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フォアグラ日記

2006年07月25日 | フォアグラ日記
板蕎麦 山灯香(蕎麦/三宿)
246沿いにある、深夜でも目立つ、なにか匂う店として前々から気になっていたが、ついに初訪問。板蕎麦スタイルは山形が有名ながら、どうやらココもその流れを汲むようで、純粋な蕎麦屋というよりは、完全に蕎麦居酒屋スタイルながら、そのスタイルはなかなか面白い。蕎麦屋といえば早仕舞いが一般的で20時以降営業しているのは珍しいながらも、同店は朝4:30までと、完全なる居酒屋スタイル。しかし供するのは蕎麦屋メニューということで、焼き味噌だったり、卵焼きだったり、かなりオヤジ感のあるメニュー。独特のスタイルを持つせいか、かなりな混雑で、しかも純粋蕎麦屋スタイルであれば、或る程度は回転率も望めそうなものだが、居酒屋スタイルでは居座り組が多く、なかなか商売的には微妙な模様。席数もそれほどではなく、確かに、パーティションで区切られたような空間で大人数で蕎麦を啜るというのもなかなか想像し難く、或る意味、このスタイルでの限界を示しているものの、こんな感じの飲み屋があれば、居酒屋の100倍はマシというもの(とはいえ、最近は居酒屋に行かなくなって久しいが)。で、注目の蕎麦について、だが、ここで職人が打っているという絵もなかなかに想像しがたいものの、決して悪くはない内容。地の利に加えて、このレベルがこの営業時間で常に供給できるのであれば、というもの。蕎麦の盛り(食い意地の張った卑しい観点にて恐縮ながら)に関しても良心的であり、これも山形系田舎蕎麦の流れを汲む。単価がそれなりで、お酒を飲まなくとも、酒肴をそれなりにオーダーすればそれなりの金額になるが、リスクヘッジ的有効性、つまり、どのお店もNGで、といった場合の回避策として常に有用感のあるお店か。なお、写真の蕎麦、「下の板が透けてる!(=量が少ない!)」と言う勿れ。一本一本がかなり”ぶっとい(=ブチ太い?)”ので、油断すると満腹で割腹します。
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