Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

ザ スクエア好きですが、なにか?(10)

2012年04月26日 | CD批評
(江戸っ子オヤジ口調で懐古調に読むと一層雰囲気がでます)
簡単にサウンドと学歴研究をしたところで(笑、豊雪のゴーストベスト5を挙げてみようか。まず第5位。これはズバリ「ハワイに行きたい」だね。これ聞いただけで失禁しちゃうぐらいだから、これが5位に居てさらに上に4つあるっていうだけで、ポテンシャル有り過ぎだろ。楽器を演奏しない人にはあまりわかんないだろな~と思うけど、ゴースト(これは他の楽器でもそうよ)の入れ方で随分演奏は違ってくるものよ。グルーブだけでなく、ニュアンスや唄い方が違ってくるだけど、プレイヤーサイドから聞いていても、「よくこんな譜割でゴースト入るよな」と感心させられるね。その意味ではあまり演奏は好きじゃなく、世の中の評価が異様に高いのが違和感アリアリなんだけど、TOTOのドラマー、ジェフ=ポーカロもこのタイプだよね。TOTOの演奏だけじゃなく、セッションの演奏でもそうだけど、ゴーストや(ハイ)ハット=プレイ、さらには金物系のアクセントには「よくこんな譜割で入れるよな」と感心な部分も多いんだけど、これがさっき言った「世の中の評価が異様に高い」理由だとしたら、リスナーの耳もなかなかなもんだね。だって、感情失禁してるから無意識に高評価をつけてるってことだろ?

ザ スクエア好きですが、なにか?(9)

2012年04月18日 | CD批評
(江戸っ子オヤジ口調で懐古調に読むと一層雰囲気がでます)
豊雪は鳥山雄司のバンドにいたのをスクエアにスカウトされたんだってね。鳥山雄司っていえば典型的なKOボーイだけど、豊雪は青学なんだってね。なんだかそんな感じがしたよ。青学っていえば和田アキラも青学だね、中学と高校しか行ってないみたいだけど。矢野顕子も青学ね。やっぱ、当時にコジャレたフュージョンなんていう音楽を演っているのはハイソな学校だね。豊雪なんていう名前だから新潟とかの豪雪地帯の出身かと思ってたら、横浜なんだって?シャレてるよな。それに比べりゃ、その校章で農業学校に間違われる我ら(Side Steps)が母校なんて、スーフリなんてのが世間を騒がしてたけど、ミュージシャンだったらタモリ、デーモン閣下(デーモン小暮から改名したんだってね、知らなかったよ)、サンプラザ中野っていう諸先輩だよ。なんだかありゃ、音楽というより、芸人だよね。先輩として大いに尊敬してるけどさ。まあ、青学とかKOとかに比べりゃ、オシャレじゃないのは確かよ。まあ、世間一般で言われるKOのようにツルまないってのが”吐き溜めに鶴”だけどさ(ピラミッドとかいうKOでツルんでるバンドあるだろ)。

ザ スクエア好きですが、なにか?(8)

2012年04月12日 | CD批評
(江戸っ子オヤジ口調で懐古調に読むと一層雰囲気がでます)
ザ スクエアのアルバム持ってたら、今、聞いてみなよ。「脚線美の誘惑」っていうアルバムがあるけど、ここからがデジタルレコーディングなんだけど、サウンド的にはこれと「うち水にRainbow」でピークをうっているね。ふたつのアルバムはアナログ手法でのデジタル録音っていう感じで、サウンドは中域がパリパリに張っててとても豊かな音なんだよな。音がデジタルなんだけど、テープリミッター風なんだよね。こういうサウンドに映えるのが、豊雪なのよ。ここからがバンドとしては絶頂だよな。スクエアは「S・P・O・R・T・S」を最後に堕落するんだけど、このアルバムもサイコーだね。オノセイゲン(小野誠彦)がミックスしてるんだけど、これはリバーヴとディレイで失禁しちゃうよ。ゴーストで失禁したと思えば、空間系エフェクトでも失禁しちゃうんでオレも忙しいよ、ホント。これらのエフェクトは手動でオンオフしてるのかね、まさか、ね。最初聴いた時は、かなり斬新にエフェクティブでとっても違和感あったんだけど、聴きこんでいるうちにこれまた失禁よ。12インチシングル盤もあるけど、ダブ=アレンジの違いなんか聴いているとドラムのオンマイクのみの音とかも聴こえて、ミックスの参考になるよ。アレンジ的にもテープ張り合わせてダブしている感じだもんな。おっ、誠彦じゃなくて豊雪の話だったな。

ザ スクエア好きですが、なにか?(7)

2012年04月04日 | CD批評
(江戸っ子オヤジ口調で懐古調に読むと一層雰囲気がでます)
豊雪のサウンドはずばり、アナログだね。メディアで言えばテープよ。最近じゃテープでアナログ録音する機器も無くなってきてるけど、逆に最近のPCデジタルレコーディングじゃ、エフェクトとしてアナログやテープサウンドにするプラグインが多様されてるのよ。デジタルじゃなく、アナログなサウンドに回帰してきてるんだね。デジタルの奇麗でハイファイなサウンドを逆にローファイに汚そうってんだから、何だかな~って感じよ。そんなのになってんのは、時代はアナログサウンドの良さを再認識しているからじゃないかね。その中で、俄然アナログに映えるサウンドが豊雪なのよ。豊雪のサウンドにも変遷あるけど、やっぱサイコーなのはMoonのジャズベにバルトリーニのピックアップとプリを積んだやつかな、「ザ スクエア=ライブ」なんかで聴けるよ。当然リミッターなんてかましてないよ。アクティブなピックアップが持つ特性としてのリミッター感で十分なのよ。Moonのジャズベ+アレンビックのF2B、黄金セットだね。F2BってのはフェンダーのDual Showmanっていうアンプのコントロール(プリ)だけを抜いたやつよ。ファットでちょっと歪んだ感じがいいよね、時代を先取りしてるじゃないか。オレも遅まきながら、そんなサウンドを出したいと思うようになってきたよ。