Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

”怪我”牀六尺(41)

2019年07月27日 | 畸観綺譚

(41)

ついに最終回。一年が経過し、ほぼ皆無と言って良いほどに両腕骨折の影響は感じられなくなりました。一方でこれまで、幸いなことに全くの健康体で過ごしてきた身からすれば、病院等で出会う溢れかえる人々を見るだに世の中には怪我や病気を背負った方がなんと多いことか。無病無傷で生活できることが有難いことを月並みではありますが痛感する次第ながら、これでは日本の財政も保たなくなる道理です。また特に看護師の方のご苦労には本当に頭が下がること、また自身では体力を過信しているものの、動物的な反応や俊敏さ、そして体の柔軟さは老化とともに明らかに低下しているわけで(泣、いろいろな啓示を受けた感覚です。五十路(いそじ)をそろそろ控え、将来におそらくきたるべき入院への予行演習は全て完了し、思わぬ格好ではありましたが、老境入りの準備も万端となってしまいました。

(完)

※最後に事前事後のイメージ図(←リンク)を。自己責任にてご覧いただきたいのですが、見た結果、気分を悪くされた方が居られましたら、誠に申し訳ないです。


”怪我”牀六尺(40)

2019年07月20日 | 畸観綺譚

(40)

その後の状況は、といえば、一週間程度もすれば痛みも徐々に引いていき、抜糸も完了して次第に元の状態に戻っていきます。これまで不自由だった箸もタイプも全く問題なし。金属は入っているものの、空港のセキュリティゲートで腕が反応してピンポン鳴ることもなし、2ヶ月もすれば完全復帰です。その後も経過観察的に数ヶ月毎にJ病院に通い、レントゲンを撮影してネジの緩みやズレがないか(→あったらそれはそれは最悪です)確認していますが、1年経過でもそのようなことは見られず、非常に順調です。先生からは「金属プレート抜きますか」と聞かれるも、目下抜く勇気はありません。怪我の部位として抜こうと思えばいつでも抜けるとのことなので、可能な限りはこのままです。一方で、完全に骨がつかない状態で再度同じ場所を骨折すると難治骨折(つまりプレートがテコの原理として作用して複雑骨折)になるので「気をつけて」とも言われますが、いくら気をつけてもそれは時の運というものでもあります。当初は「リストカットした人みたいね」と言われた傷跡もとても目立たなくなっています。ちなみにリストカットするのは通常腕に対して垂直に切るのだろうと推察しますが、こちとら垂直ではなく平行でありますので、ちょっと違います(平行方向にリストカットするのはそれはそれは勇気が要ることと推察)


最近のお気に入りイヤフォン(3)

2019年07月13日 | 機材マニアック

最近のお気に入りイヤフォン(3)

お気に入りの弱点を完全になくすために、購入後1週間ほどで早速ケーブルの短縮を行います。交換ケーブルは純正のものしかない様子、しかもWebで検索しても出てこないことからゼンハイザー直販となりそうで失敗したらこれまた面倒そうです。ケーブルを好みの長さに切断してプラグを取り付けるのですが、ケーブルは90cmに。もともとが1.3mのケーブルが付属しているので40cmの短縮です。この40cmくらいのケーブルの余りというのが本当に始末に負えないのです。ケーブルをまとめるような器具もありますが結果”だま”になるので、これがケーブルの取り回し上でどうしても気に入れらないのであります。プラグはL字が好みなので、迷わずNEUTRIK NTP3RC-B 3.5φステレオミニプラグとしました。ケーブル、そしてiPodが黒なのでプラグのカラーも黒の選択です(シルバーもあり)。久々に秋葉原のトモカ・プロショップで購入(税込600円)して、いよいよ緊張のハンダつけ作業に。ケーブルは4芯で緑(L+)、赤(R+)、他2本はLR-でアンバランス接続ですが、かなり微細の作業に老眼気味な目ではツラく、この際は裸眼での作業となるも30分ほどで作業は完了。早速、パンポットを使用して導通の確認を済ませれば無事に作業完了です。プラグ交換による音質変化はあまり感じませんでしたが、これでスッキリと弱点のないイヤホンが完成しました。あとはエイジングによる変化を楽しむのみです。


最近のお気に入りイヤフォン(2)

2019年07月06日 | 機材マニアック

最近のお気に入りイヤフォン(2)

イヤフォンもいろいろタイプがあるも、ここ十数年好んで使用しているのはカナル型。外耳に挿入するカナル型だからこそ他人が使用したであろうイヤホンを試聴も一層ビビるのですが、除菌というよりは「なんだかあとで痒くなりそう」という精神的なものと理解しつつも、ウエットティッシュ片手に拭いては試聴を繰り返します。ふと周囲を見るとイヤフォンの試聴に神経質なほとんど人は皆無の様子。ウエットティッシュなんかで拭きながら試聴している人などなく、なんだかこちらが神経質な変態に思えてくるから不思議です。閑話休題。IE40にはクリアとブラックがあるのですが、後者は安っぽく感じてクリアを選択。「安っぽく」とは言っても、このイヤフォン自体が1.2万円ほどですからとてもリーズナブルです。ケーブルはアンバランスでMMCXっぽいコネクタですが、独自規格のようでリケーブルはできません。従来は耳掛け型のイヤフォンは取り扱いが煩わしくて敬遠していましたが、音質に勝るものなし。業務用モニターらしくレンジが広く、余分な装飾は控え目ながらも豊かでタイトなローが素晴らしい。これまでの全音源を聴き返したくなるほどです(iTuneによれば私のDBでは1日フルに聴いて234日かかる模様)。目下残念なのは付属ケーブルが長すぎて邪魔なこと。リケーブルできれば短縮できますが、断線してプラグを付け替える方法しかなさそうです。

※と、いいながら既にケーブルを切断した写真が・・・