Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2017年04月30日 | 玉肌日記
【芦の湖温泉(神奈川県足柄下郡箱根町)】
箱根を再訪。一時期は非常に活発だった火山活動も沈静化方向にあり、箱根湯本駅周辺は全く警戒感なく非常なる賑わい。芦ノ湖畔も同様で、やや怖いものも見たさもあって大湧谷に行こうとするもこれまた大渋滞!! 5分ほど渋滞すると、その先には「大湧谷駐車場へは渋滞時にはここから1時間かかります」的な看板を発見し、断念。車ではなく、ロープウェイで行った人の話を聞けば大変なる混雑ながらも、ロープウェイ乗車前には火山性ガスを吸い込まないよう”使い捨てお手拭き”様なものが配布されているとのこと。温泉の黒タマゴを購入するにもそれはそれは混雑していたというが、そこには風評被害的な雰囲気は全く感じられず良し。一方で、大湧谷訪問前に湖畔を散策していると富士山方面から”ドーン!”という複数回の爆発音が聞こえているのも事実で「大湧谷噴火か?」、「いや富士演習場で陸上自衛隊の演習をしている」、「富士山噴火の予兆?」等々の見解があるも演習の音か? それにしてもこの場所でこの音は余り心臓によろしくない。こちらの温泉は無色透明のアル単(アルカリ単純泉)。加温こそしているが、この程度の小さい湯船に少量ではあるものの湯が掛け流しになっているのは、非常に贅沢で循環率も高いことから直の感覚で得られるほどに鮮度良し。

フォアグラ日記

2017年04月16日 | フォアグラ日記
ボンディ
神保町カレー屋巡り「その7」。それなりに近辺では名が通ったカレー屋にて、かつて訪問歴があったが10数年ぶりと久々に再訪。いわゆる欧風カレー系(こちがら元祖!とのこと)でルーとライスは別添になっており、ルーの流動性も低め。チキンをオーダーしたが、チキンは揚げ処理が施されており、コンビニにある”からあげ君”状態でなかなかに美味。この手の欧州カレー系では定番とも言える、これまた別添の小振りなジャガイモ、いつもどのタイミングで食するのがベストなのか判じかねるのだが、コレを食するに猛烈なる満腹感と膨張感。カレーは腹持ちが悪いことから価格設定対比での対策・戦略なのか。このような小振りなジャガイモは”レッドムーン”なる品種のようだが、周囲の客を観察するといちいち皮むきをして食されている方もおり、各人各様で興味深し(当方はもちろんそんなことなく、皮付きをそのまま食す)。こちらはライスの盛りが良心的というか、ルーが少なめというかバランスが難しいが、バランスを取りにくいのは中辛でもなかなか甘めなことが原因。こちらの欧風カレーも前出の欧風カレーGAVIAL(ガヴィアル)と同様に値段が高く、カレーで1000円超えというかなり強気なプライシングで、これまでのデフレ=ジャパンな価格設定に慣れた身からするとなんとも高い...という印象だが、やや昼時をピークアウトした時間帯とは云え、なかなかの盛況ぶりで驚く。こちらでもどこかの「カレー部」所属と思しき男性数名のやや異様なるグループを発見したが、このような客層にサポートされているか。最後の会計時に配られるのがアメで、それがジャズ オリンパス!と同様のMonk's Iceberg製であるのは何の因果?

フォアグラ日記

2017年04月08日 | フォアグラ日記
鶏飯(奄美大島)
鶏飯(けいはん)とは奄美大島の郷土料理。もともと視察にくる薩摩藩の役人への”超贅沢な”もてなし料理が発祥(「みなとや」の店内書きより)とのことだが、ご飯に具材をのせ、それに鶏ペースの出汁スープをかけて食する。ガイドブックをみれば有名店がいくつも存在するようだが、中でも双璧とみられる「ひさ倉」と「みなとや」へ訪問。その他の有名店を含め、いずれもこの奄美大島を横断する国道58号線沿い点在している。ちなみに国道58号線を走行中に「沖縄本島でも見たよな...」と思って調ぺるに、鹿児島を起点として種子島→奄美大島→沖縄本島までを結ぶ880kmの総延長(全国2位)だが そのうち610kmが海上区間という国道とのこと。そして肝心の鶏飯だが、出汁スープにもっとも各店の差異や特徴が発現する模様で、「ひさ倉」があっさりでマイルドな一方「みなとや」はパンチがある。「みなとや」が鶏飯発祥の元祖ということだが、たしかにスープも黄色がかっており、鳥を頭から丸ごと使用するというそれはオイリー。いずれも具材は微妙に違うものの、両店ともに陳皮がアクセントなのが”たんかん”で有名なる此の地らしく、サッパリとしているのでサラサラと何杯でも食せる。そしてその後は胃中で膨張するという具合。観光客だけでなく、地元の方々にも愛されている様子で、ちょうど昼時に訪問した前者はなかなかの盛況。その味に関しては、どちらが好みかは意見の分かれるところと思料。

玉肌日記

2017年04月01日 | 玉肌日記
【瀬戸内温泉(鹿児島県大島郡瀬戸内町)】
奄美大島の南端にある温泉。奄美ご出身の方にご案内いただき、複数家族で同島を訪問するも、既定スケジュールを消化後にさらに休暇をつけて大島南端 にある同温泉を訪問。南国の温泉というのは熱帯地方に泳ぐ魚と同様になんだかピリッとした印象になく、非常なるテロテロ感があるのだが、南国では元来それほど需要がないのであろうか、大島での温泉は非常に少なく、web検索するに2〜3か所のみ。こちらの温泉名は不明だが、「きゅらの湯」(”きゅら”は美しい、綺麗の意の奄美方言)なる名称で、源泉名は瀬戸内1号。泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物泉でpH6.0。泉温が26°Cと低いことから明らかに加熱をしており、入浴温度は42°C程度で南国にしては外気対比でもなかなかに熱い。御覧のように赤褐色の湯だが、塩分味等はほとんど感じず、匂いもなし。ただ同島はハブで有名で、入浴する前にはハブ・ショー(ハブに愛まショー)を 見たものだから、入浴中でもその警戒は怠れない。湯の投入口も水面上には見当たらず、循環濾過系と思われる。湯船も浅く、水道向こうの加計呂麻(かけろま)島がハッキリを見える絶景ではあるものの、温泉としてはイマイチでこの絶景にしては稀なる閑散具合。 複数回入る機会に恵まれたが、日中に入ったときには恐ろしいほどの湯船底のヌメリがあり、転倒必至という状態だったが、翌朝には全くヌメリ感はなく、単なる清掃の問題か。もともとダイビング専用の宿泊施設だったものを改築しているが、温泉浴場にもプールの更衣室感が十二分にあってこれまた不調和。