Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

Side Stepsライブ 5月30日ドキュメント(4)

2009年06月29日 | SideSteps
MW地所とのことだが、買い集めた土地の計画も頓挫し、土地収用のためのファンディングもここ最近のサブプラ=ショック(もはや死語?)の影響で厳しくなっている筈であり、ショックの根の深さについて議論。いつもステージではかなり分かりやすい話のみに集約しているが、実はかなり高度な話題が二人の間では展開されている証左。その後は、府川氏が昨年年末に行なったレーシック手術の話題。こちらの方が適切であろうということでこの話題で行くことと決定し、仔細を検討するうちにもう吉祥寺に到着。吉祥寺駅付近での混雑を予想していたが、ほぼ問題なくシルエレ前に到着。ちょうど集合時間の1時30分程度であったが、スタッフの方は既に準備を行なっている模様にて、早速車を駐車して機材を搬入。ともすると伊東氏、田村氏も登場し、全員集合。

玉肌日記

2009年06月25日 | 玉肌日記
【明治温泉(長野県茅野市)】
奥蓼科温泉郷の一つ。渋温泉に向かう道途中にあるが、その名の明治から察するに、レトロかつボロい温泉を期待して訪問(入り口に怪しく今にも朽ちそうな木製電話ボックス有→中の電話は不通...)するも、見た目は少々近代的ながらも、その横に建つ湯治棟と思しき建物のボロさに”コレだよ、コレ”と期待も高まるが、内装も意に反してなかなか近代的で浴場も同様。浴場には入浴方法が記載されているが、ここも鉱泉なようで源泉温度は26℃程度と低く、その源泉そのままの浴槽と加温した温かい浴槽とを交互に入浴することが望ましいとある。この入浴方法は湯治効果高く、”明らかに治る”から”明治温泉”と由来しているとあり、イメージ瓦解。なんと明治時代の明治ではなかった...。しかし温泉はなかなかに秀逸。浴槽は3つあり、源泉が打たせ湯のように落下している源泉浴槽と、加温した浴槽、さらには半露天の外湯。加温した浴槽は循環ろ過している模様で、無色透明なる湯だが、外湯は加温のみのようで、鉄泉のように色が赤茶。泉質は鉄泉のようでサビ臭だが、こちらはやや温め。付近には滝があり、その渓谷美がなかなかに見事で森林浴なる状態だが、ここでの最上はやはり源泉。源泉浴槽は体感的には20℃程度ではないかと思われるが、加温浴槽で温まった身には明らかに厳しく、まさに極寒風呂でのザ・ガマンなる世界ながらも、実際に気合一発で入浴してみると実に爽快このうえなし。ご推奨なように、一回入ってから加温浴槽へいき、また源泉浴槽へというサイクルも一度体験してしまえば癖になるがごとく爽快で、何度もそれを往復。源泉は成分が新鮮なのか、かなりの鉄さび臭。無色透明なように見えるが、浴後もかなりの鉄さび臭が残る。浴後の体の火照りのような症状もなく、非常にさっぱりとした感覚で、滝で修行をした修験道行者が得る感覚なのだろうと思料するも、心臓等が弱くなる老齢では入浴は難しいとも思われ、鉱泉巡りに残された時間も限定的と一抹の焦燥感も。

Side Stepsライブ 5月30日ドキュメント(3)

2009年06月23日 | SideSteps
引っ越しにより、府川邸が非常に至近となり、徒歩10分程度(!←しかし行き来すること皆無)とご近所となったこともあり、ピックアップをして会場へと向かう予定で、府川邸付近に12時45分に集合の予定。12時35分程度に自宅を出発し、集合場所へ向かうが雨は降り出していないものの、天気は相変わらずの曇天ながら気温適温で快適。集合場所で府川氏を待つに定刻通りに集合、機材を積んで早速出発。井の頭通りをひらすら吉祥寺目指して進むというルートながら、懸念していた交通渋滞もなく順調。途中では、かなり久々に”ふーいわ”のネタ合わせを兼ねた雑談。府川邸の付近にあるかなり広大なる土地に、高さ規制条例が施行される前に駆け込みで40階程度のタワーマンションを建築しようとするも、地元住民の反対で頓挫し、更地になっているとの話題。

Side Stepsライブ 5月30日ドキュメント(2)

2009年06月19日 | SideSteps
この直近一年中にあった一身上の決定的イベントのため都内に引っ越しをしたことから、交通的な利便も従前比改善されており、集合時間の1時間程度前に出発すれば良いこと(以前は渋滞考慮で2時間前出発だった)から、それまでのランチや準備を差し引いて11時40分まで睡眠することとし、転寝。時間ともなると軽いランチをとって最終的な荷物を準備。持参するのは楽器2本とペダル類のみ。また予備のケーブルや非常時対策のツールを入れた安心袋。さらに衣装(などと言える大層なものでも毎回ないのだが...)類を詰め込んで出発しようとするも、危うくレコーディングに使用するマルチケーブルをガレージに忘れそうになり、やや慌てるとともに、他にも忘れ物があるのではないか、と毎回の如く漠然たる不安。

玉肌日記

2009年06月16日 | 玉肌日記
【唐沢鉱泉(長野県茅野市)】
長野県は茅野市から八ヶ岳方向に入った道の終点にある鉱泉。温泉ではなく、鉱泉であるのがポイントであって、つげ義春の著作「貧困旅行記」を読了後、寂れ感のある鉱泉宿に非常に魅かれたのだが、温泉といえばかなりポピュラーながら、それにすでに一部達成感も出てきたことから、今度は鉱泉を攻略すべく、その第一段としてのチョイス。登山客が多く、宿も山小屋風ながら、アクセスの最後5キロ程度は砂利道のダートでまったく悪路。車高をローダウンさせている当車にはツライ環境ながら、砂煙をあげて爆走して到着。かなり高い位置にあるせいか、6月でも下界対比で気温は低く、涼しい。早速風呂場へと向かうが、浴場は非常に開放感のあるつくりになっており、内湯のみ。生半可なる露天風呂には最近では憤りさえ覚えるようになった”内湯派”となったが、ここは内湯の質が維持されつつ、明るい太陽光と景色が取り入れられるよう、なかなか工夫されている。さっそく入ろうと2つの浴槽(高温と低温槽)の間にある”かけ湯”と思しき浴槽から手柄杓で汲もうとするも、ひっ!冷たい!これは7℃の源泉であるようで、気がつかないで肩からかけていたら心臓麻痺でも起こしかねない代物。シャワーを軽く浴びてさっそく高温の浴槽から入るも42℃程度で快適。木屑のような湯の花が浮いており、無色透明。やや軽い硫黄臭があるも、低温浴槽ではその硫黄臭も一層と強い印象。源泉比率が高いのは低温浴槽のほうながら、こちらも源泉と沸かし湯を循環させている模様。循環や一部ろ過となっており、低温のせいか、塩素消毒(臭うことはまったくなかったが)となっているのがやや残念な気もするが、鉱泉を我慢なしに快適に入るためであれば、これも止むを得ない範囲か。ぬる湯に入ってゆっくりするのが最適なようで、ぬる湯好きな当方にとってはなかなかすばらしい状況。鉱泉にハマりそうな予感十分。

Side Stepsライブ 5月30日ドキュメント(1)

2009年06月13日 | SideSteps
5月30日(土曜日) 天気は予報通りの曇。その後、ライブ開始時付近から時々雨とのことで朝から雨まじりの天候。いつもの習性から午前4時程度に目が醒め、コーヒーを啜りつつ、そのまま自室机前で様々なる仕事や作業をしながら時計を見遣るともう6時。配達されたばかりの新聞を読んでから再度入睡するが、なんだか微妙なる緊張感があり、よく眠れず。9時程度に再度起床し、朝食をとると簡単なる準備を行なって、再度昼寝を試行。というのも、前回(昨年3月)のライブでは、なかなかにスタミナが切れ、ウィークデイの激務の疲労を完全に持ち越したまま本番に突入したものに因るという事例があったことから、今回はその反省を踏まえ、出来る限りの疲労回復を狙う。思い起こせば、昨年3月ライブ時点での諸環境は激烈だったが、今回はだいぶ状況が改善しており、ウィークデイの疲労はそれほどでもなかったか。

玉肌日記

2009年06月10日 | 玉肌日記
【高湯温泉(福島県福島市)】
以前、仙台ジャズフェス出演の帰りに骨休めと称してバンドで一泊したことのある高湯温泉へ。当時はあまり関心がなかったが、この付近は良質の温泉が多く点在している。山を隔てれば米沢八湯の一つである姥湯温泉や滑川温泉、五色温泉に近いことから基本的に泉質は硫黄白濁系なのだが、まさにこの高湯はその付近からすでに硫黄臭がするという強力なもので、雰囲気としては那須湯本温泉に近似か。路沿いに温泉宿が数軒ならぶが、”鳴物禁止”ということで非常に静か。川の音と硫黄臭が最高なる温泉場の雰囲気を醸成するが、温泉は白濁。基本的に硫黄泉なようだが、配管途中で温度が低下する模様で、湯温は適温。露天と内湯があり、露天が白濁感が少ないようにも思えるが、この手の白濁系は、湧出時には白濁ではなく、空気に触れることで白濁するという性質であることが多く、つまりは「白濁していないことが湯が新鮮であることの証」ともなることから、徒に白濁に対して嬉々とする訳にもいかず。匂いは明らかに硫黄臭だが、味はあまりない一方、酸性度は高く、ph2.6程度となかなかなる酸性。入浴して、いつもの調子にて顔をパシャパシャ洗うとのちのちに早速目が染みてくるという具合ながら、こうでなくては温泉としての効能もなし、と逆に満足。個人的には露天よりは内湯という温泉正当派であるつもりながらも、ここにあるような半露天形式の湯、つまり透明感のある素材でつくられた屋根があり、木の葉や虫、ゴミ等から温泉を保護でき、かつ、外気に当たることのできるようなシステムはなかなかに素晴らしいものであると刮目。温泉の泉質に加え、それを堪能できるような設備もそろっているという点ではなかなかにない良質なる温泉と思料。


玉肌日記

2009年06月03日 | 玉肌日記
【横向温泉(福島県耶麻郡猪苗代町)】
横向(よこむき)温泉なんていう、なんとも”ひねくれ感”のある名前の温泉を訪問。いくつか温泉旅館があるようだが、その中の「中の湯温泉」を訪問するも、湯治客のみ宿泊可(所謂自炊のみ可能)ということで、相当にボロい(失礼!)温泉を想像していったが、まさにそのとおり。門からダートを車で入っていくが、その門には大書きで「頭の良くなる霊泉」とあり、なんだかオカルトチックな予感。旅館は建物が期待通りのボロさで、宿泊ともなればかなり腰が引ける内容ながら、温泉客は多く、このギャップだけで「ここはイケルる!」と直観。宿のオバさんが、湯治客となにやら口論?(というか普通の会話?)している横を通り過ぎて早速入浴するが、男女別に分かれているものの、脱衣所は板で区切られていたり、浴室も男女が行き来できるようになっていたり、と、元は混浴であったものをそのまま男女別とした模様。脱衣所もかなりな年代もの、かつ、主人が書いたと思しき、カレンダー裏へのマジック書きでの”注意書き”がなかなかに滑稽、かつ論理的に”?”で良い味を醸し出している。浴室に入るだに、まず強烈なる鉄匂を食らうが、温泉自体は赤鉄色ではなく、硫黄系のやや白濁気味。しかし、湯温は温く39℃程度で非常に快適なる温度で長湯可能。そもそも、湯治客は温めの湯で病気を癒すというが、まさにここもそのシステム。湯は両サイドからジャバジャバと注ぎ込まれてオーバーフロー。設備はボロく、外には未完成ながら入浴が自己責任で可という露天もあったりしてなかなかに面白いが、湯はかなり優秀。土湯峠は温泉の宝庫ながら、ここはかなり隠れた穴場、名湯ではないかと思料。ちなみに、この旅館のトイレも秀逸。タイル張りの年代モノながら、ここも混浴紛いの男女の垣根が異様に低く、かなりボロい。これだけも一見の価値あるか。