Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

ご成婚!シークレット・ギグ(5)

2004年08月31日 | SideSteps
そうこうしていると、もう式の時間。係の方に急がされて教会へといくと、我々3人が最後。新郎側の一番最後尾に3席空いていたので、そこへと座る。まもなくパイプオルガンの演奏とともに入場。このパイプオルガンは小型のそれながら、とても良い音。賛美歌の斉唱ではパンプに3番まで書いてあるのだが、実演時には説明なしに2番が割愛され、ついていけず。途中のオルガン演奏ではシベリウス作曲の”フィンランディア”の1フレーズが出てきていたが、あれは賛美歌の1フレーズだったのか、と初めて知る。田村さんの結婚式に田村さんは異常に緊張していたが、伊東さんは比較的落ち着いているように見えた(だがその後のコメントでは緊張していたと告白)。式が無事に終了すると待合室で歓談となるも、披露宴途中でピアノソロをする予定の遠藤さん(yebis)がまだ来ていない事実が発覚! Oさんによる「オレの(結婚式の)時は”寝坊した!”といって式のギリギリに登場、しかもポケットに入っていたクチャクシャのお金を”これ、ご祝儀”といって手渡しされた(爆笑)」という話で、皆「遠藤さんらしい」と笑う。

ご成婚!シークレット・ギグ(4)

2004年08月30日 | SideSteps
衣装をもって着替えに会場を出ると、外の待ち合い室には多くの人が! 全く油断していたが、まだ9時40分と開始の30分以上前であるのに、結構な人数が集まっており、その中リハをしまくっていたことを後悔(公開)。早速着替えようとするが、更衣室は満杯で廊下で手早く着替えるが、着替えの途中で伊東さんが登場。「今しかリハが出来ない」とのことで、着替え途中ながら会場へ行ってリハ。ピアノはアップライトピアノでマイクが一本立ってはいるものの、音はやはり小さい。ピアノソロ中とかは音量を極力控える等の打ち合わせをし、一回だけ演奏して慌ただしくリハは完了。ちなみにこの曲、直前2週間前に譜面を渡され、練習は2回だけ、伊東さんがこの時のために書き下ろした新曲であった!!。リハが完了すると慌てて着替えを完了し、受付も完了。待合室で大学時代のサークルの先輩複数(僕が一番下でありました)と談笑。ドリンクのサービスで一息ついている途中、DATで演奏を録音しようとしていたが何も準備していなかったことを思い出し、会場へと忍び込んでマイクのセッティング。録音はやめようか、と弱音を吐くと田村リーダーの”録音しようよ”という、たってのご希望があったので、急いで準備する。

ご成婚!シークレット・ギグ(3)

2004年08月28日 | SideSteps
会場は広尾の閑静な住宅街の一角。府川さんが以前来た事があり、さらには昨晩も来ているので、道に迷うことなく到着する。早速機材を下ろして搬入する。会場にはドラムセットが組まれており、お洒落なレストランの一角で異様なる違和感を発している。その付近にギターとベースを配するが、主役であるピアノが奥においてあり、これを覆い隠さないようにして隅にセッティング。結果として、悲しいかな、いつものSideStepsライブのような立ち位置へと収束。今回はドラムにはマイクなし、ギターもベースもアンプを持ち込んでこの音だけで聞かせるという方式であることから、セットは通常のライブ並みだが、セットは難なく終了。車を駐車場へと移動すると早速リハ開始。それまで、車内で構成を確認する内に練習したくて堪らなかったので、思い切り練習。今日は2曲を演奏の予定だが、伊東さん抜きで演奏する曲を2回ほど練習。もともとこの曲は暗さはないものの、マイナー(短調)の曲であり、ゆっくり演奏するとマイナー感が醸成されるとの意見から、2回目はかなりアップテンポとして練習し、本番もこれで行く事と決定する。他の1曲は伊東さんを含めて、まさにSideStepsの演奏となるが、伊東さんを含めてピアノのバランスを見たいところだが、伊東さんは準備に忙しいのか、会場に降りて来ず。やむを得ず、一発本番に賭けるとのことで、皆、着替えを行うことに。

ご成婚!シークレット・ギグ(2)

2004年08月26日 | SideSteps
車内では勿論、曲の構成の確認。曲自体はAメロとBメロしかない単純構成ながら、Aメロが循環コードであることからAメロの回数について解釈が分かれており、話がうまく繋がらない。不安かつ憂鬱になる。府川さんが昨日、会場にドラム搬入に行った際、会場の係の人が伊東さんに「明日、絶対にMD(BGMに使うのだろう)と進行表を忘れないでください!」とクドいくらい入念していた話を暴露。伊東さんもギリギリまで準備に追われているのだなと思うとともに、「いつも」な感じが出ていて、こちらも演奏で不安な中、皆で和む。車内では、演奏が済むまでお酒を飲むか否かについての議論があったが、飲むと演奏が崩壊することから、”あまり”飲まない方針を皆で確認。演奏は式の最後近くであることから、必然的に「禁酒」となる。このように皆で式に臨む”心構え”を確認する内に会場へと到着(ちなみに車内のBGMはバディ=リッチ)。

ご成婚!シークレット・ギグ(1)

2004年08月25日 | SideSteps
7月25日日曜日、当日朝6時40分、機材や着替えを慌ただしく車に詰め込む。夏ということもあり、朝から気温は30度近い。礼服を着ての機材搬入は汗まみれをなることが目に見えていることから、会場で着替えることとするが、スーツを忘れそうになったり、タイやチーフ等を忘れているのではないかと「何か忘れているのではないか」症候群で全く落ち着かず。それまでの準備不足が祟る結果に。7時自宅を出発、目指すは府川邸。日曜の朝ということもあり、17号線は交通量が少なくて快適。都内では山手通りが工事のため道がシケイン多く、グニャグニャになる中をラリーして大過なく8時過ぎには府川邸へと到着し、府川さんを乗せる。府川さんも暑さのあまり、上着を忘れそうになったと告白。府川さんは前日に会場へドラムを持ち込んでいることから会場の状況を知っているので、早速事情を聴取。ドラムはその外観、そしてなにより音の小ささを考慮して小口径のものをレンタルした(しかし外観としてパープルであったのにはちょっと驚いた)のだが、小口径でも音は充分大きいとのこと。バンドの演奏だけ大音量になるであろうことは容易に想像できたが、その際に困るのはピアノ。ピアノをマイキングするとは言え、主役である伊東さんの音がドラムや我々の音でマスキングされてしまうことはなにがあっても避けなければならない。セーブして叩こうとするものの、それは非常に難しい、と府川さん。田村邸に向かうまで、3人だけで演奏する曲の構成を確認するが、細かい点を忘れており、非常に不安が募る。15分程度で田村邸へ到着。田村邸でアンプ、ギターを積み込んで、いざ会場へ。

i-Tuneでデータベース構築(3)

2004年08月24日 | CD批評
このように時間のかかる作業でありますが、非常に有益な作業でもあります。まず第一に、「こんなの買ってたんだ....」という発見(笑)。しかもそれが「つん読(どく)」状態で放置されており、今聴き返すと素晴らしい演奏であったり、レア盤だったり、という具合です。もっとも有効なのは、曲名順でソートした場合に「あら、この人こんな曲をカバーしていたんだ...」と、同じ曲を複数のアーティストが違うバージョンで演奏しているのを発見した時であります。このような機会でもないと、ホコリを被って埋もれたCDを聴き返そうなんていう気には、中々ならないものであります。勿論、買って失敗した!という苦い想い出(その想い出が鮮明なのには参ります...)のCDも散見されますが、購入当時はその価値が判らないままでも「時間の経過とともにその価値が判るようになる」、さらには「判るレベルに自分が成長する」という過程を感じるCDも存在するのであります。衝撃的でさえあるのは、同一CDを複数枚(とはいえ、さすがに2枚止まり)購入していたことが判明したことであります。i-Tuneでは同一CDを発見しますと「上書きするか2度読み込ませるか」を聞いてきますから、この時に判明します。当方の場合、1000枚中2枚という確率で存在したのですが、ともにイタリアのプログレでタイトルさえ読めない作品、かつ、ジャケットが違っているため、”アーティスト買い(特定のアーティストについて全作品を買い集めようとする買い方)”の際につい、間違えて購入してしまったものであるようです。現在のところ1000分の2、つまり500枚買って1枚の割合ですから、自らの記憶力を悔やむ程でもないか、と勝手に自らを慰めているのです。

散財日記

2004年08月23日 | CD批評
ここ2週間ほどで買ったCD
角松敏生「Fankacoustic」
ソニー・スティット「Prelude to a Kiss」
同「Sonny Stitt/Bud Powell/J.J.Johnson」
チック・コリア「My Spanish Heart」
チック・コリア/ゲイリーバートン「In concert Zurich Oct28,1979」
リー・モーガン「Here's Lee Morgan」
リー・モーガン「The Rumproller」
ジノ・バネリ「Canto」
というわけで、最近はホーン系ジャズに傾倒している今日このごろです。

i-Tuneでデータベース構築(2)

2004年08月19日 | CD批評
具体的な作業は以下の通りです。i-Tuneというアプリケーション自体がデータベース的でありますので、作業自体はこのi-TuneにCDを読み込ませる作業がメインです。この作業で懸念されるのがHDの容量と音質です。この2者はトレードオフ、つまり音質を求めればHDの容量が大きくなるという関係にあります。読み込む際の方式としてはいろいろありますが、音質とサイズ、汎用性とを勘案して選択したのが、mp3の128kbpsです(ちなみに僕はPCがマックですので、純正のi-Tune(?)を使用しています)。これで読み込むことでサイズはオリジナルの1/10程度となります。通常のCDは収録時間にもよりますが、フルでおよそ700MB程度ですので、CD1枚で圧縮後で70MB。CD100枚で7GB、1000枚で70GBという換算になります。このために用意したHDは160GBです(2万円くらいで買えます)から、2000枚以上は収録できることとなります。2000枚ではとても足りないのが当初の心情ですが、2000枚をすべて入れるとなると、本当に大変です。僕の場合、CDをi-Tune上から読み込ませる際、曲名(これはネット経由で殆どが自動的に取得される)は勿論のこと、ジャケット画像を入れるというのがポイントなのですが、CD1枚の読み込みには10分程度かかります(PC等の性能にも依ります)が、1時間で6枚、1日で144枚(寝ないで、です)。1週間で1008枚(会社にも行かずに、です)ですから、死ぬ気でやれば話は別ですが、通常の生活を送りながらのDB構築では非常なる時間がかかります。ちなみに当方の場合、かなりの寸暇を惜しんで読み込ませましたが、1ヶ月が経過しても1000枚には程遠いのであります。

今日のご通勤CD

2004年08月18日 | CD批評
Banco Del Mutuo Soccorso "Banco"
イタリア・プログレ界では知らぬ人のいないバンコでありますが、その中で個人的に最も好むのが本作。75年にバンコが世界進出する時に英語版にした作品で、生粋のイタリア・プログレマニアに言わせれば「英語は邪道」なのかもしれないが、個人的には、もともと英語もイタリア語も歌詞としては聴いておらず(というか特に後者は全く意味が判らない)、どちらも”音楽”として聴いているので、あまり違和感はありません(あまり良い聴き方ではないかも知れませんね~)。それまでバンコはあまり好きではなかったのですが、この一作を持って完全に回帰したのであり、この意味において「個人的最優秀作」なのであります。オペラ的ボーカルとロックバンドとが異様にマッチしたこのバンドこそ、プログレというに相応しいバンドで、イタリアという国の芸術のもつ奥深さをまざまざと見せつけてくれます。1曲目の「コーラル 奇跡のテーマ」を聴くと、もう完全にイッてしまいます。2曲目の曲名は「パンのなる木(L'Albero Del Pane)」(笑)。しかし内容は拍子変化のするクラシカルプログレ、ここら辺のギャップ感がまたなかなか良いのです。そして名曲”Nothing's The Same”の痺れるメインテーマ。最後の”Traccia II”で本作のテーマを確認して締めくくるという、まさにコース料理のような出来映え、トータルコンセプト作です。 まずはこれを聴いてバンコにハマってみるのをオススメします(バンコの中では最もpopな作品でしょう)。ちなみにジャケットの人物、実在の人物でボーカルと思われます(笑)。

今日のご通勤CD

2004年08月17日 | CD批評
Penny Goodwin "Portrait of a Gemini"

合成写真で、かつお金のかかっていない、いかにも胡散臭そうなジャケではありますが、内容は素晴らしい。完全に「ジャケ買い」ならぬ、「書評買い」だったのですが、後には「これを聴かないで死んでいたら...」(大袈裟ですが)と思うほど、「買って良かった~」という内容でした。ボーカル自体はまあまあなのですが、カバー曲やその曲のアレンジ等が秀逸です。特に、それまでちょっと敬遠していたGil Scott-Heronについて、本作品収録の"Lady day & John Coltrane"を聴いて再び聞き直す、そしてそれにもハマるという(良い意味における)副作用も。内容としてはソウルフルかつ、ちょっとファンキーかつメロー(?)という感じで、Marlena Shawに非常に似ている感じもありますが、これにも全く劣らぬ内容です。もう一枚の”Penny Goodwin Live”という、これまた怪しげなジャケのライブ盤も購入しましたが、音質面で問題はあるものの(ボーカルが歪んでいる)、本作とは重ならない、なかなか良い曲をカバーしており、こちらもまた推奨であります(どちらか一枚と言えば"Portrait of a Gemini")。いつものことではありますが、世の中には、知らない名盤が埋もれているもので、それを聴かなかったら...と非常なる恐怖感を覚えます。まあ、その為にも散財しているのではありますが(泣)。

今日のご通勤CD

2004年08月16日 | CD批評
山田穣「In The Pleasant Shade」
サックスという楽器について、現在はアルトよりテナーの方が好きなのです。高校生時代はサウンド的にも華やかなアルトの方が好きだった時代もあるのですが、次第にテナーの方が好きなようになりました。月並みではありますが、テナーの方が”人生の苦み”なようなものを巧く表現できるため、この年にでもなると、心に響くものがあるのではないでしょうか(笑)。アルトサックスのサウンドとしては、個人的趣向ではこのような「ラバー系」の音に好みがあることが好きなプレイヤーの統計的分析で判っているのですが、本作のようなバップ系プレイヤーの醍醐味はチャーリーパーカー以来、このサウンドにあるといって良いでしょう。一般としてはメタルマウスピースがサウンド的にも派手であることからよく聴きますが、本作のような内容ではラバーマウスピースの柔らかい音が合うのは勿論なこと、ケニーギャレットでもそうですが、(僕はサックスプレイヤーではないので、あくまで想像ですが)メタルが素人でも表情を出しやすいのに対して、ラバーは出しにくい。その分、ラバーで表情がコントロールできるプレイヤーはその表情をより印象深く訴えることが出来るのであろうと思います。本作にいては、プレイだけでなく、曲が非常に良いのであります。この山田穣氏も知る人ぞ知るというプレイヤーでありますが、日本にもこんなプレイヤーがいるとは、日本も捨てたものではありません。加えて、この人の演奏からはなぜか”練習エネルギー”を感じます。僕はプロのライブを見た後には”練習しよう”という気が俄然湧いてくるのですが、それも数日(短い!...笑)で減退します。このCDを聴くとこれを全く同じ気分になります。同氏の今後のご活躍を祈ります。

機材について(16)

2004年08月13日 | SideSteps
個人的には有意義な経験だったのですが、H社のアンプで、プリ部分でチューブとトランジスタ(ディスクリート)の2種類の音をミックスできるというものを使ったことがあります。チューブの音は相対でかなり明るい一方で、その明るさ部分がエキサイター的にアタック部分に付加され、サステイン部分ではそれが剥落するために「サステインが効かない」という印象でした。一方、トランジスタの音は非常に大人しく、自分にとって”いつも聞くナチュラルなそのままの音”なのであります。チューブ=暖かみのある、というイメージが強かったのでそれなりに衝撃的でした。これまでの経験として、チューブアンプしか使用したことがなく、トランジスタはスタジオに備えつけの、お世辞にも性能がよいとは言えないY社のスピーカーキャビネットに繋がっていましたので、あまりトランジスタの音を確信できませんでした。自己所有のSWRのスピーカーを通したチューブの音はかなり満足の行くものだったのですが、ライン録音となるとその音には毎回閉口でありましたので、解決の糸口を見つけたような気がしました。

i-Tuneでデータベース構築(1)

2004年08月12日 | CD批評
今、非常に凝っているのは「i-Tuneによるデータベースの構築」であります。目的は手持ちのCDを全曲PCに取り込んで、容易に検索かつ聴く事ができることにあります。世の中ではi-Podなぞいうものが流行しているようであり、その最大容量を持つものでも40GBが限界でありますが、PCの場合はHD増設でいくらでも、となります。手持ちのCDが増殖するにつれて、”聴きたい時に聴けない”リスクが増大しますが、このテータベースは容易にこの問題を解決します。僕の自室(自称:マイ・ティーリングルーム)は何枚あるか不可知なCDに浸食されていますが、この中から聴きたいCDを即座に選択するのはもはや不可能であります。ジャンル順とかアーティスト名順でソートしているわけではありませんので、本棚に詰め込み、入らない分を床にタワー状に積み重ね、という事態ですので、お目当ての1枚を探し出すのは非常に困難を極めます。大抵は探しているうちに「聴こう」という気分も萎えようものです。CDタワーがバランスを崩した場合はすごい音を立てて床にブチまかれますから、こちらも絶叫、発狂するというものです。これを排除するために掲題の行動に出たわけでありますが、他にも目的があります。これが大変ながらも非常に有意義な行動でありましたので、ご報告する次第です。

機材について(15)

2004年08月11日 | SideSteps
ただ、このように機材をセットしても、常に自分の好みとする音が出ないのが本当に悲しいところです。以前の本欄にも書きましたが、最近はこの「自分の好みの音が出ない」原因として、「チューブ(真空管)アンプ」にあるのではないか、と思い立ったのであります。チューブといえば、この楽器業界では、不思議なことなのですが高級機種として採用されることが多いようです。結果として、チューブ=良い、トランジスタ=悪い(メンテの手間が不要なだけ劣る)という単純式が妄信されているのではないかと思うのであります。よくチューブの音のイメージとして、「暖かみのある」とありますが、これは本当なのでしょうか?というのが、今回の論点です。確かに通電中のチューブは淡い橙色の光を発することから、この暖色の視覚としても「暖かみのある」イメージとなろうことは容易に想像できます。加えて、チューブと言えば「古き良き時代のもの」ということから、クリアを求めるの潮流にある時代の流れから懐古すれば「暖かみのある」ということになろうと思われます。音的に言えば「暖かみのある」というのは、結果として、ハイ落ち気味でミッドがふくよかということなのですが。しかしこれは本当なのでしょうか?(次回に続く)

東京タクシー伝(6)

2004年08月11日 | SideSteps
様々な個性を発揮したタクシーがあることはこれまでに紹介してきましたが、賢明なる読者の皆様には「ではなぜ、水の合う運転手さんを継続的に利用しないのか」という点について疑問を持たれるやも知れません。しかし、一般的なタクシー乗り場において、順番待ちをしているタクシーを選択できますでしょうか?一番初めに待っているタクシーに乗る、いや、乗らねばならないのが通常だろうと思います。その点に加えて、深夜のギルド的タクシー乗り場は、僕らが使用している”丸の内中通り”は、深夜ともなると暗くなることから、タクシーの運転手さんの顔を判別し、危険な(?)人を避けるというのは至難の技なのであります。いわゆる「闇鍋」状態で、当たりとなるかハズレとなるかは、その時の運次第であり、せめて先輩や後輩に順番を譲ることで不幸をかわすことのできるということくらいしかできないのであります。ただ、そのようなロシアンルーレット的な刺激を求めていることも事実でありましょう。皆様もリスクテイクをして、個性のある個人タクシーのディープな世界をトライしてみてはいかがでしょうか。