九州全線阿房列車(26)
1036長崎着なるも、長崎駅は22年秋に西九州新幹線(長崎~武雄温泉間とこれまた中途半端)が開業することから駅造成の真っ最中。駅は新築だが駅から駅ビルまで相当の距離を歩かされることに加え、駅にはレストランもなにも出来上がっていない。やむを得ず旧駅付近を散策し、前回きた記憶のある駅前商店街を探すも全く見当たらず。違う場所だったかと疑問に思いながらやむを得ず駅から離れた駅ビル(?)でランチ。長崎といえば、ちゃんぽんか皿うどんだが、従来ラーメン食があまりに多かったことから今回は皿うどんをオーダー。細麺と太麺があるとのことで太麺を選択するも、太麺は「あんかけではない」という。細麺は揚げ麺+あんかけというので頭が混乱するが、あえて太麺をオーダー。確かにあんかけではなく軽い焼きそば風であった…。1234発(鳥栖ゆき)二両編成に乗車するが、この大動脈たる長崎本線では特急列車が多く、普通列車の本数が少ないので乗り遅れは致命傷になる。鳥栖までの所要は3時間。1309諫早を越えると有明海とその向こうに雲仙が見えてくるが、干潮時刻なのか海岸線はかなり潮が引いており、いかにも有明海という感じ。諫早付近から学生が相応に乗ってきて車内は混雑するが、1344小長井までにその全員が下車する。小長井から肥前大浦の1駅区間は乗客がほとんどおらず、肥前大浦でまた多くの学生が乗車してくるのだが、これはこの駅間に県境(長崎県と佐賀県)があるためで、いずれも公立校なので県境を跨いだ通学がないということなのだろう。小長井の先にはかつて宿泊した旅館が海岸方向にチラと見える。
【写真】有明海の向こうに見える雲仙。なかなか素晴らしい景色。