Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

ザ スクエア好きですが、なにか?(2)

2012年02月23日 | CD批評
(江戸っ子オヤジ口調で懐古調に読むと一層雰囲気がでます)
エレキベースを初めて買って隠れて練習してた(暴君なオヤジが音楽に全く理解無く、敵視さえしてたのよ)ときなんかには、あのフレーズ弾けなかったよな~、とか、マジック(It's Magic→名曲だね!大学のサークルではなぜか新入生の課題曲だったりして、マジに演奏すると嘲笑されそうだったけど...)を最後まで弾けた時には筋肉に乳酸溜まって、指も”こむら返り”しそうだったよな~、とか。今から思えば、マジに弾ける奴、どれだけいんのかよ!(怒、ってぐらい難しいんだけど。ザ スクエアを卒業してどこに行くかといえばプリズムだったんだけど、そういうのやっちゃうと、「もうザ スクエアなんて...」ってなっちゃうんだね。プリズムはチョッパーないし、健もチョッパーを超毛嫌いしてたから(その割には「1997 Live at 杉野講堂」なんかではご披露してるよね、”オレは出来ねーから嫌いなんじゃなくて出来るけど嫌いなんだ”ってね...疑うなら”Thats What Sea Said”聞いてみな)。その後、20年も折に触れては豊雪のソロやフレーズを研究してきたけど、一見して簡単に弾けるようになるけど、あの水準で弾けるようになれるのはそりゃ大変なもんよ。

ザ スクエア好きですが、なにか?(1)

2012年02月16日 | CD批評
(江戸っ子オヤジ口調で懐古調に読むと一層雰囲気がでます)
日経のコンテストに出て優勝してさ、なにが一番往生したかっていうと、「どんな音楽が好きなんですか」っていう質問。その質問はさ、今何が好きか、っていうより、物語風にするためもあってか「どんな音楽に憧れてバンドを始めたんですか」っていう、いわゆる「ルーツ」を聞くニュアンスがあるわけよ。その時にすなおに「ザ スクエアです」っていえねーのは、なんとも踏み絵を踏む隠れ切支丹のような感じがしたな。それを察してか、横で田村リーダーが「田中豊雪だろ!」なんていう突っ込みしてたけど、インタビュアはまったく無反応で、「ああ、豊雪、知らないんだ、無理もないよな...」って日和って弱気にも思ったもんよ。なんで「ザ スクエアが好き!」って言えねーか、っていえば、ザ スクエアなんて、高校で卒業よ、っていう"意気がり"があったんじゃねーかな。逆に定禅寺ジャズフェスとかでザ スクエアを演っているバンドなんて見てたら、ああ、こういう時代が20年以上前にあったな、なんて懐古センチメンタルジャーニーになっちゃったもの。演奏を見ていて、ザ スクエアにご執心だった中学生のころを思い出したよ。(続)

玉肌日記

2012年02月10日 | 玉肌日記
赤倉温泉(新潟県妙高市)
妙高山麓の湯。この付近、黒姫や妙高はハイランド=リゾート感の強い雰囲気ながら、温泉もなかなかに侮れず。湯は引泉ながらも高温でなかなかに熱め。しかし高原の風を受けながらの入浴は適度に管理された露天風呂であれば快適至極であり爽快。硫酸塩泉・炭酸水素塩泉で妙高から引泉の距離は2キロ程度とのことで、源泉掛け流し。浴槽には灰色の湯の華がたまっており、まるで”じゃぶしゃぶ”後のアクを想像させる状況。この付近の温泉と同様に白濁系ながらも、その白濁成分たる湯の華は短時間に沈殿する性質があるのでそのように見えるが、入浴中はその”アク”を全身に浴びるべく、浴槽内を撹拌し、アクアクを十二分に堪能。ゴルフやスキーも出来る土地柄もあって、外国人も多いが、このアクが沈殿した湯を見るとその不潔さを思うことは容易に想像できるが、日本語での解説はあっても英語のそれは無し。湯は無味でやや硫黄臭がするものの、ph的には中性に近く、刺激が少。浴後も火照りは残るが、匂いはそれほどではなく、比較的マイルドなものと思料。

フォアグラ日記

2012年02月04日 | フォアグラ日記
喜楽(中華料理/渋谷)
渋谷のラーメンと言えば新興ラーメン店が軒を連ねる一方、その淘汰や変遷こそ目紛しいが、渋谷唯一の名店でその生存競争の勝者でもある同店を訪問。とは言え、同店には15年前からたびたび通っていたが、概算すれば1年に1回程度のペースか(聞けば60年の歴史があるとのこと)。周囲の場所柄は悪く、なかなか普段から出入りする場所にはないが、ランチ時に訪問するも行列。店内は満員で数分の待ちで着席。勘定や客さばきをするお婆ちゃんの姿が見えず、その孫と思しき若者が采配しており、お婆ちゃんの健康状態が気になるが、二階へと案内される途中で見た厨房でのメンツは不変。ここに来て「もやし麺」以外のメニューだったことはほぼ無く、今回も「もやし」とそれをオーダーするも、あまり待たずに来たそれは毎回食べる不変の味。カテゴライズすれば”焦がしネギ醤油”味となるのだろうが、完全にアルデンテな麺はボリューム感があって良心的。その上にさらに野菜炒め的なモヤシがどっさりとなればこれでもう十分なる満足。その味は特徴的で、時にどうしても食べたくなる筈(これを書いている唯今深夜三時にも強烈なる欲求があるも、さすがに閉店時間)。過去に一度、100円増しの大盛りをオーダーしたことがあったが、それは暴力的な量であって、”普通で十分”と痛感した記憶が鮮明。特段にスープや具材にトロミはついていない筈だが、何だか流動性が低下しているのは焦がしネギ油によるものと想像するも、そのためか帰途から猛烈なる渇水感。