Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

飛行機受難劇(1)

2019年11月30日 | 時事批評

飛行機受難劇(1)

早朝の出発ながら、貧乏旅行のため搭乗するのはLCC。ただ、羽田初のLCCは出発や帰着こそ無茶な時間設定になってはいるものの、搭乗プロセスや場所はFSC(フルサービスキャリア)とは変わらずで、なぜか難民収容所感満点な成田とは大違い。ところが、LCCで厄介なのはチェックイン時刻の厳しさ。時刻を過ぎるとカウンターには誰もいなくなってしまい、結果、搭乗できないという厳格さなのだが、それもそのはず。見てみればカウンター業務をこなした後は皆さんそのまま搭乗口に移動し、同じ人員が搭乗手続きを行うのであって、これぞさすがLCC。職員の皆様にはご苦労なことであります。しかし、そのご苦労をさらに上塗りするような事態が発生!当初は10分搭乗が遅延というアナウンスだったが、まったく搭乗手続きが始まる感なく、アナウンスでは「機材トラブルで出発が遅れる」と。こちらが聞きたいのはどの程度遅れるのか、ということだが、機材トラブルでは遅れる時間もコミットできないのか、どの程度遅れるかには全く言及せず、また職員に聞いても「分からない」の一点張り。およそ10分ごとに遅れを詫びるアナウンスが流れ、「出発が遅れる見込みです」というアナウンスをし続けるも、もうとっくに出発時刻を過ぎており、遅れる「見込みではなく、”すでに遅れている”だろ!」と日本語用法の間違いを指摘したくもなる(笑。(続)


キンドル(Kindle)その3

2019年11月23日 | 文芸批評

キンドル(Kindle)その3

キンドルの魅力はその安さであり、キャンペーンともなれば1万円を割るコスパではあるのですが、1年も使っているとすでに早くもバッテリーがバテてきます。公称では数週間は充電不要等相当な電池寿命を謳ってはいますが、使用当初はたしかに電池の持ちが良かったものの、1年も経つと2日に1回は充電しないと心細い状態となり使用条件は不変ながらも劣化度合いが激しい。当然ながら電池交換をできるものではないため、電池交換=買い替えとなります。安いハードを供給して囲い込まれた高いコンテンツを売るという任天堂ファミコンモデルのため端末が安いのは分かりますが、実態面では電池の冴えなさが安さの秘密なのかもしれません。さらにこれに追い討ちをかけるのがバックライトの劣化。暗い場所でも読めるようにLEDバックライトがついていますが、こちらも劣化してくるようで明るさの設定を次第に強くしていかないとなんだか暗く感じる具合に。バックライトを次第に強くするので電池の持ちにも影響するところであり、その相乗効果で電池が劣化するのではないか、というのが感覚値であります。(一旦、完)

✴︎余談ですが、このKindleの絵は「藤城清治の世界」という感じで、Amazonにしてはとても素敵ではないでしょうか。

フォアグラ日記

2019年11月16日 | フォアグラ日記

うどん味庄(うどん/高松)

これまでうどんを食しに高松を訪問したことは幾度もあれど、今回は時間が限られていることからブレックファーストから「うどん」。前夜は食べるものに困り、高松なのにカツオのタタキを大量に食したのだが思いのほか消化よろしく、空腹で目覚めたため、午前5時にうどん店へ。この時間でも営業しているのが流石だが、客はいないだろうとナメて訪問すると、さすが香川、早朝でもうどんが客が意外に多し。高松駅前の好立地のためか。カウンター奥には老夫婦と粉の山。この手のうどん店では一瞬の手合いでそのうどん店の独自のシステムを察知するのが重要だが、こちらは普通にカウンターで注文するだけ。朝から「ぶっかけうどん 400円」をオーダー。東京の典型的讃岐うどんに慣れている為か、うどんのエッジが気になるが、良い意味でもっさりとした食感。また全般的にこちら地方の醤油起因によりタレが甘い。ノリと油玉が混じって「駅うどん」の風味であり、地方感抜群。手打ちを標榜しているが、完食して帰らんとすると奥ではうどんを足で踏みしめて打つ店主の姿。まだ陽は昇っていないが、朝からローカルなうどんの朝食はなんだか台湾の朝食の和食バージョンのようで雰囲気十分。


キンドル(Kindle)その2

2019年11月09日 | 文芸批評

キンドル(Kindle)その2

それを上回るデメリットとして思うのは(2)電子書籍化されていない本をほぼ購入しなくなること。読みたい本が電子化されないことは多く、特にマイナーな本であったり、電子化に一家言の著者であると電子での入手は困難となり、どうしても購入の優先度が劣後しがちです。電子に転向したキッカケは、実は読みたいが高価な本が電子かつ割引で販売されていたことだったのですが、これはレアケースだったようで紙でしか読めない本はかなり多いもの。これは読者毎の購読ジャンルにも大きく依存するでしょう。ちなみに、数多くの端末の中でアマゾンを選択したのはこのデメリット2つが他より少なかったからですが、それ以上の魅力はKindle。Eインクの独特のコントラストがなんとも洒落ていることに加え、電池の持ちもよい(一年使っているとさすがに持ちが弱くなってきていますが)。またEインクは目に優しいとも言われますが、顕著な違いは感じません。一方、バックライトがついているので暗い寝床でも読むことができ、非常に便利。これまでヘッドライトを額につけて読んでいたのとは快適さが大違い。もっと端末自体が軽くなればいう事ないのですが。(続)


マイベスト タピオカ ミルクティー(3)

2019年11月02日 | フォアグラ日記

東京ではタピオカ・バブル崩壊の臭いが漂う中、若者に混じってタピオカを買えないオジさんは台湾へ避難。そして台南でコクのある素晴らしいタピオカミルクティーに遭遇。場所は台南、台湾の京大(京都大学)といわれる成功大学(一見ナマナマしい名称だが台湾の民族的英雄たる鄭成功がその名の起源)前の飲食店街にある「タイガーシュガー」がそれ。ちなみに台南までは台湾新幹線にて1時間半程度で、東京ー名古屋のイメージ。正式な屋号は「老虎堂黒糖専売」。タピオカミルクティーと書くと語弊があり、実際に美味なのはタピオカ黒糖ミルクで、オーダー後の作り方をみていると、空の器の内壁にまずは黒糖ソースを薄く塗り、タピオカをイン。さらにソースを入れてミルクを入れ、最後に生クリームを載せる(これがミソ)というものだが、一見無駄そうにみえる「内壁への黒糖ソース塗り」は、実は時間経過とともにミルクに現れてシマ模様となるため、これがおそらく店名にもある「タイガー」をイメージしているのだと思われる(そのため味への影響は軽微)。タピオカには当然黒糖風味であるが、黒糖と生クリーム入りのミルクがなんともコクがあって美味。しかし飲む端から「これって相当カロリー高いよな」と罪悪感が湧き上がるのを止める術もなし。ちなみにここも他店同様に甘さをコントロールできるのだが、最低の甘さにてもかなり甘く、最大の甘さとなればどうなるのか恐ろしいほど。全く台湾のタピオカのポテンシャルは恐るべし。