのハーフ&ハーフをオーダー。研究職な雰囲気の店主は非常に丁寧な対応、ピクルス等を乗せて良いかとの御下問あり。店内には店主の趣味なのか、Mauricio Detoniの”Another Star”(Stevie Wonderの同曲ボッサver)が流るるも、時間を置かずして供されるカレーは美味。カレーがライスを境界線として左右に分断しているが、左が日本的カレーなマサカレー、右が酸味の利いたトマトチキンだが、辛さはともに中庸ながら、トマトチキンが個人的には好み。以降、完全に妄想ながら、同店は営業時間外ではこの研究職的なる店主が日夜カレー研究に没頭しているのでは、と思わせるほどのマニアックな雰囲気で、そう妄想でもすれば、一層カレーは美味かつ有り難く頂戴可。再訪必至。

玉肌日記

2013年07月09日 | 玉肌日記
【蛇の湯温泉(東京都檜原村)】
東京の秘境と言われる檜原村にある温泉。同じ東京都の住人でも最も至近な行き方が、神奈川県、山梨県経由になるのだが、中央道の上野原ICから40分程度山道を走って到着。結果、都心からは2時間程度と非常に近いものの、この秘境感。この近く、まだ立派なる茅葺き屋根の民家が残っており、この蛇の湯温泉も同様。温泉は丘陵地に建っており、眼下は南秋川渓谷だが、異様なる静けさで聞こえるのは川音のみ。聞けば前を走る奥多摩周遊道は夜間の爆走族の事故等も問題になったよう(救急車来るまで2時間掛かるとのこと...)で19時~8時は通行禁止になっている様子。唯一、同じ都内を感じさせたのは、近くの分教場から17時に流れる「夕焼け小焼け」放送。これは家で聞く付近の中学校からのものと同一アレンジ(都内では恐らく共通して使用しているものと思料)。温泉は湧出10℃程度の冷泉を加温しており、泉質は単純硫黄冷鉱泉で極く薄い白濁だが、遠目には無色透明。味もなく、微かに硫黄臭がするが、Ph10.1との記載でかなりのアルカリ泉。アルカリ泉にあるヌルヌル感は全くなく、非常にさらさらしていながらも、肌はスベスベでさらに玉肌にも磨きがかかる。初夏に訪問したが、都心とは温度が5℃程度違うものの、入浴後は火照り感が30分は残る。温泉も良いのだが、さらに良いのは食事。オーソドックスな材料による山の幸の調理だが、それが素晴らしいのであろう、一品一品が美味。都内の温泉ではまさにベスト。

フォアグラ日記

2013年07月04日 | フォアグラ日記
インディアンカレー(カレー/東京丸の内)
TOKIA(東京ビル)地下一階にあるカレー店。このTOKIAと言えば、関西地方から有名店を誘致して開業したと風の噂に聞いたことがあり、このインディアンカレーも大阪や神戸でしか食することのできなかったらしいが、「カレーは飲み物」(byウガンダ=トラ)との金言が如く、昼時をとうに過ぎてはいるものの、急いで食事をしなければならない時に有用で、今回もまさにそのような状況で入店。メニューに選択肢は少なく、基本的にはカレーライスかカレーパスタか、という程度で、カレーライスを選択。待つに、目の前でご飯を小山に盛り、それが全て隠れる程度にルーをかけて完成という手際の良さ。さらにキャベツのピクルスが付くが、カレーを食するに、まず感じるのが異様なる甘さ。甘さは蜂蜜程度ながら、その後にカレーのスパイス感が到来するという二段階構成。そして結構辛い。具は殆どルーに溶け込んでしまって判別し得ないが、カレーは具でなくてルーのみで充分と考える当方にとっては何ら不足無し。ご飯とルーのバランスも素晴らしく、意識的に分量を勘案して食せずとも、ご飯とルーが同時に終了する。量も適度ながら、女性にはちょっと多いか、という量。また付属のキャベツのピクルスも良く、こちらも甘酸っぱいのがピクルスだが、酸味が抑制的で甘みがメインであって、カレーの食中食後には程よくマッチ。ファーストタッチが甘いカレーながら、充分にカレーのスパイス感を味わえる(と、これを書いているとすでに想像妄想で発汗!!)ともなれば、関西圏では有名、東京上陸も、となるのは当然至極と思料。