Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

珈琲マロン(青森県青森市)

2024年07月20日 | フォアグラ日記
都内の大規模書店で「めご太郎 第二巻」なる本を発見。この本にはサブタイトル「帰省するつもりで訪れる青森県」にノックアウトされ、中身もみもせず思わず購入したのがキッカケ。そこでの紹介は記憶していたが、喫茶店彷徨は趣味としていないためスルーしていたのだが、早朝にたまたま前を通りかかって思わず入店。本来は朝食として早朝営業の煮干しラーメンを目指していたのだが、急遽の方針転換。朝7時から営業しているのが早起き派にとっては素晴らしい。意表をつかれるのが、一階には焙煎所があり、喫茶室は2階にあるという構造。ロックバンドYESのようなロゴ字体で書かれたCOFFEEマロンという壁面の看板もあまりにシックで建物と一体化しており、ぱっと見ではわからず、さらに一階が焙煎所ということでボーッと歩いていると完全にスルーしてしまうが、ほとんど営業している店のない早朝だからこそ発見できたという次第。店内はレトロな落ち着いた雰囲気でザ・昭和の喫茶店だが、なぜか壁掛けの古時計多い。 これだけ多いと、タイムスリップする空間映像になぜか出てくる大量の時計の絵の中に居るようで、なんだか非常に不思議な感じがしてくる。モーニングのセットをオーダーするも、プラスいくらかで厚切りパンに変更可能とのことだが、供されたものを見るだに、結句、個人的感覚ではこれでも十分に厚切りである。有名なお店なのか早朝にも関わらず結構な人の入り。朝食需要として観光客と思しき方もちらほらだが、どこぞのホテルで朝食バイキングなぞ食するより余程よいのでは、と。そもそも礼儀正しい正統派の喫茶店、という感じが心地よい。逆にアルバイトとして採用されるのは非常に厳しい面接を経て採用された人しか働けないのではないか、という直感で店員の方の接客も素晴らしい。青森のポテンシャル高し。

玉肌日記

2024年07月13日 | 玉肌日記
森田温泉(青森県つがる市)
青森に激シブな温泉があると聞いて早速訪問。青森ー秋田を結ぶ国道101号から一本入った街道沿いにあるが、付近に睦森田駅があるため、森田温泉とは森田さんの温泉ではなくて地名由来の模様。駐車場に車を乗り入れるだにまずは玄関先にある洗濯物が目に入るが、なかなか”あられもない”洗濯物が干されていて衝撃を受けるが、こちらの建物も光風温泉と同様の薄いモスグリーンの塗装。雪国ではこのような色の塗装が(積雪時に?)映えるのだろうか。受付で料金350円を払って入浴するがこちらの施設、どうやら元は旅館だったようだが、今は温泉しか営業していないといった風。「湯元 森田温泉」とある表記の湯元がやけに強調されているが、同業者との競争があったのだろうか。しかし現在付近に同業と思しき他の温泉はナシ。手前が男性用で早速入浴するが、まずは石油臭あり。湯気で朦々たる浴室はトータルで黒っぽいコーディネートだが、湯も黒っぽい。炭酸味があって鹹味(塩味)薄めながら、湯は適温なのがよろしい。正式にはナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉だが、入浴中に異様に気になるのは温泉配管に取り付けられた「関係者以外立ち入り禁止」のプレート。なにが「立ち入り禁止」なのかとても気になるが、どうやら配管の向こう側は女性用の様子。決してここから「立ち入り」はできないが、不逞の輩もいるのだろうと思うも、このプレートをつけたことで一層の発見・強調効果が…。湯はこの配管からブクブク湧出していることに加えて、3つあるカランは常に放出状態でこれらもすべて温泉。ちなみに右の浴槽は狭いかつ異様に浅いものだった記憶があるがこれは寝湯用なのか、それにしてもサイズが小さくてちょっと用途不明。

玉肌日記インデクス(地域別温泉リスト)

①北海道 ②東北 ③関東 ④中部 ⑤近畿 ⑥中国・四国 ⑦九州・その他



龕附天正金鉱(静岡県伊豆市)

2024年07月06日 | 畸観綺譚
土肥にある金鉱跡。土肥といえば圧倒的に土肥金山だが、そちらには全く目もくれずにその横にひっそり佇むB級な天正金鉱へ。最初はそのあまりの渋さにパスろうとしたが、強烈なB級臭を感じてUターン。数人の訪問者に一人解説者が付く格好で坑道内を含めて案内をしてくれるのだが、それによると安政南海地震による三度の津波(1854年)によって坑道に土砂が入り込んだため、その存在が忘れられていたが、昭和40年(1965年)に発見されて土砂を取り除いて今の形になったとのこと。手掘りの坑道ながら空気を坑道内に取り込む「逆さ階段」の仕組み等、非常に工夫された構造になっていて感心。当時の水銀を使った金の抽出方法(アマルガム法)等の詳しい説明もあって興味深し。義父がゴールド(金)トレーダーだったためかツレを含め、話を聞くだに粗野なトレーダーの血が騒いで興奮状態に陥る。おそらく数十年前に展示設備への投資をやめたのだろうが、金塊鋳造の過程を示した人形展示が露天にあり、風雪を凌いできた感十分。宮古島「まもる君」の江戸時代版みたいであまりに渋すぎる。クライマックスは俄然坑道内だが、長さは100m程度と決して長くはないものの、機械の換気装置がない状態で自然の空気が坑道奥まで到達するにはこの長さが限度のようで、その話を聞くと坑道内で突然酸欠に襲われそうで非常にビビる。坑道の先端には龕附(がんつき)という坑道の神様が造られ祀られているが、それをみていると後ろで「うわー、ゲジゲジだ!」との絶叫。岩の割れ目に這うゲジゲジ(正式名称はゲジ目ゲジ科ゲジ属ゲジ→ということはゲジゲジゲジゲジ?)を見てのものだが、その声をキッカケに同行の数人が皆、携帯電話のライトで天井を照らすも、確かに岩の割れ目のほぼ全てに夥しい数のゲジゲジが!その方面は全く苦手な当方としては、一刻も早くそのゲジゲジ密集帯から避難したいのだが、人がやっと1名でスレ違えるかという地下坑道のため、前には叫びながらもゲジゲジをライトで照らし続けて立ち止まる者が!…。アワアワと渋滞している間にも上からゲジゲジが突然首筋にヒタと落ちてきやしないか、こちとら完全にプチパニック! 後で聞くにヒトに害を与えない模様だが、案内の方もあえて天井にゲジゲジが密集している旨のアナウンスはなく、人間には知らない(気づかない)ほうが良いということもある…と痛感。アナウンスしようものなら相当数の方が入坑を怯むのは必至である。出口へは敢えて観光用に新たに掘削した道を通って帰着し、おもいっきり安堵。

Side Steps YouTube 「Break Out」 (DIMENSION / Covered by Side Steps)

2024年07月03日 | SideSteps
Break Out  (DIMENSION / Covered by Side Steps)
さて、そろそろお口直しに。Side Stepsではちょっとシャレ、いやアイロニーっぽくコピー曲をアンコールで演奏する時が時々あります。いずれもフュージョンのコテコテな有名曲になりますが、過去から順にDOMINO LINE (CASIOPEA)、OSHI-TAO-SHITAI (角松敏生)、Japanese Soul Brothers (The Square)、そして「Citiy Gate~Rumble (Chick Corea Elektric Band)」… そして今回はDIMENSION「Break Out」です。演奏はこれまでの「Go Together」と同じ、1997年11月30日の吉祥寺シルバーエレファントでのライブ映像です。音声はマイク録音のためローが収録されておらず、悪しからずご容赦ください。当方は当時、日本のバンドへの興味がまったく消失していた時期にて、DIMENSIONといえばROLAND(BOSS)の4つボタンのコーラスエフェクト(正確にはDIMENSION D)ぐらいしか思い浮かばなかったのですが、これをアンコールで演ると聴いて初めて聴いたのでありました。そのためワタクシは本番中も必死で譜面を追っております。アンコール演奏前のMCで田村リーダー曰く「この前、DIMENSIONのライブを聞きに行ったとき、この曲は”まいう~”(ウマいの逆)と曲名紹介されていて…自分達で(ウマいって)言っちゃう?という感じ」と、メンバーにプレッシャーをかけつつもお客さまの期待値も思いっきり上げているのですが…。この曲は16分ウラのキメが多様されているため、タイム感が合わないと思わずアタマとか8分ウラになって異様にカッコ悪くなる仕組みになっており、失敗しようものなら「アソコのキメ、思いっきりアタマになっていたよね(笑」と一生語り草になりそうです(我が大学サークルは大抵こういう話題で盛り上がるのが常でした…)が、これまたホンモノより速いテンポで弾き倒しています。DIMENSIONと言えばサックスですが、SSには当然サックスがいないのでキーボードのEWIで代用しており、映像をみてもキーボード伊東さんは大変忙しそう。府川さんもいつもより明確に16分を意識して刻んでいるようにも。果たしてホンモノ並みの”まいう~”な内容かどうか、賢明なる視聴者の皆さまにご判断を委ねます。

Break Out (Covered by Side Steps)


青い衝撃・ブルーインパルス

2024年06月29日 | 畸観綺譚
川崎市の市制100周年記念イベント「かわさき飛躍祭」でブルーインパルスが飛来。「せっかく来たのに川崎だけじゃ…」(ワタクシの感想です)ということで、川崎だけでなく、都心でも下北沢を中心に半径3キロの円(その円周上にあるのは渋谷駅や代々木公園)を2周飛行。さすがにメインは川崎なので、川崎ではスモーク付きの演技的なこともやったようだが、都心ではスモークなしで単に円を回るだけ。川崎市は西北に長い格好をしており、その南端付近の川崎駅では羽田空港の航路に重なるため飛行はできず、東名高速を中心とする楕円飛行をしているので、川崎市民へのサービスとしてはちょっと苦しい。素朴に「なんで川崎でブルーインパルス?”飛躍祭”だから?」とも思うが、コロナの時でも病院関係者を労うという名目+某政治家の売名行為によって都心に飛来したことがあるので、理由なんてどうでも良し、なんでもあり、なのである。飛来の時間にあわせて近くの開けた場所でカメラを構えるも、ふとスクランブルスクエアを見れば屋上は結構な人だかり。しかもブルーインパルスが飛来する方向にみな人が偏っている!「ああいう手があったか…」と呆然かつ悔やむ間もなくインパルスが飛来。低速で飛ぶのでキチンとジェット音が聞こえるので分かりやすい。スモークは川崎用なのか、それとも前回帰投時に基地近くでスモークを無用に焚いて近隣の車にシミをつけたことの反省(失礼)なのか、都心でのスモークはなし。ただ、6機が整列して飛ぶ姿はカッコイイ…と思わず完全に童心に還る。これまで何度も遠方まで見に行ったが展示飛行は悪天候で見れず、前回同様に都心で見れるとは…(泣。